夏休み期間中はロープウェイが大混雑する(バス2時間待ち、ロープウェイ2時間待ちとか)ので行かないほうが無難だと、先達に忠告され行きそびれていた中央アルプス。以前は体育の日に行って雪に降られたし、そのときもロープウェイの待ち時間が2時間以上だった。
 今回は、会社が輪番休業で初の9月の休みとなったため、思い切って木曾駒ケ岳から空木岳まで縦走する計画を立てた。宝剣岳の山頂直下をクリアすることが最大の難所。
 今回は予定外のハプニング(トラブル)に遭遇することになる。
 日 時:2011年9月6日(火)〜9月8日(木)  宝剣岳、木曾駒ケ岳、空木岳  
 山 名:木曾駒ケ岳(標高2,956m)  宝剣岳(標高2,931m)    
 参加者:◎

木曾駒ケ岳、宝剣岳、空木岳MAP

 
台風12号とゲリラ豪雨の影響でロープウェイが三日間も運転中止になっていたらしい。という事実は前日の移動中に知った。
 当日、バス停(駐車場)について開口一番「ロープウェイは動いていますか」と聞いたら、係員のおっちゃんがウンウンと首を縦に振ってふった。平日ということもあり、バス待ち行列もない。7:40発のバスにすんなりと乗車し、ロープウェイの駅に向かう。
千畳敷カール   8:30

 ロープウェイも待ち時間なしで乗れた。10分弱で千畳敷(標高2,612m)カールまで運んでくれる。なんと楽な!
 千畳敷の気温は9度。寒〜い。

 ロープウェイを降りると天井の楽園が広がっている。宝剣岳の鋭い岩肌が人を寄せ付けないように迫ってきている。
千畳敷カール(パノラマ)

 やっぱり天気がいいと気持ちがいい。パノラマにしてみたが、焦点距離が標準になっていないのでいびつになっている。

ウダウダ

 同じロープウェイに乗ってきた人が全員出発してからやっと写真を撮る。皆さん、このロケーションを独占してなかなか開放してくれないもんな。カメラを抱えてスタンバっていても割り込まれるし。

 前回来た時にMさんがここでストックを忘れてロープウェイに乗り込んだのを思い出した。残念だったねぇ。

出発   8:50

 ウダウダしていたら、次のロープウェイが到着してしまった。ゾロゾロと降りてくるので焦って出発することになった。まずは、駒ケ岳神社に参拝。

 色づき始めたナナカマドが秋の到来を感じさせる。後ひと月もすれば初雪だ。

植生も秋

 ヒョウタンボク・・・・オオイヌノフグリが実ならば、ヒョウタンボクも実から連想できるんだけど。こちらはそれなりの名前。

 トリカブト・・・この時期はどこに行ってもトリカブト。殺したい人がいるアナタ、この時期なら沢山採れまっせ。

八丁坂

 シナノキンバイ
 
 先行していた団体が休み休み登っている。たいした坂でもないのに、こんなところで立ち止まられたら迷惑でしょうがない。急な坂だが一歩ずつ心拍を上げずに登れば問題なくクリアできよう。

暑い

 9月になったとはいえ、やっぱり坂道は暑い。我慢できずに脱ぐ。

 ウメバチソウ・・・・これも秋の代表的な花。この後も沢山見かける。
乗越浄土   9:45

 八丁坂を登りきれば乗越浄土。冷たい風が吹いていてすぐに肌寒くなる。この頃になるとロープウェイも混雑してきたようでピストン輸送(10分間隔)を始めるとのアナウンスがここまで聞こえてくる。
 ゴミ清掃隊の団体が火箸をもってやってきた。ご苦労さん。
 山小屋の受付けには早すぎるだろうから、まずは宝剣岳山頂に登ってこよう。荷物はここにデポして登る。
宝剣岳山頂  標高2,931m   10:30

 宝剣山荘から宝剣岳山頂の間は、非常に危険な岩場&鎖場の連続である。鎖を外したら命はない、横歩きの場所もある。足がすくむ人が続出。
 やっとの思いで山頂に着く。山頂の標識はこれだけ。実にちゃっちい。
 伊奈前岳(標高2,883m)にも時間があれば行って見たいピークだ。

明日の銃走路

  縦走路が途中まで見える。三ノ沢分岐・極楽平・島田娘・濁沢大峰・檜尾岳・熊沢岳あたりまで見えていそうだ。空木岳はその先、東川岳を超えていく。
 いやはや、大変な縦走路なんだわ。天気も心配だけど体力、技術がもっと心配。
宝剣山荘、千畳敷カール

 宝剣岳山頂から下を眺める。なんとなく優越感を感じそうな風景が広がっている。
 宝剣山荘、天狗荘、頂上山荘は同じ経営者のようです。
 八丁堀を中学生の団体がどっちゃり登ってきている。あの団体が山頂まで来たら大変なことになるぞ。
宝剣岳山頂の巨岩は手強い

