双六〜黒部五郎〜鷲羽の山旅
第4日目(2008年7月24日)
双六小屋〜新穂高温泉

全体鳥瞰図(左)と第4日目コース(右地図の逆コース)

 
 最終日は、双六小屋(標高2,550m)から新穂高温泉(標高1,040m)まで降りるだけ。せっかく涼しい避暑地にいるのに、下界には降りたくないよう、、、という気持ちでいっぱい。でも、仕事が待っているのでそういうわけにはいかない。

 標準CT(コースタイム)は5時間半。下りは不得意なので何時間かかることやら。昨夜一緒に飲んだ女性は、10時半のバスで松本に出るといって5時に小屋を出ていった。遅れたら○が送ってあげるね。

高低グラフ(逆コース)
  
 
弓折分岐までは高原散歩。分岐から鏡平までは急な下り。鏡平で鏡池に映る槍ヶ岳を見ながら昼食。長くて辛い小池新道を我慢して下ればわさび平小屋。

 最後は暑い中の林道下り。予定時間は7時間だがはたして・・・
双六小屋の朝  時刻5:00

 
御来光の時刻になっても太陽は雲に隠れたまま。今日は御来光は出なかった。

 槍ヶ岳方面に出発する登山者。重い荷物をもってゆっくりと稜線を登っていく姿は、絵になるなぁ。
 最近のテレビとか映画ではザックは大きいけど、中身は空っぽというのがすぐに分かるけど、本当の山屋は重い荷物を背負って行くんだ。
出発前の・・  6:00

 
小屋前の広場で準備体操をしている。いいねぇ、この風景。そんな人たちをじっくり見ていたら、またもや出発が遅くなってしまった。

 ガスも晴れそうだ。太陽が顔を出してきた。
 2泊もお世話になった双六小屋。昨夜は無理矢理4人部屋に入れられた。1泊目に寝た部屋が空いていたので、夜中にそちらに移動した。
 素泊まりで5,800円も取るんだからしっかりサービスしてほしいぞ。
  双六のテン場   出発6:10

 
双六小屋のテン場は小屋の裏で池に面している。昨夜も風が結構強かった。風の通り道なので寒いはずだが、半袖半ズボンで平気な奴らがいる。水は、冷たくておいしい雪解け水が豊富に出ているので、思いっきり贅沢できるぞ。

 まぁ、ここまで幕営装備一式を持って登ってくるヤツは尊敬しちゃうね。9割方は2食付きだから着替えぐらいしか持って登らないというのに。
クロユリ

 
双六はクロユリの代名詞と言うぐらいクロユリが咲いている。ところによっては群生している。クロユリは花が咲くまで7年とか10年とかかかるので貴重な花なのだ。

トリカブト

 花は綺麗だが根には猛毒がある。誰か殺したい人がいる?
  槍ヶ岳が顔を出した

 雲が流れて待望の槍が覗いた。嬉しいねぇ、槍を見ながらの空中散歩は最高。
 このまま晴れが続いて、鏡平では逆さ槍が撮影できると何も言うことなしなんだけどなぁ。
雪田

 
行く手には、穂高連峰の山々がそびえている。やっぱりあそこが日本の屋根だよねぇ。
 あぁ、鷲羽よ、水晶よ、黒部五郎よ、また逢う日までだね。バイバイ(;_;)/~~~

 携帯のアンテナが立つ。歩きながら花の写真を携帯で何枚も撮ってブログにアップ。あ、花の名前名前間違えた!何度も失敗して苦労してアップする。
  弓折岳から笠ヶ岳へ

 この稜線をずっと歩いていけば、笠ヶ岳に通じている。今は笠が傘をかぶっていて見えないけど。

 今度は、笠ヶ岳にも挑戦してみたいなぁ。
弓折分岐  標高2,600m 時刻7:50

 
標準CT1時間のところを、なんと1時間40分もかかってしまった。それだけのんびりと花を楽しみ、景色を楽しみ、雪を楽しみ、携帯で苦労して何度も立ち止まったからだろう。

