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自分で作ったビールがドーンと到着

 8月某日、出来上がったビールが生麦から届きました。
 防腐剤とかは無添加なので賞味期限が8月14日になっています。
 入っているとすれば、◎の汗ぐらいでしょう。(-_-;)
 おぉ、早く飲まなければ・・。(^^)v

 では、〇の初めてのビール作りを順を追って紹介しましょう。。
ここが生麦のビール工場です

 近い昔、”生麦事件”があった場所で有名な生麦駅から徒歩10分ぐらいのところにあるビール工場(ビアビレッジ)です。〇はこれまで中央フリーウェイにある某ビール工場には何度か工場見学に行きましたが、こちらの会社自体初めてです。きれいな場所です。近い昔、悲しい事件があった場所とは思えません。。
ビールづくり体験教室
 定員は30名です。予め班分けされており、〇はD班でした。オリエンテーションで最初に、班ごとに「何ビール」を作るのか決めさせられます。
選択肢はいくつかありましたが、・ピルスナー・ボック・横浜ビアザケが残り、激論の末に「ボックビール」に決定しました。
 ボックビール:ドイツ発祥のラガー。麦芽風味が強く、ホップの苦味も強い典型的な古典高級ビール。アルコール度数が高い(7%)上に栄養たっぷりなので、「飲むと雄山羊のように元気になる」という意味も込め、ラベルに雄山羊(Bock)の絵が描かれることが多い。(以上はパクリ〉
一般見学もあります

 手作りビールを作る前に、本物の工場(もちろんほとんどがオートメーションです)の様子をお知らせしておきましょう。一般見学者と同じ見学ルートを一回りします。
 これは仕込み釜と呼ばれるもので麦汁を作っているものです。
実際のビール製造工程全体図

 大まかには

 糖化槽 → 麦汁濾過槽 → 麦汁煮沸釜 → 麦汁沈殿槽

 の設備が自動運転されているとのことです。
1.仕込み

 ビールの三大要素である「大麦」「ホップ」「水」を準備して、仕込みます。
2.発酵

 
酵素ででんぷんを透過した麦汁を酵母で発酵させます。
3.瓶詰め

 出来上がったビールを瓶詰めしてパッケージングを施します。

 絵で見ると簡単ですね。ぜ〜んぶ機械がやってくれますし。(笑)
さて、手作りビール隊が体験教室にやって来ました

 ビールづくり体験教室です。恥ずかしいけど、班ごとに異なるエプロンを着用します。D班は黄色、隣の班はピンクでした。各班に先生(指導者)がつきます。オリエンテーションの先生(高校生クイズの司会者に似た顔です)も見て回ります。OBの方が不定期(教室開催日〉に活躍されています。自分の経験を活かせるいい職場ですね。。
ビアビレッジで作られるビール

 さて、私たちが作るビールはどんなんかな?
 ディスプレイしてある缶を眺めながらイメージします。
 が、聞いてみると缶ではなく、瓶になるとのことでした。
 まぁ、オリジナルラベルということで期待しましょう。
実際に作る手作りビールの工程

 工程はこのビアビレッヒオリジナルだそうです。何度も工夫を重ねて、この工程でやると一番美味いという経験に基づいたビール作りだそうです。。 「なぁんだ」と最初は思いましたが、後々の昇温とか温度管理とか、冷却とかはとても大変であることを思い知らされます。「資料は社外秘となっております。特にライバルメーカに企業秘密が流れたら大損になりますので、撮影はご遠慮ください」(笑)と言われましたので、拡大図はぼかします。
準備してあった麦芽

 最後にビールができる量(16L)から逆算された?麦芽(モルト)がすでに粉砕されて準備されています。ラッキー。
 麦芽の配合も予め決めてありました。以下の通りです。麦芽の特徴も教えていただきましたが忘れました。かじってみましたがまずくはないです。
  pイギリス 1430g   pカナダ  1430g
  pドイツ  1430g   クリスタル  50g 
いろんな器具

