新高尾トンネル 7:00

昨日の終点からスタートします。紀州の里山には雲がかかっており、なんとなくそれっぽい(それってなんや?)雰囲気があります。
No.39の標識

苔むした石垣がいいですね。滝尻王子から500mごとに設置されている標識が39番(19.5km)です。昨日の不足分からのスタートとなります。


大邸宅があります。でも人の気配が感じられません。
小広王子

小広峠の旧国道の道端に、上部の破損した緑泥片岩の小広王子碑が建てられています。明治の道路改修以前は、もっと高い峠の上にあったそうです。
小広王子

昨日お世話したフランス人のカップルに追いつかれました。今日は熊野大社まで歩く(我々と一緒だ)ということだったので、我々のキャンプ予定地(&電話番号)を教えておきました。夜は国際交流となるかな?
20km地点

滝尻王子からやっと20km地点です。車ならひとっ走りってところです。
舗装道路

ちょっとの間、町道を歩きます。フランス人はコンパスが長いのでさっさと行ってしまいますが。(泣)
ショートカットコースがあります。
熊瀬川王子へ

「熊野古道」の案内板がありますので、谷川に向けて下ります。高温多湿の地域らしく、苔ばっかりですね。
東屋   8:00

小さな橋を渡ると、休憩所があります。ここらの山道に備えて、ここでちょっと足のメンテなどを行います。すぐに草鞋峠の登りになります。
いい感じの登り

これぞ熊野古道といいたくなるような苔むした階段を登ります。昔の人はここを歩いたんだなぁと思うとワクワクものです。
お地蔵さんも沢山あります。
熊瀬川王子   9:15

中世の熊野参詣記には、熊瀬川王子の名が見られません。そのため王子自体の存在が疑問視されており、一説には小広王子と熊瀬川王子を同一の王子であるとすることもあるようです。ただし、江戸時代の地名として「熊瀬川」の名があることから、その名をとった王子であるとも考えられます。
実際にはよくわからないところが多い

正確な場所がよくわからなかったり、他の王子と同一視されたりと謎の多い王子のようです。疑ってかかるひともいますね。(笑)
一里塚跡

和歌山から二十八里の場所です。草鞋峠まで急坂が続きます。この先に42番目の道標があります。
草鞋峠へ

爽やかな朝日がこぼれてきます。苔むした切り株が年代を感じさせてくれます。
草鞋峠

標高592m。西に小広峠、東に岩神峠をひかえ、谷川を渡ってからアップダウンが相次ぐ峠です。

このあたりは、「山ビル」が落ちてきて悩まされたそうです。昔から「山ビル」の宝庫だったんだろうか?
女坂

この坂はほんとに急な下り坂です。でも、「女坂」(めざか)なんです。苔むした切り株がなんともいえません。川の音が聞こえてきます。この先の川が「熊瀬川」です
迂回路ですが

2011年の台風9号の被害で迂回路が設置されています。でも5年間も補修されていないようです。迂回路を通ると岩神王子を始め見所を3箇所も逃すことになりますから、自己責任で迂回路には行きません。結果として、危険箇所はありませんでしたが、一体どういった管理をしてるんでしょ?
仲人茶屋から男坂

草鞋峠からの下りは「女坂」と呼ばれ、下りきってから次の岩神峠に登る坂を「男坂」と呼び、その間にあった茶屋を「仲人茶屋」と呼んだそうです。石畳が少し残る、厳しくも美しい峠道です。 先ほどの女坂(めざか)でも急だったのに、更に厳しい急坂です。納得の「男坂」です。
男坂を登り切る

約30分のハードな登りでした。ちょっくら休憩しましょう。後から屈強な男たちがわいわいと登ってきました。やはりフランス人で男性4人のグループでした。彼らは立ち止まらずにさっさと行ってしまいました。
岩神王子

