福島県伊達市は、桃の里、あんぽ柿の発祥の地として果樹の栽培が盛んです。他にも、イチゴやリンゴ、ブドウなどくだもの王国と呼ばれています。そんな伊達市で農業体験をします。
 ○のイメージでは福島県の人は例外なく真面目で暖かくて親切な人です。さて、イメージ通りでしょうか?金曜日だろうが月曜日だろうがフリーに動けるっていうのは嬉しい限りです。
 日 時:2015年7月24日(金)〜27日(月)
 場 所:福島県伊達市(霊山、梁川、保原、月館、伊達)
 参加者:伊達市以外からの移住(移住希望)、農業に興味がある人々数名

7月24日(金)

 埼玉を脱出して一路福島駅に向かいます。集合場所は新幹線改札出口付近でした。荷物を整理していると、添乗員(ゆかりさん)にいきなり声をかけられました。「間違っていたらどうしようかと思いました。」(笑)
  ゆかりさん

 県北交通 あきば観光に勤務する美人のゆかりさんです。これは制服姿ですが、百姓の姿がとってもよく似合う(おい、誉めとんのか)素敵なお嬢さんです。FBやってますので申請して下さい。(^_^)v

りようぜん里山がっこう

 お世話になる施設です。田舎暮らしと地域おこしに関して日常的に相談を受けていて、ゆっくりする暇もないそうです。金助さん(以降助さん)とすみ子さん(すみちゃん)が絶妙のコンビで展開しています。校歌
りょうぜん里山がっこう

 廃校となった中学校を利用して建てられたがっこうです。すみちゃんが校長先生です。じゃ、助さんは一体?まずもっての疑問です。(笑)
 今回のツアーに関して打ち合わせ中の二人です。
体験型宿泊施設「ほっこ里」

 「空・里・山」をテーマにした立派な宿泊施設が併設されています。家族団らんもできる、2段ベットもあります。広場でテントを張ってもいいようです。
初日の献立

 すみちゃんの献立は「米粉ピザ」で幕を開けます。トッピングは自家製野菜たっぷり、好きなだけ乗せて下さい。新鮮な野菜は単品でもどっさりあります。早速キューリを3本ほどかぶりついてみます。うまっ。
○は中座して

 2004年10月中越地震の時に霊山に登る約束が果たせないまま10年が経ってしまいました。本日念願の初顔合わせが実現しました。梁川のくまさんチーム、ありがとう。里山に帰ってきたら、2次会で盛り上がっていました。


7月25日(土)
桃農家体験

 保原地区で独自事業を展開されている「あかい果樹園」におじゃまします。今は「あかつき」の最盛期ですが土曜日は出荷しない日だそうで、私達のためにデモをして頂けます。

「あかつき」の最盛期

 一口に桃と言っても多品種です。今は「あかつき」ですが、8月になれば「紅綿香(くにか)」に変わります。紅綿香は袋がかけて育てます。今日は除袋作業をお願いします、とのことです。桃はデリケートなので素人が触ったりしたら商品価値がなくなってしまいますよね。
「あかつき」

 立派に色づいています。桃の収穫は何度かに分けて行われます。2日後に2回めの収穫が予定されているようです。
「ぱくっ」はダメよ

 ダメダメダメ、間違っても採って食べてはいけませんよ。一本の木に800個くらい生らせます。摘花は93%くらい、これも数回に分けて行います。生っている桃は選りすぐられたエリートなんですね。
作業説明

 果樹園主の赤井久好さんから作業のやり方説明です。「この袋の下側を持って引っ張るだけ」はい、それだけでした。(笑)
 落とした袋も放置してよいとのことです。風が吹いたら困るけど。
敵は暑さ

 作業は単純なのですが、直射日光が痛い。ゆかりさん、農作業の姿に早変わり。もんぺだともっと素敵ですよ。
脚立に上って

 桃の木は脚立に上れば作業ができるように剪定されています。少しでも高いところが涼しいかもと思って脚立に乗っています。今日中には終わるはずもなく?黙々と作業をします。


 袋にも種類があるんです。内側が黒かったり白かったりと役目が違うんです。この袋の原価は4円/枚ととても高価です。

 途中、昼休み休憩をはさみます。頑張って午前中の作業完了。
選別作業

 作業に先立ち選別作業を見学させていただきました。品種は「あかつき」です。目視検査のあとセンサーで選別します。糖度は13.1度と高い値を示しています。ちなみにスーパでは12度で1個374円と高価でした。
箱詰め

