白毛門にはまだ登ったことがない。白毛門は谷川岳の展望台だとか冬山登山の入門とか言われている。いきなり冬山に挑戦するのも不安があった。今回、Peiさんが急に「行く」と言い出したので2つ返事で連れて行ってもらうことにした。
 日 時:2011年5月21日(土)   6:00〜12:00(往復+休憩)  
 山 名:白毛門 (標高1,720m)   気温20度くらい? 
 参加者:PEIさん、○

白毛門MAP

 谷川岳の好撮影ポイントとして知られる白毛門。
 一週間前にTamaさんが谷川岳に登って残雪と戯れていた。写真は谷川岳からの白毛門(Tamaさん提供)だが、まだ相当雪が残っている。

 土合にある登山口駐車場から白毛門を往復する。
土合(東黒沢)登山口 駐車場    6:00

 50台は楽に駐車できるだろう。満車を予測して勢い込んできたが10台も駐車していなかった。バイクで来た人がテントを張っている。既に登り始めた人もいるようだ。
 左手には谷川岳が顔を覗かせている。いいぞいいぞ!
谷川連峰馬蹄形概念図

 
湯檜曽川を中心にぐるっと取り囲んだ山々が馬蹄形になっている。体力がある人はぐるっと回るんだそうな。ちなみにPeiさんは2泊3日ぐらいで回ったことがあるって。もちろん、若くてバリバリの山岳部の頃ね。

 右の写真は2月にスノーシューで遊んだときのもの。1mぐらいの雪に埋もれそうだった。
橋を渡る

 2月に渡ったこの橋上で「絶対に白毛門に登りたい」と誓ったが、こんなに早くチャンスがやってくるとは・・。
 嬉しくてルンルン気分だ。
白毛門登山口


 季節はまさに”新緑”だ。
 あ、おこじょ?かわいい。
 (写真は下のほうにちょこっとだけ)

 いよいよ、登山口。この標識があると急登に差し掛かる。。
いきなり急登が始まる  

 有無を言わさぬ急登の始まり。ブナ林の新緑が眩しいどころか汗が噴出してくる。
 さぁ、標高差1,000mを一気によじ登るんだ。登りが得意な人向きかも。あ、下りも得意でないと意味ないか。
 真夏はちょっと敬遠したほうがよさそうな感じ
 ミツバツツジがまずは優しく迎えてくれる。
ひと登りすると

 
眼前が開けてくると若葉が痛い。水音がするほうを見ると、滝が流れ落ちている。白毛門沢の滝とでも言うのだろうか?タタラノセンってどこ?

 タムシバの上には白毛門に続く稜線がかすかに見え隠れする。
タムシバ

 急坂の両脇にはタムシバが咲き乱れている。花びらは、なんだか歪んでおり、美女はなかなかいない。しかしすごい数が咲き乱れているもんだ。

 
谷川岳に見守られて

 時折、木々の間から川岳が顔を出す。かなり雪は溶けたみたい。
 登山道の両脇にはシャクナゲが咲き誇っている。
 どっかの山みたいにシャクナゲを謳っているわけではないので種類も限られているが、それでもこの時期にしか見ることが出来ないのでラッキーだ。
檜の洞(ヒノキのウロ)

 「でったらな檜だなぁ」(伊奈かっぺい風)、j根っこに人が入れるぞ。幹周りは4mじゃきかないかも。誰かが標高1,140mの看板をかけてくれている。
残雪

 強い日差しで一気に雪解けが始まっている。こういった風景好きだなぁ。

 シャクナゲは相変わらず咲き乱れている。
雪が出てくる

 ブナ林の雪の斜面は夏道がところどころこうして雪に覆われている。危険な個所もなくステップを切って快適の登り続ける。

 振り向けば、下に土合駅と右上に天神平が見える。今日は天神平から谷川岳に登る人も多そうだ。
谷川岳全貌

 谷川岳が迫力を増してきた。左端が天神平。正面が谷川岳(オキの耳、トマの耳)、右が一ノ倉岳。下が有名な一ノ倉沢。
鎖場もあるでよ

 単調な登りばかりじゃつまらない。たまにはこういった鎖場もある。できれば鎖は掴まないで自力で登るように努力する。Pei先生はけして鎖には頼らないが、○はずるして鎖を掴んでスタコラ登ってしまう。いけませんよ!
残雪

 
残雪はあるがアイゼンは不要。○はここで重大な過失を犯してしまった。なんとピッケルの石突き(先端)キャップを落としてしまったことに気がついた。さっきまではちゃんとついていたのに。途中でピッケルが木に当たって取れてしまったようだ。危険極まりない。恥ずかしい。

