今回の本来の目的地である雪倉岳は、富山県と新潟県にまたがる日本二百名山の一つである。「雪」の字がつく日本の山のうちでは最も標高の高い山だそうだ。また、標高2,600m以上の山としては国内で最も北にある。
 そんな雪倉岳は花も綺麗だという。MMX富士登山隊の「せいやん」情報に心を動かされ、今回縦走して見る気になった。朝日小屋ルートはロングコースだとも知らずに・・・・・・・・
 日 時:2010年8月4日(水) 
 山名:雪倉岳(標高2,611m)   白馬岳〜三国境〜雪倉避難小屋〜雪倉岳〜ツバメ岩〜水平道〜朝日小屋
 参加者:◎

白馬岳〜雪倉岳〜朝日小屋マップ

 本日の歩行距離約10キロ。行動時間10時間弱予定。なんせ、下りになると俄然スピードダウンするものですから。標高では約500m降りて200m登り返し、次いで600m降りるという疲れるコース。

 それでも、かわいい花を眺めながら下界の喧騒を忘れてただ、ぼ〜〜と歩くのは気分転換になる。
 
白馬山荘    4:30

 昨夜もほとんど眠れず。山ではいつもそうだから別に気にしてもいないけど。0時ごろ外を見たら、満天の星。やった、明日は晴れると安心したが、2時ごろからガスが出た。
 3時起床で朝食、昼食の準備をしているとぞろぞろと起き出して来る。
 山頂でご来光を見るために4時半に山荘を出発。誰にも挨拶せず、こっそり。
白馬山頂からのご来光   標高2,932m

 5分前に山頂に到着。カメラを準備してしばらく待つと、ほどなくオレンジ色の太陽が昇ってきた。予定時刻4:53ぴったりだ。
 天気が良くてヨカッタヨカッタ。拍手(かしわで)
富士山

 
八ヶ岳の右に富士山、これは誰でもすぐにわかる。

中央アルプス

 甲斐駒、仙丈、北あたりまではなんとか、それから先はあやしいな、、

北アルプス核心部:真ん中でとんがっているのが槍ヶ岳。その左に穂高連峰。右は剱岳まで連なる北アルプス。
白馬山頂から

 下には白馬山荘。白鳥が翼を広げたようにでかい。


 山頂でご来光を楽しむ登山客。
槍ヶ岳と穂高連峰

 
天に突き上げる槍、標高3,180m(5位)の高さを誇る。奥穂高岳は標高3,190m(第3位)の高峰。穂高連峰は涸沢岳、北穂高岳、前穂高岳、西穂高岳などの総称。

剱岳
 一般者の山では危険度が最も高い。標高2,999mを正確に測る為の映画が「点の記」
影白馬

 白馬岳の影が能登半島まで伸びてるよ〜。自然ってスゴイね。この格好だと影富士にも負けないよ。
  随分と陽があたるように

 
山の中腹ぐらいまで陽が当たるようになってきた。あっという間だ。20分ぐらい滞在してる。
 どっかの大学の山岳部の人から山の名前を解説してしてもらう。薬師岳とか水晶岳の反射とかよく見えるなぁ?

 そろそろ出発しようか。
記念撮影  標高2,932m

 昨日も撮影したけど、一応撮っておこうか。
 この格好でも、夜明け直後でかなり寒いのだ。下界は熱帯夜らしいけど。
雪倉岳 標高2,611m   5:15

 
正面がこれから向かう雪倉岳、手前は鉢ヶ岳、奥が本日のゴールである朝日岳。

小蓮華岳 標高2769m

 昨日通過してきた小蓮華岳。なだらかな稜線に雲がかかる。
三国境に向かって

 下降を始める。下りが苦手な相方のために、ここだけは、○が先にたって先導してやる。一歩一歩確実に。
 寒いのに汗、、、それって冷や汗じゃ?
富士山も見納め

 もうしばらく下ると富士山が見えなくなる。身近に感じている中央アルプスもあんなに遠い。
後続が迫ってくる

 あ、こちらのほうが危険度が高かった。馬の背。後続が迫ってきた。この後続とは結局同じ行程で、朝日小屋、蓮華温泉まで一緒だった。ほんとに、うるさいおばさん連中で、朝日小屋ではビールを一人3本も飲んで大騒ぎ。こやのおばさんに注意されていた。
(あ、我々も別のグループで仲良くなり同罪?)
雪倉岳方面の雲が切れる

 あ、向かう雪倉岳方面が晴れてきた。天は我に味方した。すっきと晴れ渡る。

ハクサンイチゲ

 雪田の白と一緒だと映えると思ったんだが。
足長おじさん

 
こういうときしか威張れない。夢にまで見た足長おじさん。
  三国境   標高2,751m    6:00

 やっと、昨日のところまで戻ってきた。既に2時間が経過している。暑くなりそうなのでカッパを脱ぎ、シャツも脱ぎTシャツ一枚になる。涼しい。
 ここあkらは、静かな山歩きが待っているはずだ。
三国境ですっきり  

 薄着になったからすっきりしたんです。意味を取り違えないようにね。

 小蓮華方面に向かう登山者と別れる。あのうるさい連中に「あっち行け」オーラを発したが、こっちに来てしまった。ガックリ。

ここから初訪の地

 分岐点から先は今回が初めて。ワクワク。
 植生が変わるというからそれも期待していいかな?