 さて、これかはいよいよ一番嫌いな下り。標高差1,600mを一気に下ることになるのだ。あぁ、やだなぁ。
  マルバダケブキ

 登りに撮れなかった花でも撮影しながら降りるとしよう。
鏡平  標高2,300m 時刻8:40〜9:30

 
風もなく、逆さ槍を撮影するには絶好の条件。だが、肝心の槍ヶ岳は雲に隠れてしまった。
 こうなったら持久戦。結局、50分も粘ったが、雲は厚くなるばかり。結局、ここでの槍は次回に持ち越しとなってしまった。

 ここでは有料トイレを借りただけ。テラスでずっと寝そべっていた。
小池新道を降りる  

 岩場有り、雪渓有り、橋有り、、標高が下がるので暑くなるだけ。800mの高度差はかなりしんどい下りとなる。
 きれいに咲いたキヌガサソウとピンクのウツギ。

 シシウドが原 10:15通過 雪渓で遊ぶ

 秩父沢出合 11:35通過  橋を渡って小休止
小池新道入口  標高1,500m 時刻12:20

 
強烈な夏の日差しが照りつける中、下界に降りてきた。まだ、これから先1時間半はかかる。ふぅ、大変ダァ。

 北陸電力の関係車両とか大型トラックだけが通行を許可されているみたいで、歩いている脇をビュンビュン飛ばしていく。乗せてってくれぇ〜。
わさび平小屋 時刻12:45〜13:10

 
川に表示あり。「洗い場」「飲料水」、違いはなく飲料水がちょっと上流。冷たくて旨いが、やっぱり川の水だと思うと、ガブガブ飲むわけにはいかぬ。あと1時間頑張って歩くためには、冷たい水につけてあるトマトが必要だ。1個200円。やっぱり我慢!後で、キュウリを5本生かじりすることでチャラだ。

 イワホタルブクロ。右は橋が曲がっているが、この原因は雪?車がぶつかったとは思えない曲がり方。
お助け風

 
どこからともなく「冷たい風」が吹いてくる。怪談ではないようだ
が、すごく助かる。岩の透き間から、す〜と冷風が。くたびれ果てた身体に心地よい。

 やっと、一般車が入れるところまで戻ってきた。しかし、疲れたねぇ。
  新穂高温泉  標高1,040m 時刻14:20

 
有料駐車場。無料駐車場(250台)が満車になれば、この有料駐車場に置くか、鍋平駐車場に置いて、ロープウェーで降りてくるしかなかった。
 料金体系がとても変わっている。30分まで無料、6時間まで500円、以後6時間毎に500円加算。算数が得意な人はすぐに分かるだろう。疲れた頭ではさっぱり。
 何のことはない1日2,000円だ。○の場合はここに置いたら8,000円だったか。くわばらくわばら。
新穂高登山指導センター

 
専用用紙で下山届けを提出する。「岐阜県警察山岳警備隊 北飛山岳救助隊 詰所」の表札がかかっている。なんだか、ごっつい感じがするが、みんな気は優しくて力持ち(にちげねぇ)。
 北アルプス登山案内図を見ながら、今回のコースをおさらいしてみる。
  山岳救助隊の帽子

 
さりげな〜く、椅子に乗っかっている。かぶってみようかと手を伸ばしたら、陰で本物の隊員が執務していた。たぶん、「被らせて〜」と頼めば、被らせてくれるだろう。「くれ」と言ったら断られるのは必至。

 4日間の汗を流すべく、新穂高温泉、平湯温泉、栃尾温泉、白骨温泉、、、、キョロキョロしながら帰路に就く。


  武石温泉「うつくしの湯」

 
結局のところ、買い出し場所に近い温泉になった。いつもは「やすらぎの湯」になるので、ちょっと変わっていいかもしれない。設備も広さも十分。冷水機がないのが欠点。

 さて、、、、、、、、、お疲れ!


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