今年のゴールデンウィークは好天が続きそうだ。野暮用で白樺湖の近くに来ている。さて、どこかに散策に出かけよう。展望の良いところ・・・・ 
 まずは麦草峠まで行って見てからどこに行くかを決めよう。・・・・いい加減なスケジュール
 車中での結論は、丸山→中山→ニウの予定だったが、麦草ヒュッテのところで急遽行先変更して縞枯山とする。
 日時:2010年5月1日(土) 
 山名:縞枯山(標高2,403m)
 参加者:◎(2名)

縞枯山、茶臼岳MAP

 麦草峠(標高2,120m)から茶臼山(標高2,384m)を経て縞枯山(標高2,403m)に登り、雨池峠から雨池(標高2,040m)を経由して戻るルート。
 雨池でパウロさんの山荘(小説「未踏峰」で出てくる架空の山荘。火事になってしまう)の面影を探して見るということをテーマにする。
キジに出会う

 早朝の麦草峠。展望台付近でキジが散歩している。このあたりではよく鳴き声は聞こえるが、間近で見る機会は少ない。尻尾が立派だから雄かな?

注.山屋用隠語「キジ撃ち」とは全く無関係。
  正真正銘のキジなのでお間違えなく。
日向木場展望台

 
麦草街道の展望台。天気がいい日はだいたい立ち寄る場所。以前、スノーシューで歩いてきたっけ。
 今日も北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳が見えている。
 おおきな霜柱。既に気温はマイナス3度。
麦草峠駐車場  標高2,120m

 無料の駐車場は立派な水洗トイレ小屋あり。駐車可能台数は約30台。早朝にも関わらず、既に20台ぐらい停まっている。この先にある白駒池の駐車場は有料。
 寒い。マイナス5度。向こうに見えるは茶臼山。
  どこへ行く?そっちか?

 今日は、丸山から中山、ニュウあたりを散策するということで意見は一致していたのだが、トップが麦草ヒュッテまで来て、急に反対方向に進みたくなったらしい。
 ということで、国道299号線をいきなり横断して縞枯山方面に鞍替えすることになった。
茶水の池

 
薄氷が張っている。氷はガリガリ状態。

 大石峠・茶臼山方面に向かう。
  アイゼン着用

 
10分も歩くと、ツボ足では坂道を登ることができなくなった。ザックに忍ばせておいた6本歯の簡易アイゼンを装着。が、10年以上もこのアイゼンを着けたことがなかったので、どうやって締めていいかわからん。仕方なく説明書を出して読んだら、前後逆につけようとしていたみたい。おぉ、はずかし。
中木場  標高2,132m

 小高い丘に着く。既に縞枯現象が見えてくる。
茶臼岳、天狗岳

 これから進む茶臼岳、振り向けば北八ヶ岳では人気のある天狗岳(2006年の記録はこちら)が凛々しくそびえている。
  かなりの急登だよ

 4本歯の軽アイゼンではグリップが効かない。まぁ登りはそうれでもたいした抵抗なく登ることができる。
茶臼山  標高2,383m

 急登を登りきると、山頂の標識が立っている。ここは風もなくポカポカ陽気。その代わり展望がないんだなぁ。
茶臼山展望台に移動

 数分で展望台に出る。さえぎるものが何もないので、まともに風を受ける。岩場でずっと頑張っているグループもいる。写真だけ撮ってさっさと戻りたい。
八ヶ岳
 八ヶ岳は一番近いので鮮やかに見えている。主峰赤岳を中心に左右に山稜が広がっている。