コマクサ
 
昨日までのコマクサと違うでしょ?
 いや、何にも違いはないですね。ハイ。

チングルマ

 
朝日に輝くチングルマ。花もいいけど、おじいさんチングルマが光線の加減で輝いているのがなんともいいんです。
ズンズン下る

 左に鉢ノ岳を巻いて正面の雪倉岳が本日の第一目標。ここから3時間ぐらいで行くはず。現在、雪倉岳と標高が同じくらい。
タカネマツムシソウ

 
まさかと思ったが、秋の花の代表格と思っていたタカネマツムシソウが現れた。これまでは一本も見なかったのに。植生が変わるというのはこういうことだったんだ。これから先、この花はいたることに咲いている。
すっかり秋の気配?

 残雪が消えないうちにマツムシソウ、どうもしっくりこない組み合わせ。


小蓮華岳に続く稜線
 三国境から小蓮華に向かう登山者が豆粒のように見える。山のスケールの大きさが解る。
この稜線を下ってきた    6:30

 
白馬岳から馬の背を通って、三国境で分岐してここまで降りてきた。雄大な自然に圧倒されている。
朝日岳〜清水岳
 向こうの稜線は白馬岳から旭岳、小旭岳、清水岳と続く稜線。


鉢ノ木岳
 あの山を越えていくのか?いえいえ、あの山には登山道がないので、巻いていく。ヨカッタ!

コマクサ

 
何度も登場しているコマクサだが、これは白いコマクサが一輪混ざっている。ちょっと珍しい。


   
チングルマ
 鉢ノ岳の巻き道に入る。ハイマツを抜けるとそこには広大なお花畑が待っていた。一面に広がるチングルマ。


コイワカガミ
 
数では負けるが、コイワカガミもまだまだ頑張って咲いている。

7:00になった。
シナノキンバイ

 
雪解けが進んだ後に咲いている。


アオノツガザクラ

 小さな群れを成して咲いている。
お花畑
 
写真では確認しにくいが、ミヤマキンポウゲやハクサンイチゲが混ざり合って咲いている。

ミヤマキンポウゲ
  
花自体が小さいので不利。

ハクサンイチゲ

雪倉岳

 空が青い

ナナカマド

 空が蒼い
お花畑を行く

雪渓を横断する。遅くまで雪渓が残っているんだなぁ。

タテヤマリンドウ
 
鮮やかな紫色。


チングルマ
 朝露が残っていて、キラキラ光っている。
シナノキンバイ



ツガザクラ
  雪田

 チングルマやシナノキンバイがいっぱい。
登ったり下ったり

 ほら、おじいちゃん    あんたよ!   

 ぶっ
ウサギギク



タカネヤハズハハコ
 初かな?
クルマユリ

 後方は巻いている鉢ノ木岳(標高2,563m)。

雪倉岳避難小屋が見えた

 
小さいなぁ

まだまだ随分歩くんだよ

 
ひぇ〜っ

タカネナデシコ

 
群生して咲いている

タカネマツムシソウ

 もう何度も顔を出しているね

アカバナシモツケソウ

 
この一帯のお花畑は種類も豊富だ。


カライトソウ
ツリガネニンジン
ヨツバシオガマ


ウメバチソウ
雪倉岳避難小屋    標高2,400m  7:45

  雪倉岳避難小屋は、「あくまで、避難小屋」です。 緊急避難時以外の宿泊は、出来ません。(朝日小屋HPから)
 管理を朝日小屋が委託されている。

 ふーん、かなりの人が利用しているみたいだけど・・。でも、トイレ問題が解決しておらず、強烈なし尿臭がしている。
雪倉岳避難小屋

 朝日小屋での事件。この小屋に泊まった19人(岡山の高校生パーティ13人と大学ワンゲルOBで平均年齢65歳ぐらいの6人)が朝日小屋での宿泊手続きでこの避難小屋を使ったことがバレて、むっちゃくちゃ怒られた。直立不動で立たされ20分ぐらい説教されたらしく、○がついたときにはすっかりしょげ返っていた。また、よせばいいのに「避難小屋を使っちゃいけないなんてどこの本にも書いてない」と反論したことから、また怒られたらしい。元教員で真面目な人たちだった。一緒に酒を飲んでやっと機嫌が直ってきたけどね。
 でも、考えがわからないでもない。「あくまで、避難小屋」たって、普通の山小屋は誰だって泊まっている。
 やっぱり、排便処理ができていないのが一番の問題。この小屋は、緊急時以外使わせないほうがいい。

タカネツメクサ



クモマニガナ

雪倉岳への登り

 振り返れば、もう避難小屋が見えなくなっている。
 前は雪倉岳への急登が待っている。
 シャリバテしてきたので、一休みしてここでブランチ。

 あと一息で上り詰めるのだが・・。
カライトソウ



タカネバラ

ハクサンフウロ

??
 ワカンナイ


イブキジャコウソウ

 まだまだ登りは続く・・・・・・・ガンバレ、頑張れ  

後半を読む (強制です) (^◇^)



Home