 桃も裸で詰めるより化粧したほうが立派に見えます。

 一方、選外になった桃は「ワケあり」になるかジュースになるかの運命です。良品率は約7割だそうです。
ちなみに
 
 糖度を測った結果、12度とか13度の桃があり、食べ較べします。素人でも「ん、甘い」という感覚です。どんどん食べて下さい!もう一生と食べれないと腹を据えて食べまくります。(笑)
14度だべ

 顔はごっついが優しいAさんが「これが14度超だべ」と剥いてくれています。さすがに全然違います。○も「違いが分かる男」(マンダム)です。

 食べ過ぎ。当分桃は食べなくてもいいです。夢に出てきそう。
最後に本当に桃収穫

 果樹園主「好きな桃を1個もいで持って行っていです」というありがたい言葉を受けておもむろに脚立で。なるべく先の方の桃が甘みがあるそうです。で、ついに念願の桃収穫体験!(爆)
大事にお持ち帰りしましょう

 もう桃は沢山食べたのでこれは持ち帰って神棚に供えることにしましょう。(笑)
 ゆかりさんも同様にするそうです。ホント?USO
これはリンゴです

 これからグングンと大きくなるそうです。10月に収穫予定です。これもいいなぁ。

 四つ葉のクローバーかなにか見つけて喜んでいます。^^;
とうみぎ

 里山がっこうに戻りました。「とうみぎ」を剥いて下さい、とのことでせっせと作業します。「とうきび」とか「もろこし」は聞いた事がありますが、福島では「とうみぎ」というそうです。絶対に変!(笑)
 剥いたのは今夜食べるの?ゲ!
2日目はBBQ

 真っ赤な夕焼けを眺めながら大人のBBQが始まります。今日は放射能専門家の常盤井博士、地域メディアマーカーの半谷先生の講義もあり、放射能についても安心材料が増えました。
教え:蚊に食われたらセロテープ



7月26日(日)
夏野菜の収穫

 助さんは前日にどんなに飲もうと朝5時には野菜の収穫です。僕達も体をシャキッとして夏野菜の収穫を手伝います。まずはナスを収穫します。
トマト、ピーマン

 ミニトマトと普通のトマト。ピーマンを収穫します。ミニトマトは放射線測定が必要だそうです。
すぐに籠いっぱいになります。
インゲン

 
収穫時期のインゲンはカゴ3つ収穫してもまだまだあります。7時半になったので助さんは出荷準備で帰ってしまいました。助さんの家が分からず、インゲン籠持って他人の家に入って聞きました。(笑)  皆さん、親切!
出荷準備

 野菜の選別、計測、梱包を手際よくやります。キューリはデリケートだから収穫含め全作業を助さんが一人でやります。素人には手を出さません。つまり、キューリは先っちょを持ってはいけません。
ブルーム

 最近のキューリは「ブルームレス」(果粉なし)が主流です。誰かが農薬と勘違いしたことからブルームレスに置き換わっています。○はこの白い粉が新鮮な目安だと思い込んでいましたが、世の中変化しています。
  最後に値段がぺたっと

 これはミノルさんが担当していました。自分で値段を決め、お店に持って行き、並べるんだそうです。その辺の仕組みは道の駅なんかと同じようです。たくさん売れればいいですね。完売しますように!
ナス、ピーマン、トマト、、、

 それぞれ、同じような工程を経て出荷できるようにしてコンテナに詰めていきます。

 傷ついたトマトを2個食べてみました。ココら埼玉のスーパーとは違った特有の美味しさです。
じゃがいも掘り

 一息ついたら、朝食です。腹ペコなので焼きたてのパンを3個も食べちゃいました。
 さて、炎天下のじゃがいも掘りは汗だく。雑草で見えず、勘で掘ったらグサリ。何個もやっちゃいました。助さんには申告せず。すみません。
とうみぎ

 このとうみぎは8月中旬の収穫予定だそうです。原則1本に1個だそうですが2個もあります。意外と非効率なんですね。収穫時期を知っている害獣にやられることが多く、作付けしない農家が多いそうです。
3日目はサラダうどん

