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「軽井沢ペーパー事件」○の悲劇

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 朝からバケツをひっくり返したような雨の中でも、軽井沢マラソンに申し込んだ参加者達は、泥だらけのグランドで受付を済ませ、男子控え室である体育館に続々となだれこんでいる。スタートは10:00なので9:00過ぎには体育館の中には既に500人を超える男性が思い思いのストレッチや屈伸運動に励んでいる。

 ほとんどの選手は緊張とプレッシャーでスタート前にトイレに行く。MMX走り隊メンバーも○も例外ではない。ここで、とんでもない事件が勃発しようとは夢にも思わず・・・・・・。


 体育館の男性用トレイの数は、大用×1、小用×2しかない。そこに500名以上の男性が緊張で催しそうになっているんだから、トイレの利用率は急増するのは当たり前。○はなるべく早く(といっても、早すぎると2回目を催してくるから)済ませようと考えた。

 男性用の待ち行列は2列。小用は平均5人待ち。大用は見る間に行列が長くなる。○は大用の3番目だから、待ち時間は数分であろう。やることないから、「小用の方はこっち、先にどうぞ」なんてことで人員整理をやっている。

 さて、待つこと5分、前の人がやっと終わった。やっと○の番だ。個室に入ってさっさと出すモノを出さないと、何人も待っているからね。ウンショ、、、出た出た。(^^)v

 「あぁ、、、うっそ! 紙がない!

 気がついたときは、既に出るモノが出ちゃっている。
 さぁ、困った。ここは冷静に考えよう。キョロキョロと見回すと、棚の上に便座カバーシートのケースを発見。やった、これで代用できる。そのまま立ち上がって(お尻につくなよ)ケースを降ろしてみてがっかり。なんと空っぽ。
 どっかの掲示板で見たことあるけど、緊急時にはソックスで拭いたとかあったな。でもここでそんなことすると、予備のソックス持ってきてない。ハンカチもタオルもおいて来ちゃったし。しょうがない、助けを呼ぼう。


○: 「すみませ〜ん、小用を足している方にお願いです。大用のペーパーが切れています。」
 顔は真っ赤になっていたかも知れない。
他人: 「・・・・・・」返事なし
(小用だって、常時使ってるんだから誰か返事してくれよう)
○: 「どなたか伝言お願いできませんか?大用のペーパーが切れているんですけど」
他人: 「どこに置いてあるんですか?」
○: 「えええ?私だってわからないんです。事務所に言って頂けませんか?」
他人: 「・・・・・・・・」返事なし
 (言いに行ってくれたかな?非常に不安)
 
 数分後も変化は起こらない。さぁ、いよいよ困った○
○: 「どなたかすませ〜ん。大用のペーパーが切れてるんですけど」
他人: 「大用のペーパーが切れてるそうですよ」
 (お、言ってくれた)
○: 「あ、どうもありがとうございます。なんだか助かりそうです」

 トイレの外でも大騒ぎになっているようだ・
他人: 「大用のペーパーが切れるんだって?」
他人: 「バカだね、する前に確認しないのかね?」
Pei: 「誰だ?ドジなヤツがいるもんだね」
他人: 「事務所には誰か言いに行ったのかな?」
他人: 「今、倉庫に取りに行ってるそうですよ」

 パタパタパタ(足音)、、、おぉ、救いの紙(いや、神)だ。
 女性の事務員のだったらしく、それを男性が受取り、個室のドアの上から差し入れてくる。また、立ち上がらねばならなかったが。まぁ、ドアを開けて受け取るよりいいか。もうクソ(本当のモノじゃないよ)度胸がついている。
○: 「一個だけですか?すぐになくなっちゃいますよ」
他人: 「あ、2個あります」
 2個目も受け取って、セット完了。あぁ、やっとスッキリ。

 でもね、よく考えたら、○の前に済ませた人はどうだったんだろう?
 もしかして、やっぱり紙なかったんじゃないだろうか?
 手で拭いたとか?ハンカチで拭いたとか?
 普通は、紙を切らしたら、次の人に「紙がないですよ」と言うのがエチケットじゃない?それも言えなかったってことは、、、、。怪しいヤツ!

 で、トイレから外に出ると、冷たい視線がねっとりとまつわりつく。
 なんせ50人以上が体育館の中まで行列を作っているのだ。
他人:「なんだ、コイツかぁ?紙がないって叫んでいたのは?」
 そんな連中の中に、Peiさんもいた。

 ここは一つ元気を出して「お騒がせしましたぁ」と挨拶。
まったく、朝から神に見放された瞬間だった。

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 この物語は2008年5月25日(日)9:30頃に、本当に発生した事件であり、ノンフィクションです。(だからどうだって?)
 
 あなたも、もし使用後に紙が切れていたら、勇気を持って次の使用者に「紙がないですよ」と伝言するように心がけましょう。山では常識なんだけどなぁ。あ、山では自分で紙をもって個室にはいるってのも常識です。二度と○の悲劇を繰り返さないようにしたいものです。

 ちゃんちゃん