早春の陽光を浴び、透き通るような淡い黄色の花を咲かせるロウバイ。花の少ない時期に厳しい寒さに耐えながら、燐と咲く姿は見るものをうっとりさせる。
 初めての宝登山、さてどういったところだろうか?
 日時:2008年1月14日(月) 晴れ 気温4度 
 山名:宝登山(標高497m)
 参加者:◎

宝登山MAP

 秩父長瀞駅から歩いて登る。一帯の駐車場は早朝から満車だろうと思って電車で出かけたが、意外とガラガラだった。
 宝登山神社から標準時間1時間で山頂にたどりつく。自信がない人はロープウェーにのればすぐ。
 標高497mの宝登山頂一帯に約2,000本のロウバイが咲き乱れている。ロウバイの甘い香りを楽しみながら、眼下に広がる秩父の街並みや「武甲山」「両神山」の眺望に酔いしれるのは最高!
長瀞駅

 羽生で東武線から秩父線に乗り換え、「長瀞プチたびきっぷ」(1.,360円)いう割引切符(320円お得)を買って、単線で車に揺られて1時間。長瀞駅に到着。

 なぜか、ブーメランがおいてある。「一度と言わず、また来てくんな」だって。
長瀞駅

 関東の駅100選に選ばれている。明治44年「宝登山駅」として開業し、対象12年に「長瀞駅」と改名。ちっちゃな駅だ。電車は1時間に2本ぐらいしか走っていない。
長瀞駅前

 正面に宝登山神社の参道が延びている。長瀞観光協会の建物が木造で、一見厠かと間違いそう。厠はちゃんとした小綺麗なのがある。

 「長瀞は天下の勝地」と書いてある。小用を済ませ、観光協会で地図を貰って出発。
大鳥居

 宝登山神社への入口となる大鳥居。付近には1日500円の有料駐車場が宝登山神社まで続いている。まだピークロウバイのピークになっていないためか、終車状は半分も埋まっていない。それとも時間帯が早すぎたか?でも、既に9時は回っているんだけどな。どうやら、朝は遅いらしい。店もまだ閉まっている。
宝登山神社

 秩父神社、三峰神社と並ぶ秩父三社の一つ。日本武尊が神武天皇、山の神、火の神をお祀りしたのが神社の起源。古くから火防、災難除けの進行と「宝の山に登る」という名前から、参拝者が絶えない。

 まずは、ここで安全祈願をしてから登る。
ハイキングコース

 お年寄りや足腰が弱い人のためにロープウェーがあるが、我々には無用。宝登山まで2kmと書いてあるし、ガイドブックにも80分と書いてある。

 肌寒く冷たい風が吹いているが、歩き出せば気にならないだろう。
ショートカット

 山頂まで関係者の車が走る道がハイキングコース。しかし、途中からは本来の登山道と思われる急登の道が現れる。迷わず登山道へショートカット。一度、近道をするともう後はどんどん直登するのみ。ガンガン飛ばして登る。

 宝登山神社奥宮まで40分しかかからなかった。あっさり到着。おみくじが扇子になっていた。
宝登山  標高497m

 霜柱が解けてぬかるんでいる。北側の展望はないが、南から西にかけてはすばらしい眺めだ。
 武甲山、雲取山、甲武信岳、両神山の山並みがはっきりと見える。真っ白い雪を被った山は浅間隠山だろうか?

 しばらく山座同定を楽しむ。
宝登山

 「宝の山」との言われる。ダイダラボッチという伝説の巨人が、この山をモッコに入れて担いで来たと伝えられる。

 山頂は寒風が吹きすさみ、すこぶる寒い。登ってきたばかりの格好では5分も持ちそうもない。
ロウバイ園

 さて、じっくりとロウバイを楽しんでください。

 甘い香りがどこからともなく漂ってきます。甘酒が欲しいところだな。しまった、忘れた!
 「蝋梅(ロウバイ)」と言う名の由来は、花がロウ細工のように美しいという説と、花弁の色が蜜蝋に似ているからという説、蝋月(旧暦12月)に咲く花が梅に似ているからという説があります。
 植物学的には梅の仲間ではなく、ロウバイ科ロウバイ属で中国中部原産の高さ3m〜4mになる落葉低木。冬に咲く花木の代表種です。
 早咲の「素心(そしん)」は香りが良く花芯部も黄色なのが特徴で、この時期咲き誇っているロウバイの大部分がこの種類。
秩父のシンボル「武甲山」が尖って見える。
両神山は独特なギザギザをしておりなかなかカッコイイ山だ。
 「和蝋梅(わろうばい)」は、基本原酒で花芯部は紅紫色でやや小型。
 
ロウバイだけならこちらでどうぞ
 実はもう一種類「満月」という品種がある。素心蝋梅から選抜された品種で花は大輪。この品種はまだ咲いていなかった。これから2月にかけて咲くのだそうだ。
冬桜

 季節はずれの桜が咲いている。ほとんど枯れてはいるが。

 遠くに雪を被った山が見えている。浅間隠山?

 ロウバイを満喫したら、ボチボチ下るか。


再び長瀞駅

 下りもショートカットの連続。30分で降りてきてしまった。店が開店してちょっとだけにぎやかになっている。

 電車の時刻まで40分ほどあるので、長瀞を探索してみる。踏み切りを渡って反対側へ。
商店街

 帰りにお土産を買って行かなくちゃな。
長瀞岩畳

 荒川の流れ約5キロに渡って展開する日本有数の名勝。造山運動で隆起した深部地層が、荒川の浸食を受けて畳を重ねたような特異地形を形成している。
屋形船

 夏はライン下りがあるが、冬の間はコタツが入った屋形船のみの運航。

 ゆっくりと岩畳の所を回っている。
岩畳

 地質学的に見ても非常に希な地域であるため、『日本地質学発祥の地』と言われ、碑は埼玉県立自然の博物館前に建立されている。今は、改装中のために休館となっていた。