岩神王子のある「岩神峠」は、中辺路の難所とされてきました。
女坂と男坂を夫婦坂とも呼ぶそうです。
ところどころに石畳の残された男坂を登ると、小さな切通しの峠に岩神王子の石碑があります。
王子跡は山中に埋もれていたんですね。
休憩

ほとばしる汗が峠を越えてくる冷風に吹かれて心地よい。迂回路をとっていたらここは通過しないのでラッキーです。
でも長居は無用。出発しますよ。
古道を満喫

つづら折れの急な下り坂が待っています。苔むした倒木がゴロゴロ転がっていて、北八ヶ岳や南アルプスを彷彿させます。
足が進みません

写真をバシャバシャ撮っていたら遅れを取ってしまいますが構いません。
古道が草で

迂回路が指定されているのであまり人は通らないのでしょうか。山道には草が生えています。
間伐はしっかり

陽はしっかりと差し込んでいますので間伐はしっかりとなされているようです。
どんどん降りていきます

なんとも気持ちのいい古道です。注意しないとツルッと滑りますけど。
やがて川沿いに

勾配は緩やかになり、るんるんのハイキング気分になります。
道もしっかり

迂回路でなく、やはり本道の方で正解だったのでしょう。何も支障はありません。
湯川

細いせせらぎですが、清流が流れています。
おぎん地蔵

文化10年(1813)、婚約者を訪ねて京都からやってきたおぎんという芸妓を供養するために建立されたものです。おぎんは田辺から道湯川に向かう途中、出迎えに来ているはずの豊之丞と行き違いになってしまい地元の悪党兄弟に殺されてしまいます。豊之丞はおぎんの仇を討ったと伝えられています。
ズンズン

軽快な足取りで進みます。草の上でツルッと滑るのも面白いものです。
蛇形地蔵

迂回路を歩いてくるとここで合流するようです。この付近で出土した海藻の化石が蛇の鱗のように見えることから「蛇形石」と名付けられ、それを背において祀られているこの地蔵尊は「蛇形の地蔵さん」とも呼ばれ、明治22年の大水害以前は岩神峠にあったという。
蛇形地蔵

言い伝えによれば、熊野を往来する人々がよくこの峠で「グル」という妖怪にとりつかれて倒れる遭難が相次いだため、寛政年代に岩神峠にこの地蔵尊を建てて旅人の遭難を防いだという。明治の大水害時には、岩神峠から不思議な音が聞こえ、村民は脱出し遭難をまぬがれ、これ故に地蔵尊をここにお迎えし祀ったという。
湯川王子に向かいます

岩神王子で追い抜いていったフランス人4人が川で水浴びしています。気持ちよさそうです。「Hey!」Goddjobサインを出すと「コニチワ」と返ってきました。(笑)
私も毎日川で水浴びしましたが。(笑)
湯川王子

音無川の上流、桧林の中に王子跡があり、緑泥片岩の碑と小祠が見られます。湯川王子は比較的格式の高い准五体王子として祀られてきました。道湯川は昭和30年代から無人になりました。平治の乱でも活躍した湯川一族発祥の地といわれ、往事はかなり栄えたと思われます。
イワタバコ

三越峠への登りで珍しい花を見つけました。ネットで聞くと「イワタバコ」ではということで名前がわかりました。ここからまた急な上りになります。
三越峠  11:30

急登を喘ぎながら登ると、急に舗装道路に飛び出します。ここが三越峠で、休憩所とトイレがあり、docomo携帯のみつながります。(笑) 電話連絡とメール処理!
ここが、旧中辺路町と旧本宮町の境目にあたります。
関所をくぐる

ゆっくりと15分も休憩してしまいました。関所が閉まってしまいます。(笑)

先を急ぎましょう。といってもまだま今日の残りは13kmも残っていますよ。
船玉神社へ

長い下り坂です。車ならエンジンブレーキをかければいいのですが。汗
三つの峠を越した足には疲れがたまってきています。


<つづく>
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