 伊達市の地域おこし支援員&復興支援員との真面目な交流会です。若い人は一生懸命に頑張ってくれていますがワーキングプアとのバランスが難しいようで同情します。


7月27日(月)
見学
 農家に休みはなく今日も5時から作業。畑に助さんの車が見えないのでお迎え。でっかい家だなぁ。家紋が○家に似ていた(○家は内側も単純な○)のでびっくり。息子の家も中抜けに木が植えてあるりっぱな御殿。
インゲン

 助さんは今日もキューリ、私はインゲンの収穫。今日はあちこちを蚊に刺されました。1人でも90分でカゴ3杯。時間切れで作業を中止します。
カメムシ

 昨日は気がつかなかったのに今日はやけに見つけます。カメムシの擬態とカップル?。ややこしい。べつのカメムシを強く掴んでしまい臭かった。
 ウドが大木になっています。春はウドが大漁でしょうね。
共選場

 9時半に約束がしてあり、朝飯、出発準備を慌ただしくしました。
 保原町にあるJAの施設です。農家から持ち込まれる大量の桃(現在は「あかつき」)を大規模に選果して出荷します。
受け入れ開始

 ちょうど受入開始時刻で軽トラックがどんどんやってきます。識別番号毎にパレットに乗せられた桃が選別機に入っていきます。ここでは購入者は生産者を指名することはできません。桃ブレンドとなって出荷されます。
選別

 353農家から都合34万ケース(1,700t)、金額にして約6億円がここから出荷されるそうです。伊達市全体では30億円ほどの規模になるんでしょうか。これでも国内では山梨についで2位を誇っています。
この箱でお届けします

 オーダーしたあなた!この箱が届いたら「ああ、保原選果施設」から届いたんだなぁと思って味を噛み締めて下さい。○はなにもしていません、見学しただけです。(笑)
 桃の購入は「うめーべ」で。
キューリの選別

 奥の方にはキューリの選別機「イタマーズ」が鎮座しておられます。これでキューリのクラスが瞬時にして判別されます。人間がなんと言おうと機械優先です。(笑)
クラス分け

 イタマーズのセンサーは、曲がり、太さ、太さ差率、色等で振り分けているようです。Aクラスになるにはキューリの世界も大変なようです。

放射性物資検査

 検体を持込、ここで検査してもらいます。1Kgの検体で20分もかかります。機械は2台しかないので1時間に3個の検体しか測定できません。放射性物質ってやっかいものですね。
検査機

 この機会の中に検体を入れるのです。中を開けてみましたが、この時は何も入っていませんでした。

データ

 
パソコンにグラフが映しだされていましたが、何を表しているのかさっぱり解りませんでした。
 なお、ここでは国の基準値である100bqの半分50bq以上で再検査をするとのことです。これで安心できますでしょうか?「はい」
  つきだて花工房もりもり館

 いろんな体験ができる施設になっています。職員不足を臨時で賄って運営しているとのことです。みなさん色々と苦労して頑張っておられます。


伊達市を知る
梁川八幡宮

 伊達に来て最初に訪れました。伊達家ゆかりの地であることぐらいしか知識はありません。
旧梁川鶴岡八幡宮

 看板を何度か読み返すも、さっぱり理解できません。^^;

 本殿はパンフレットと同じ位置から撮るといい、とゆかりさんが教えてくれました。
正宗初陣祈願

 1583年、正宗は16歳で初陣。
鐘楼

 
山門とともに萱葺きのむくり屋根に特徴があり、棟にある根付竹は珍しいそうです。

さとしの桜
 いいことが書いてありますね。 
霊山神社

 里山がっこうに向かうところの分岐点にあります。車で上まで登れるようになっています。
 参道(階段)はかなり急勾配ですがいい運動になると思います。
みんなでお参り

 
霊山地区の活性化並びに新規居住者、移住希望者に幸多かれと神妙に頭を垂れます。
霊山登山口

 岩崎元郎の新日本百名山にに選ばれた霊山はすごい歴史を持っている山でもあります。助さんはすらすらと口上を述べますが、ちんぷんかんぷんでした。
 早い機会に登ってみたいものです。
放射線物質センサー

 霊山登山口の入口にに設置してあります。数値は0.228μGy/h
という全く問題ない(と思われる)値です。

 皆さんお疲れ様でした。またどこかでお会いしましょう。