明け方2時頃から激しい雨が屋根をたたく。台風の影響で天気は下り坂。降りるだけとはいえ、雨の中を何時間も歩くのは考えただけでも嫌なものである。
 日 時:2013年9月15日(日) 
 山 名:徳本峠(標高2,315m)
 参加者:羽○○(L)、上○、奈○、島○、岩○、白○、○

 今日は山を降りるだけ。涼しいからずっと山にいたいという気持ちと、台風が来る前に山を降りてしまおうという気持ちがごちゃまぜになっている。
 徳本峠から新島々の集落まで約16kmという長丁場で、昔の人達はどう感じながら徳本峠を超えて上高地に入ったのだとうという気持ちの片鱗に触れられたらいいな。

6:30AM
 昨夕宿に到着した白○さん、今日は一人で霞沢岳往復、ガスの中を出発された。あ、記念撮影まだなんですけど。(^^ゞ
 テン場にはほぼ一杯のテントが張ってあります。テントはいいよね。自分たちだけの空間だもん。


 小屋から45秒のところにある展望台から。穂高連峰の山頂付近は厚い雲に覆われています。今回の見納めです。

6:40AM
 今回特にお世話になった小屋番の江口さんに写真を撮ってもらいました。江口さんは上○さんと大学の同級生だったということですが、方や大真面目で学生時だから山を歩き回っていたという山好きの人でした。昨夜は焼酎を飲みながら昔話に花が咲きました。あ、ちなみに上○さんはサッカーだそうです。

6:40AM
 一泊お世話になった徳本峠を元気よく出発します。
L:「新島々まで、ここが見どころみたいな場所ありますか?」
江口さん:「何もありません。せせらぎの音を聞きながら黙々と歩いて下さい。」(笑)

 いきなり、マウンテンバイクがやってきた。え?ここはどこ?みたいな。
○:「どっから来たん?」
MTB:「滑沢から来ました」
○「蝶を通過して?」(滑沢?をちゃんと聞き取れていない)
MTB:「はい、そうです」
L:「ちょっとここで自転車乗ってよ」
MTB:「はい」、、、、といって本当に自転車に乗って下っていった。

7:18AM
 ちから水。新島々から登ってきた人には、このの水は命の水のように思えるんでしょうね。○はここで顔を洗いました。水は鉄分の香りがしました。


 この時期になれば華やかな高山植物は終わり、個性のある花や実が目立ちます。トリカブト、オオカメノキ、右2つは?

7:30AM
 50分も歩いてきたのに徳本峠からまだ1.9kmしか歩いていません。先は長い。この先にも橋は何箇所もあるそうです。雨に濡れて滑りやすくなっています。要注意!いや、決定的瞬間を逃したらカメラマン失格の烙印を押されそうです。


 続いての橋。木が3本しかありません。足をすべらせると冷たい川で泳ぐはめになります。

8:00AM
 やっと2.8km歩いてきました。雨が強くなって来たので全員雨具着用の指令が出ました。本人は笠をさしています。サラシナショウマが綺麗です。

 トリカブトが清流の上にあるので良い構図だと思ったんですが、コンデジでは紫を拾うことが出来ません。デジイチは小屋で故障してしまいました。(T_T)
 トリカブトで誰かに八つ当たりしてみたい暗い気持ちです。(笑)

8:15AM
 橋を渡るスリルがたまらなくなってきました。どっこい、橋のほうだってそう簡単に渡られると困ります。
 島○さん:「お、おお、滑るぞ。後の人気をつけてね」
 上○さん:「了解っと。おっとっと、げげヤバイ。うわ、、もうちょっとでドッポンだ」
 奈○さん:「あぎゃ、うわ!誰か、、なんとかしてよ早くく」・・・「しーん」
 岩○さん:「きゃー、私は新人よ」  島○さん:「落ちてもすぐに助けるから心配しないで」

 まだまだ続くよ恐怖の橋渡り。
 右側が斜めに少し落ちています。滑る滑る。とっとっと。バランス関係ないですね。向こうからも決定的瞬間を待ち構えていますよ。


 この滝が一番綺麗だったかも。豪快に流れ落ちています。水量もどんどん増えています。こんくらいじゃ岩魚も上がることができるでしょう。

8:50AM
 岩魚止小屋に到着します。雨がしのげればどこでもいいです。ちょっと休憩しましょう。それにしても大きな「カツラ」です。「からつ」のほうが好きかもしれません。

岩魚止小屋です。「さぁ、へえった、へぇった」「あ、入れませんよココ」。はい、今は営業していません。

9:00AM
 ここで10分間の休憩をしました。雨は相変わらず降り続いています。昔からビールは500円したんですね。ここは人力で揚げるしかなかったんでしょうね。
 ”カッパ兄弟”が誕生しました。全く同じカッパです。「実は一緒に買いに行ったんだもんね」「うしし」

9:20AM
 むかし道には解説板があります。歴史の勉強にもなりますね。この辺りにも人が住んでいたんですね。驚きです。

9:40AM
 やっと新島々まで10kmを切りました。でもまだ半分も来ていないってことです。1/3ですね。桃岩みたいにすっぱりと割れています。

 岩にはコケがびっしりと着いています。長い年月をかけてこんなになったんですね。ダイモンジソウが訳知りで咲いています。

10:00AM
 ベンチがあったので3分間の休憩です。女性陣から休憩のたびに元気が出る飴玉が配布されます。これがなかったらとっくにバテていました。

 やっぱり勉強になる解説板です。写真にとっておけば後で復習できますからね。(^^ゞ小

10:34/10:45AM
「戻り橋」があったので、もしかしたらと期待したらやっぱりそのものずばり「行き橋」がありました。もう何回橋を渡ったか数えられません。

10:56
 二俣に着きました。あと6.3kmということはやっと10kmを歩いてきたってことです。ここで日がさしてきて暑くなってきたのでカッパを脱ぎます。ザックカバーはそのままにして乾くのを待つ人もいます。賢いですね。僕達より30分ぐらい先に出たチームに追いつきました。

11:50
 車止めのゲートがあります。実はこのようなゲートは3箇所ぐらいありました。二俣のはるか上流で岩魚を釣っている人がいましたが、あの人達はこのゲートを通過できるのでしょうか?

12:18PM
 もう歩くのが嫌になってきました。ツリフネソウがニッコリと微笑みかけてくれます。でも疲れは取れません。

12:30
 ダムのところで小休止しました。○は半ズボンになって身軽になって歩きます。コーナーミラーが出てきたので自分撮り。今回の山行のために調達したグレゴリーBALTRO75です。デカすぎました。(^^ゞ

12:45
  もう少しの我慢で新島々の集落に着きそうです。長い旅でした。当分この道は歩きたくないです。

12:50PM
 やったぁ!新島々に着きました。
 いや、待てよ、、、、、温泉までまだ30分も歩くんですって。え????何それ!


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