谷川岳や一ノ倉沢が見える松ノ木沢の頭はこの上だ。
イワウチワとショウジョウバカマ

 イワウチワは、標高1,300付近に多く咲いていた。ピンクの絨毯とまではいかなかったが、それなりに可憐だ。

 ショウジョウバカマは標高1,500付近を中心に咲いていた。ショウジョウバカマは雪が溶けた跡に咲く。花も葉っぱもいまいちくすんでいるが、けなげな花だ。
松ノ木沢の頭


 登山口から約2時間、花に慰められ、汗でアルコールを吹き飛ばし(飲み終わってから2時間?)、写真を撮りながらマイペースで登ったのだが、あっさりと到着。
 積雪期はここまで来るのも大変なようだし、初心者はここから先は危険なようだ。
パノラマ
松ノ木沢の頭

 
上記パノラマは谷川岳、一の倉岳、武能岳。
 本格的なカメラマンがすごい荷物を置いてこのこの位置でずっと写真を撮っている。

 シャクナゲ咲く松ノ木沢ノ頭
 ミヤマキンバイ
 登山口にいたオコジョ?
いよいよ白毛門に向かう

 さて、あとワンピッチ。残雪が少し残っているが危険な場所が見えない。アイゼンはつけなくても済みそうだ。
山頂直下の雪渓

 
ぼけーと写真撮りながら登っているとリーダから「ピッケル準備」の声がかかって焦った。
 雪があるところは直登としたほうが楽。ピッケルの威力はすごい。グッグッと雪面に食い込むので安心できる。

 積雪期の下りでは恐そうなくらいの斜面。
もうすぐ山頂

 シャクナゲが一株。ちょっと贅沢な風景。
 イワナシとナエバキスミレが申し訳程度に小さく咲いている。気をつけてみないと踏んでしまうかも。
山頂直下最後の岩場


 
冬場は事故が多い場所だそうだ。ここで落ちれば命はないと思え。数100m一気に滑落。おぉ、恐〜い。
 別に、下を振り向かなきゃ大丈夫。
 でも下りが不得意な人はどうやる?

 落人お断り。岳人だったらクレ。
ジジ岩 ババ岩

 斜面につきでた円柱に見立て白毛門の名の由来となっている。左がジジ岩、右がババ岩、雪を被ると白髪頭のようになり門のように立つ…、そんな事から付けられたようだ。ず〜っと下が土合。はこんな尾根を登ってきたんだ。

 そこが山頂。あっけなかった。
白毛門山頂 9:15

 山頂に到着。所要時間3時間とちょっと。先客が3名ほどいてラーメンを作っている。

 いや、見事な展望台は息を呑むほどだ。酒も呑みたいけどね。
白毛門山頂からのパノラマ


 ちょっと霞んでいるけど、まぁまぁの眺め。

  主役は西面に連なる谷川岳(トマノ耳1963m・オキノ耳1977m)や一ノ倉岳1974m、茂倉岳1978m。
 登りあがって正面が、笠ヶ岳1852mと朝日岳1945m。迫力ある。
 笠が岳まで行ってみる? イヤ、よした。
 東面には尾瀬や日光の山々が連なり、南面には両裾を広げた赤城山1828mも薄っすらと見えているのだが。(写真にはない)
山頂に集う

 後になり先になり。ほとんど一緒に登ってきたご夫婦。岩場でちょっと戸惑っていたけども無事に山頂到着。

 遠くに苗場山が見えている。
 シャクナゲはまだ蕾だ。
山座同定

 
とりあえず360度のパノラマで迎えてくれた。ありがたや。燧ケ岳や至仏山もなんとなく解る。妙義山も浅間山も見えるんだ。ふーん。

 昔懐かしい一の倉沢をじっと見つめるPEIさん。ほとんどの沢を登ったらしい。
タイマー

 デジカメを山頂標識に乗せてセルフタイマー撮影。デジカメが落ちそうになって傾いてしまった。(^^;

 右はお遊びです。拡大してじっとしおて見ると何かが見えるはず。 バキッ!!☆/(x_x)

 馬鹿やってないで降りよう。もう一時間も山頂に滞在した。


下山開始   10:15

 あとは下るだけだ。
 落としてはならないのはゴミと「 」。ゴミは拾いました。「 」は残念ながら(ラッキーにも)落ちていませんでした。バキッ!!☆/(x_x)

 ピッケルを一本ストックにして滑り降ります。爽快、だけど腕が疲れた、足が痙攣しそうになった。
松ノ木沢の頭

 登るい時にはプロカメラマンがこの場所を独占していたので近寄れなかった。ほほう、なるほどいいアングルだね。
登山口まで降りてきた    12:10

 下りは約2時間。明日は筋肉痛になりそう。
 白毛門は至る所で谷川岳が望め、花が咲き誇り、楽しく登れました。雪山入門に適した山だということも解りました。八ヶ岳よりもまずは白毛門がいいと思う。

 この後、湯テルメ谷川で温泉に浸かり、八王子に戻って反省か?



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