日 時:2016年8月11日〜14日
 山 名:斜里岳(標高1,547m)、羅臼岳(標高1,661m
 参加者:(L)タイラ、(SL)ぶんぶん、サワ、スワン、ガン

斜里岳(8月11日)


 
昨年に続きのタイラリーダーの北海道山行です。大好きな夏の道東。端正な姿の斜里岳、知床連山の羅臼岳に期待!
 清里町は夏には白い花咲くじゃがいも畑が広がり、冬になると一面真っ白な雪畑になります。青い大きな空の下、畑の風景の向うに必ず斜里岳があります。
 今日は、8月の斜里岳に挑戦! 
水連の滝    7:55

林道から登山道へのアプローチ。夏空のもと、沢を何回も渡り、滑床のような沢の中を歩く。自分のなかでは、沢道歩きの先頭を私で良いのか?と不安がありました。
また、7月の南アルプスの3人登山とは異なり、ペースは?とよぎりましたが、
スワンさんのペースで登れば、みんなが気持ちよく頂上に着くと思いペースを決めました。
(頂上で、リーダーに「ナイスペース!」と言われた時は嬉しかったです)
**の滝          8:16

私の後ろを歩いて下さったスワンさんには、沢を渡るポイントを何回も教えてもらいました。とても感謝しています。
まだまだ新米で経験の浅い私にとって、的確なアドバイスは本当に貴重です。
万丈滝      8:45

スワンさんには怒られてしまいますが、ゆっくりペースで歩くと、気持ちのゆとりと共に
視界が広がり、楽しみが広がる、そんな気になります。

雪華滝      9:04

沢を渡ったり、沢が流れる中を歩いたり、7つの滝を数えたりしながら疲れ知らずでした。時折振向くと、畑の色どりが緑や茶色や黄色のパッチワークの清里の町を見下ろしました。

斜里岳山頂       10:46

 疲れ知らずとはいえ、足元がゴロゴロの胸突き八丁の急な登りは、実際踏ん張りどころでした。ザレた砂礫を淡々と登り終えると、今までにない景色がありました。ここから国後島が見えるんだ!あともう少しで斜里岳の頂上。急な道だな〜、と見上げました。ハイマツ帯、ちいさなお花畑が道沿いにあります。祠に手を合わせ、短い最後の登りで斜里岳頂上へ到着。

 眼下には、オホーツク海が広がり、斜里の町が見えます。清里の町は濃いガスの中。広くて平らな頂上には斜里岳を楽しむ人たちが何人もいました。知床連山は見えなかったけれど、十分に、山頂からの北海道を楽しみました。

下山

 下りは新道コースをとります。熊見峠までは樹林帯、そしてこれから歩く稜線を見ながらでしたが、熊見峠から先が難儀でした。足の長さによりその難度は変わるかも・・・ですが、実際、サルのように木にぶら下がって着地の繰り返しで、一歩一歩を下る状況ではありませんでした。膝に自信が無いため、明日の羅臼岳を気にして下りました。下二股に着いた時はホッとしたのは言うまでもありません。
下界の天気は快晴です。

 下山したばかりの斜里岳の美しさは忘れられないですね。そして、岩尾別温泉の一軒宿、地の涯ホテル。夕食の時はいつもみんな元気!流れ星も数えたし大満足の一日でした。 



羅臼岳(8月12日)
 快晴間違いなし!の早朝。登山者の多い羅臼岳。樹林帯は大沢入口まで続きます。
途中、サワさん、スワンさんがリタイア。私も体調が?で、いつもと違う大汗もあり、どうしたものか・・・と思案しっぱなしの登りでした。大沢入口から羅臼平まではお花畑で気を紛らわせながらも息切れの状態。

 景色は素晴らしく、夏らしさを十分に感じるオホーツクブルー、そして知床の深い緑の森には知床五湖が見えていました。雲一つなく、白さといったらは大沢に残るわずかな雪渓のみでしょう。
 背の高いハイマツ帯の登りを越えると羅臼平です。広い羅臼平では緑の美しい山容の三ツ峰や、すでに相当へばっていた私はここから歩くこと60分先にある山を見上げました。
 背の低いハイマツ帯を越え、命の一流れに見える岩清水に元気をもらいます。額にその流れを落として。暫く岩と砂礫の歩き、背中を押される状態で岩にとりつきました。息をあげながら、大きな岩場を一つ一つ越えるように登っていくと急に視界が開けました。

 山頂!うるっと瞼が重くなった山頂。360度一つ一つに視点をもつように、ぐるりと。このさ眺めは何とも言えない、頑張った結果。この羅臼岳からの眺めはそれはそれは、極上のもので、北は知床連山の三峰から硫黄岳までがくっきりと見えます。東は雲海が厚く広く広がり、羅臼の町をすっぽりと包みこんでいました。見えるのはその向うの国後島の山々が。南に知床横断道路を眼下に、緑の森の中には深く青い色を湛えた羅臼湖がそこにありました。その向こうには斜里岳。西にはオホーツクブルーがキラキラと。海上の白い線は船の足跡です。
タイラさんやぶんぶんさんのおかげだな〜、と頂上から感謝します。暫し、ゆっくりと。山頂からの時間を堪能。下山の声がリーダーからかかります「いきますか」。頂上からのこの眺め、最後に知床連山を一瞥。そして下りの一歩を踏み出しました。

 慎重に岩場を越える、と言うよりズリツとお尻使うように。岩清水ではペットボトルに貴重な水を。冷え冷えで岩清水を浴びた身体は喜んでました。砂礫では、リーダーがズルーッ、ジャリーッの音を繰り返し怖かったな。
 羅臼平で少々時間を過ごし、ひたすらの下山です。大沢からのオホーツクの眺めは相変わらず夏!美しい。樹林帯にはいりこんでからは、頭上に近い危険な枝に邪魔をされ、そのたびにぶんぶんさんには前を見ろと注意され。
湖より知床連山     10:25 

 銀冷水、弥三吉の水場では下りのゆとりでなんだかゆっくりし、太い枝に激突し、大きな尻もちついたリーダーに驚いたりでした。下るにつれて太陽の暑さを感じ、そして無事に木下小屋に到着し、下山。



原生花園  8月14日(オプション)

 夏の北海道を堪能した斜里岳と羅臼岳。宿はすべて温泉付きの恵まれ山行でした。

 食事もお酒も美味しかったですね。オプションの美幌峠・摩周湖・硫黄山、ワッカ原生花園のサイクリングも楽しかった!
味方にしたのは夏の晴れ。
全てに感謝でした。
                  (文:ガン)