 
透過槽、糖化釜、温度計、撹拌棒、ビーカー、ひしゃく、ポンプ、、使ったら必ずきれいに洗うこと、もちろん手もきれいに洗うことが約束事です。
お湯張り

 14Lの水を計測して糖化槽に入れ、ガスで50℃まで沸かします。まぁ、これくらいなら〇にもできるかも、。やらせて!。

 関係ないけど、我が家の風呂はあるボタンを押すと「お湯はりをします」とアナウンスが流れますヨ。バキッ!!☆/(x_x)
麦下し

 糖化槽のお湯に麦芽を少しづつ加えながらよくかき混ぜます。温度は50℃(±1℃)を20分間保持します。プラスマイナス1℃の調節が意外と難しいんです、これがぁ。入れ代わり立ち代わり20分間、65℃維持作業は続きます。
作業をしながら説明を聞きます

 ストップウォッチで時間経過を正確に測っていますし、次の作業用のストップウォッチにはすぐに時間を設定しておき、先行の作業終了と同時に次の作業がスタートさせねばなりません。
 20分経過したら、今度はもろみを糖化させる作業です。糖化槽を15分で65℃まで昇温(1℃/分)させます。今どの作業を行っているかをグラフに実線を引いて他の作業者にも解るようにします。
最初は素朴な麦汁の味見

 何度も味見をする機会があります。糖化というだけあってこの段階の麦汁は甘いです。甘酒のようです。のどに引っかかりそうです。麦芽の酵素(アミラーゼ)はでんぷんを糖分に分解してくれます。
 思わず「ガンバレ酵素!」と叫びたくなります。
65℃維持

 65℃がミソです。これ発見した人はすごいです。これ以上にすると酵素の活動が弱ってしまいす。これでビールのおいしさが決まる!(ほんと?)。65℃を25分間維持します。25分経過後に今度は釜(槽)を分割します。うまみ成分を作る釜です。25分経過後に、糖化釜に一定量移します。すでに比率は65対35(黄金比じゃない)に指定されています。理由は突っ込まないでください。(-_-;)
脇見できない

 麦芽が並んでいます。脇見しながらでも温度制御ができるようになってきました。経験とは恐ろしい。
 でも糖化釜のほうは大変です。5分で70℃まで昇温(醪下し)、その後70℃をで20分間保持し、その後更に15分で100℃まで昇温(2℃/分)させ、その100℃でを5分間保持するという○のキャパはすでにオーバーフローしています。最後は、沸騰状態ですがそこまでが大変です。
ホップの勉強

 一口にホップと言っても種類は沢山あります。ビールにホップは必需品ですが、ホップが入らないビールって飲めたもんじゃないでしょうね。ところでホップの役割って?ホップは風味づけと保存性を高めるために添加すんだそうです。和名をセイヨウカラハナソウといいます。ここでは「鞠(まり)花」と説明がありました。
ホップを食べてみる

 4種類のホップが並んでいます。このホップを食べさせてくれます。今日は何事もトライですからね。(笑) 最初に口にしたのはまぁまぁというかそんなに苦くないホップ、次にちょっと苦いホップ、最後のホップは爪の先ぐらいをかじっても舌がビリビリするくらいの強烈な苦いホップ。耐え切れず、すぐに口をゆすぎました。こんなんでよくまぁビールがうまくなるなぁ。
とれたてホップ(製品)

 
岩手県遠野産のホップを使用したビールです。いかにもホップというデザインの缶です。さっきホップを食べたばかりなので、缶を見ただけで口の中が苦くなったような気がします。
 が、応援しますよ岩手県!がんば!
 お酒屋さんで見たこともないような。(^^ゞ 
まだまだこれからだよ
 
 糖化槽のほうはまだ65℃で45分間(都合70分)保持し続けます。酵素はまだ頑張って糖化作業中です。人間のほうが結構疲れてきました。でも交代しないもんね。えーん。
65℃キープ中

 
 中学校で習ったリトマス試験紙を思い出します。でんぷんが糖化されたかどうかを何度も測ります。ドバっとかけすぎてNGが出ました。(笑) どういう状態になったらOKか分かりますよね?そう、糖分になったら色が変わりません。
 適当に糖化槽をかき混ぜながらガスはチョロチョロ状態で±1℃をキープし続けます。 もうすぐだ、頑張れ!
醪移し