 
南アルプス、北アルプス

 北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳の南アルプスはまだ冬。

 
穂高連峰、槍ヶ岳、、、、、小さくてわからん(望遠レンズは車の中に置いてきた)
  蓼科山


 蓼科山は山頂付近だけ雪が残っているみたい。明日登ってみようかしらん。


 う〜、寒い、ここはもう退散じゃ。
茶臼山から縞枯山

 茶臼山山頂でちょっと食べ物を補給。水は冷たいからテルモスのお茶がうまい。

 さて、縞枯山方面に向かう。遠めに見ても縞枯現象がはっきりと見て取れる。原因は諸説あるが、断定されたものはない(はず)。
鞍部から登り

 茶臼岳と縞枯山の鞍部に到着。ちょっと暑くなってきたかな。日差しが強い。
縞枯山展望台

 縞枯山への急登を登りきると岩の上が展望台になっている。アイゼンをつけているので岩の上には登りたくないな。岩の上に5人ぐらいのパーティが登っているけど。

 後方は八ヶ岳、随分こちらも高度が上がった。
八ヶ岳、南アルプス

 
降りてきた茶臼岳越に見る八ヶ岳と南アルプス。やぁやぁ、ここも絶景ポイントだ。
水平移動

 なだらかな稜線をゆっくりと縞枯山山頂に向かう。縞枯現象を最も間近に感じるあたりだ。

 遠くに北アルプスが見えている。
縞枯山山頂   標高2,403m

 このルートからだと大した苦労もなく山頂を踏むことができる。山頂からの展望はあまり期待できない。先ほど通過してきた展望台のほうが見通しが良い。
 しかし、見事なまでの涸れっぷりには地球の絶滅までをも予感する。
縞枯山

 バックに溶け込んですばらしい一体感を醸し出しています。 ウォイウォイ

 すごくいい天気。雪焼けが怖い。サングラスを忘れたので目が痛くなりそう。
  浅間山

  縞枯山から鞍部に下りるのが一難。傾斜がすごい、掴むところがない。下りが極端に弱いEmirinが涙をためて(冷や汗?)動けなくなる。・・はぁ・・

 浅間山が綺麗に見えているというのに。
やっと鞍部に降りてきた

 正面には雨池山が見えており、三ツ岩を経由して北横岳に行くことができる。途中の岩場が難所だけど。
 左に進路をとればコーヒーがうまい(と評判の)縞枯山荘、坪庭を経由してピラタスロープウェイに行き着く。今回は、進路を右に取り、雨池峠から雨池に向かう。
あっさりと林道に降りてきた

 前回、逆ルートでこの登りを歩いたときはえらく大変だったような気がする。確か岩だらけだったはずだが、今回は、運よく雪が岩を隠しており、何の支障のなくすいすいと降りることが出来た。
 林道にはまだ雪が残っており足跡もほとんどない。雪が腐ってきたのでここでアイゼンを外し
雨池   標高2,020m

 実はこの雨池に来たのは始めてである。(^^ゞ
 湖岸にはまだ雪が残っている。さすがに全面凍結を期待したのは甘かった。未踏峰(小説)では、凍結した湖面を歩くところがあり、実はそれをやりたかった。
 
 水はすごく綺麗。このままゴクゴクと飲みたいくらい。
雨池を一周

 
せっかく来たんだから一周しない手はないね。雪の上をおっかなビックリ歩く。あまり湖のほうに近寄るとずっぽりとはまってしまいそう。

 それにしても、快晴で気持ちがいい。
雪が多いところも

 まだまだ50cmぐらいの雪が残っているところもある。端のほうには行きたいし、行き過ぎれば落ちそうだし。

 あ、向こう側に一人登山者が現れた。雨池独占が破られた。しかも、こちらに向かって歩いてくる。
山荘発見

 
小説(未踏峰:フィクション)で出てくる、パウロさんの山荘「ピンティ・ヒュッテ」はこのあたりかなぁ、とあたりをつけたところに、ついに発見! 作業小屋もどきの小さな小屋があるではないか。もしかしてこれが小説のモデルになった小屋か?感激!
 ついでに雨池の標識も立っていたりする。
3/4周ぐらい回った

 
雨池を完全に一周すると帰路が遠くなるのでコースどおりにこのあたりからルートに戻ることにしよう。
 なかなかすばらしい池だった。

 この後、赤ボロを見失い、ルートを逸脱。がむしゃらに登ること10分ぐらいで無事に林道を発見。
麦草峠へは登りだぁ

 
やっと林道に戻って一安心。さぁ後は麦草峠に戻るだけだ。
 あ、ここは標高2,020mなので麦草峠までは登りになるじゃん。そんなん地図をちゃんと見ていれば解るだろうって?実は、あまり気にしてなかった。ふぅ!
  茶水の池

 戻ってきた。散策時間は約6時間。なんでもない初級者コースのはずだが結構疲れた。

 朝とは様子が一変して氷のかけらもない。一日にして雪も氷もかなり溶けてしまった。


  八ヶ岳ポイント

 降りてきた。八ヶ岳全体が見渡せ、電線がないところを見つけた時に、勝手に「八ヶ岳ポイント」と命名する。南斜面はものすごい勢いで雪の量が減っている。
八ヶ岳(望遠)

 (左)赤岳、阿弥陀岳

 (右)権現岳、編笠山
  コンデジだと

 今回は、タンポポに映える残雪の八ヶ岳が綺麗だ。
 色が全然違う。こっちのほうがよかったりして(^^ゞ



Home