適度な雪山でのトレーニングを行います。
 吾妻耶山は標高が1,341mとけして高い山ではないので、初心者の入門としては適切な山といえるでしょう。天気も上々ですし。
今日も穏やかな天気

 おはようございます。2013年最後の一日も快晴で明けました。
 山小屋にある栗の木を通して正面に見える吾妻耶山に登ってみましょう。

 小屋にあった昔の日記帳を見たら、Mさん家族は子供が小さい頃から毎年登っています。しかも小屋から歩いてです。
 冬も登っていますね。まぁすごいです。
園芸店から吾妻耶山

 今日は下山後即帰京となるので鍵を返却に来ました。ここからの吾妻耶山は邪魔するものがなく、スッキリ見えます。部屋の中からも同じように見えます。だから部屋は喫茶店でも営業すれば皆が利用すると思われます。
グツグツ

 Kさんがでかい鍋で何かグツグツと煮込んでいます。
○:「もしかしてソレですか?」
Kさん:「もう3時間も煮てるんだけど、堅くてなぁ」
○:「美味そうです」

Mさん:「おい、山に行くぞ」

 さて、解体したばかりの肉でした。正解は最後に。(気が弱い方は見ないでください。
吾妻耶山登山口

 今は仏岩トンネルを超えてくれば登山口ですが、昔はトンネルがなかったので山越えして水上に行くしかなかったそうです。

 大晦日だと車が1台も停まっていません。前日からそのまま停まっていたのはありますが。今日は静かな山を山を独占できそうです。
スタスタ

M:「じゃ、行くぞ」
○:「あ、はい。すぐに行きます。」

○:「スパッツは?」
M:「いらん」

○:「わっぱは?」
M:「いらん」

○:「アイゼンは?」
M:「いらん」
暑い

○:「上着は?」
M:「最初から脱いで行くけ」
 確かに暑いです。

 ルンルン気分でドンドン登ります。

 途中、岩の隙間から温かい空気が出ている場所があります。この下には溶岩が流れているのかもですね。
峠に着きます

 約30分で峠に着きます。まだ踏み跡もしっかり残っており、なんの苦労もありません。


 Mさんは昔、子供を背負ってこの辺りには来たそうです。
水上へは5km

 トンネルが開通する前は、冬でもこの峠を超えて水上に行ったんだそうです。病院に行く時とか親は大変ですよね。

 吾妻耶山へは2kmの道のりです。
吾妻耶山に向けて

○:「一本立てますか?」
M:「いや、行く」
○:「・・・・・・・・・・・・・・ヘン」  
スタスタ

 もしかしたら、向こうに見える小高いピークが吾妻耶山ではないでしょうか?大したことなさそうですね。

 と危険な発想をしていますが。


仏岩

 どこから見れば仏様に見えるのかわかりません。

M: 「岩盤はボロボロ、異なる性質の岩が重なっているよ。片方は隆起してきて乗っかっているんだ」

○:「ははぁ、立てましょうか」
踏み跡が消えた

 いつの間にか、踏み跡が消えました。Mさん、必死でラッセルを始めました。

M:「いあやぁ、久しぶりのラッセルだなぁ」
 とか言いながらズンズンと力強く登っていきます。
直登コースを選択

 右は中腹コース、真っすぐは直登コース。Mさんは迷わず直登コースを選択。しかも直登コースをショートカットして登るという無謀ぶり。

急登にさしかかります

 いよいよ、吾妻耶山の核心部にさしかかります。時たま、○は股下までMさんは腰まで(ヲイ!)ズッポリと雪に埋まりながら登ります。

 更に旧道で高巻きに進み、鎖場を通過するという徹底ぶり。MさんはSではなかろうか?(笑)
 写真撮る余裕もなくなります。

高巻き通過中

 危険な岩場をやっとクリアしてほっとしているところです。

○:「Mさん、トップ交代しましょうか?」
M:「ええい、うるさい。俺だってまだパワーがあることを証明してるんだ」
○:(シメシメ) ぷっ!
アルバイト一時間

 旧道の高巻き(最後から2番目の写真)もやっと最後の部分。なんだか急に疲れてきました。下りもこの岩場を通過すさせられるのでしょうか?Mさんならやりかねないぞ。

M:「いあやぁ、参ったな。久しぶりにアルバイトを一時間もしてしまった。でも沢コースだと雪が深いからなぁ」
○:「靴の中に雪が入ってきて冷たいです。」
M:「俺だって同じだ。文句言うな」
やっと夏道に合流

 急に平坦なところに降りてきました。夏道です。あぁ、助かった。

 山頂がすぐそこです。嬉しくなってきますね。
山頂に着きました

 誰もいない山頂に着きました。山頂には石の祠が3つ並んで立っています。誰も雪を踏んでいないので幸せです。
吾妻耶(あずまや)山山頂

 ヤッホー、山頂につきました。空は晴れ渡り、展望はもちろん360度。木々の葉っぱ落ちているので最高の展望です。
山頂にある看板

 谷川岳を始め、雄大な景色に酔いしれます。
 まずは必須イベントのビールで乾杯してからじっくりと景色を堪能します。

 あれれ?なんか違う。
 下記の修正がされてないのでは?
問題の看板はそのまま

 前回(4/30)登った時に、Mさんが「あ、平標の位置が違う」と気がついて、○が左記の画像を作り、Mさんが関東森林管理局に持ち込んで、修正を依頼したものですが、未だに看板はそのままじゃありませんか。

 ま、一般の人は気が付かないかもしれませんけど、間違いは修正すると約束した役所の対応はどうなってんの?
東のほうには

 上州武尊、皇海、会津駒あたりの山々が見えています。なかなかの展望です。
六文銭

 祠に近寄って見ると六文銭がクッキリと彫られているのが分かります。
 この辺り一帯も真田一族の領地だったのでしょうね。
画家Mさん

 あるときは登山家、ある時は画家、そしてある時はトライアスリータのMさん、山に登る時も必ずスケッチ道具を持っています。早速絵を書き出しました。これがまた美味いんですよね。

あ、Mさんの本性はノンベェですからお間違えなく。(笑)
あ、山頂の標識

 1,341mの標識があります。本当に手頃な山です。春とか秋もいいかもしれません。

 出来上がった絵(着色済み)を早く見たいものです。
あ、証拠写真

 一応、登った証拠として写真を撮り合いました。(笑)

 スパッツをしないで登ってきたので、たとえ防水のプラブといえども中に雪が入って溶けてきて靴下がグチョグチョになってきました。
解説板

 隣にある大峰山という山から縦走すると更に楽しみが増えるようです。
 Mさんによれば、昔は上牧駅から大峰山経由で吾妻耶山に登ってきたそうです。
そろそろ下山しますよ

 山頂でのんびりと過ごしました。またラッセルして降りるのでしょうか。うう。
さっさと

 降り始めました。

M:「○、先に降りろ」
○:「はい、夏道を探して降ります」

 ところが、5分もしないうちに道迷いしてしまいました。結局Mさんに道を探してもらいました。笑えませんね。冬は夏道の跡がないから低山でも怖いです。
夏道から見上げる高巻き

 上りはあの岩の上を行ったんです。鎖場があって驚きました。久々に緊張しました。途中から夏道に降りることは出来ません。


 所要時間は、上り2時間半、下り1時間半でした。
参考  直視(拡大)注意 

 Kさんがグツグツ煮ていた物体の正体はこれでした。昨日捕れたんだそうです。正体はカモシカでした。あ、Kさんはこういった動物を解体する資格を保有されています、念のため。次回は猪鍋ゴチですねん。