 山頂には、高さ5m程の巨石が座っている。先に登った人がここでタイタニックやってる。○も挑戦したが靴が滑ってうまく山頂によじ登れなかった。また、かなり怖かった。降りるときに足元わからず困った。足が短いことをこれ程痛切に感じたのは人生初だな。
あれぇ?こんちゃん、たまちゃんやん

  降りようとしたら下から登ってくる人がいるからしばらく待機。登ってくる一団の中で手を振っている人がいる。「あれ?たまねこさんじゃん」、びっくり。こんなところで会うなんて奇遇ですね。こんちゃんもいた。また山頂に戻りしばらくお話。
 一緒に下山。こんちゃんはさっさと降りてきたけど、たまねこちゃん心細くないかな?・・・いつもかな。
宝剣山荘に断られる  11:00

 ちょっと時間が早い(まだ11時前)が、念の為に宿泊予約をしに宝剣山荘に。が、予想外の答えにあんぐり。「今日は地元の中学生250人が宿泊するので、天狗荘も含めて満室」、あちゃー。
 頂上山荘はまだ大丈夫かな?不安を胸にいだき、頂上山荘に向かう。中岳で一休み。中学生がわんさと進む。
山においでよ(中岳)

 「岳」が得意とするポーズ、「山においでよ」どだ!

 中学生の行列が通過するのを待つ間、写真撮りっこして遊びました。♪

木曽駒頂上山荘  12:00

 予約をしていないので、ここも満室なら下山するしかない。テント場は山荘の真ん前に広がっている。ここで帰るんならテントでも全く問題なし、寒さ対策だけだね。

 受付に行くと、幸いにも受け付けてもらえた。こんちゃん、たまねこちゃんと同じ部屋にしてくれと頼んだが無視されて別の部屋にされた。

木曽駒ヶ岳山頂に向けて   12:45

 部屋に入って、荷物の整理をして山頂でゆっくり昼食タイムにしよう。こんちゃん、たまねこさんと小さなザックだけ持って山頂に向かう。
奇岩   12:50

 面白い形をした奇岩がポツンと鎮座している。登山者が石を投げて乗っけた跡がある。たぶん、うまく石が乗ったら幸運がある、ぐらいに思っているんだろう。
木曾駒ケ岳山頂  標高2,956m   13:00

 お饅頭のようにふっくらとした山頂。「駒ケ岳山頂」じゃわかりにくいと思うけどな。日本には「駒ケ岳」と名がつく山はゴマンとあるんだ。

木曽駒ヶ岳山頂

 標識がいっぱいある。
木曽駒ヶ岳山頂

 山頂にある羅針盤は文字がほとんど読めない。念力で読むと、日本アルプス(北、中央、南)を始め、浅間、八ツ等も全部見える360度の展望だ。よくわかる。

木曽駒ヶ岳山頂

 
とりあえず記念撮影。

昼食、ここで大事件が

 こんちゃんがお湯を沸かしてお茶を飲んでいる。こちらも飲み物を・・・・・、ここで問題が!
 なんとガスストーブに点火しない。何度もやってやっと点火したが、ヘッドの周りから真っ赤な炎が横に広がる。すごく危険。その後、液状のガスがじわ〜っと染み出す。使用中止。ヘッドはこんちゃんから借用。
 でも、このままだと今晩からの食事が食べられないことになる。


 山頂には石垣で囲まれた立派な祠がある。
 また山頂から5」分ぐらい下ったところにも、山小屋があった。営業中との看板も出ている。違う経営者のようだ。
のんびり

 遠くを見つめるたまねこちゃん。何を思う・・。

 中岳、宝剣岳がそびえている。 

名残惜しい高山植物

 チングルマ

 ウラシマツツジ
リンドウ

 トイヤクリンドウはたくさんいているが、リンドウは見つけられない。

 ウスユキソウも最後の抵抗を試みている。
小屋に戻る  15:00

 中学生たちが戻っていく。宝剣山荘だな。この中学生、地元の2校だそうだ。翌日のご来光の時も外に出てワーワーはしゃいでいた。

 夕日を山頂で見るか、、、寒そうだから止めた。
夕陽     18:00

 17:30から山小屋の夕食。それまにテーブルを解放するという条件でテーブルで自炊を始めたら、17:00頃「夕食の準備をしますからどいてください」
 ストーブの前で夕食。自炊は3人だった。小屋の食事は野菜もたっぷりで美味そうだった。ガスストーブをこんちゃんから借りて、明日以降もそのままお借りすることになった。神様にあったようだ。
日没    18:15

 雲海の彼方に沈んでいく夕陽。いつ見ても、荘厳な自然のショーに酔いしれる。寒い。

 夜間は布団の中でもとても寒く、毛布を追加したりフリースを着込んだ。0度近くまで下がったようで、9月上旬にしては極めて寒い。
 6人部屋、最後についた京*の人にやられた!


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