 他方、糖化釜で5分間100℃にキープされた醪(もろみ)を糖化槽(65℃)に再度戻します。するとアーラ不思議、温度は規定の78℃になっています。マジックみたいですが、ちゃんと計算すればなるのか?
 その後、2分間麦層形成して静かにします。
麦汁濾過

 
今度は麦汁を濾過します。濾過機(フィルター)を通過させるわけです。
 せっせと麦汁をひしゃくで汲んで濾過機に移し替えます。
 あっちっちですから気をつけてくださいね。まだまだじゃんじゃんやって。先生から厳しい声が飛びます。(T_T)
麦汁濾過

  麦汁が上の方まで溜まってきました。まだフィルタリングされていない麦汁です。
 でも、一番下の方では濾過された麦汁が出始めました。
 まもなく生まれてくる新しい生命のようです。ワクワクする瞬間です。。
一番搾り

 「わぁ、出てきた出てきた!」
 最初に出てきたのが、もちろん一番搾りです。
 この会社の同名製品はこの一番搾りだけを使った製品であり、希少価値なんだそうです。(あ、宣伝しちゃった)
 ではなぜ二番絞りじゃいけないんでしょうか?△舫さん教えて。
濾過器がいっぱいになりました

 濾過機が一杯になるまで麦汁を補充していきます。
 もうそろそろいいかな。どれどれ。あ、もう底です。
一番搾りを試飲する

 さて、期待するのは自分で絞った一番搾りの味です。
 でも、完成品の一番搾りのようなビール味を期待してはいけません。
 「ゲ、甘ーい。ガキが飲むジュースみたい」。それは当然でしょ。酵素が力いっぱい働いて糖分を出したんですから。出来上がりのビールがこんなに甘かったら、全く売れません。おいしくありません。(笑)

他班の作品(麦汁)も試飲する

 他班の一番搾りがテーブルも並べて、品評会です。
 先生から質問が出ました。
 「自分の班のビールが一番甘かったと思う人手をあげて?」
 「はーい」 全員が、自分たちの班のビールが一番甘い(=おいしい)と手をあげました。毎回、同じ結果だそうです。(笑)
一番ホップ添加

 全員で一斉にホップを投入(添加)します。
 「どうか美味しいビールができますように」って祈りながら二拝二拍手一拝(はしませんけど)柏手ポンポン。
 「セーノ、どぼん」。やったぁ。(^^)v
 「良い風味にしてくれよ」
一番ホップが投入された糖化槽

 ホップの香りが漂ってきます。
 後は、2番搾り湯差量調節のお湯を足します。
 ここから先の工程は単純なので、しばらくスタッフにお任せです。つまり、100℃で70分間煮沸(その間に2番ホップ、3番ホップ投入)ですが、それらの作業をスタッフにお任せして、僕たちは豪華ランチを食べに行きます。えはスタッフの方々、まじめに作業してくださいね。(笑)
僕たちはランチタイムです

 折しもW杯真っ最中(でした)、頑張れサムライブルー。
 なんせメインスポンサーですからね。
 貸し衣装(もちろん無料〉を借りてイレブンの中に紛れ込みます。
お昼前の一杯、ささどうぞ

 ここはビール会社ですからビールだけは湯水のごとく溢れています。お金を出せば無限に飲めます。(笑)

 お好きなだけ飲んでください。
 「はい。ありがとう」 って自分で飲むなよな。3Dっぽい写真が撮影できます。
スプリングバレー

 レストランで豪華にランチ。まずは、スープと前菜が出てきますが、そこはビール工場です。ピッチャーが出てきました。このプレミアムっぽいビールは生麦工場オリジナル”スプリングバレー”です。やっぱ「美味い」。あまり飲まない人を尻目に、お代わりします。最初のピッチャーのみ無料で、追加ピッチャーは有料との説明で、急遽「午後の作業に差し支えるから」との理由で却下されました。ゴルフの昼食と一緒ですね。(T_T)


    ------------(2)に続く----------