第3日目
常念岳〜2592ピーク〜蝶槍〜蝶ヶ岳




 もっと大きな地図  本日の行程(赤い線)
  
常念山荘〜常念岳〜2592ピーク〜蝶槍〜蝶ヶ岳

 
常念岳から蝶ヶ岳までの縦走コース。普通の人はそのまま三俣に降りることができる。熟達者は三俣から日帰りも可能。我々入門クラスは蝶ヶ岳で一泊する。遠方から見ると簡単なようだが、やっぱりアップダウンは厳しい。

 今日も一日天気はよさそうで、嬉しいねぇ。
横通の北斗七星、常念のオリオン  4:00

 今日も4時に起きだして、まずは炊事場に行ってお湯を沸かす。外に出てみると、満天の星。急いでカメラを持って撮影開始。バルブ開いた時間以上に書き込むのに時間がかかり、10枚撮影すると20分もかかる。風でカメラが動くと・・・・・。オリオン座が旨く撮れたのはなかった。

 薄着のまま外にいたので寒かった。
常念乗越からの御来光

 
浅間山の右側に穏やかな御来光が出た。雲がないので変化に乏しいが、まぁまぁヨカッタ。

 撮影ポイントは横通岳に近いところ。ここに例のカメラ好きの常念小屋管理人がいた。
モルゲンロートに染まる槍ヶ岳  5:35

 槍ヶ岳から中岳付近に常念山脈の影が映り、鮮やかなモルゲンロートの線となって浮かび上がる。感動のシーンだ。

 山荘管理人も盛んにシャッターを押している。
出発  6:15

 一般宿泊者の朝食は6時から。既に朝食を終えている◎は、一般者に先立ち出発。今日も槍が見えて楽しいな!

 常念岳は一度日帰りで登っているが、その時は展望は全くなかったからなぁ。
まずは常念岳に向けて

 
何度も常念小屋を振り返り、何枚も槍ヶ岳を撮影していると、常念への急坂も苦にならない。

 昨夜泊まった、インターナショナル(国籍が7カ国ぐらいの混成チーム)13人組が山頂御来光から降りてきた。カレーを最初から作っていたし、ガスバーナ着火方法も知らなかったので心配したが、「ご飯オイシカッタ、カレー最高だった」とはしゃいでいた。よかったね。
三俣分岐

 
常念小屋が見えなくなると、山頂の一端がようやく見えてくる。三俣に下山する場合はここから下山できるが、急な道が連続し、水もないので初心者にはお勧めでないらしい。既に、横通岳と同じくらいの高さまで登ってきたかな。
常念岳山頂  標高2,857m  7:40

 山頂まで1時間20分もかけてのんびり登山。ここでも山頂を独占できた。ホンモノの360度展望にあんぐりと口を開けて息をのむ。

 上高地、穂高、槍ヶ岳が一望できる。すごい! 
穂高の峰々  

 
一番高い(日本では3番目)奥穂高岳(3,190m)と涸沢カール。

 展望盤で山座同定を楽しむ。高妻山あたりに雲がかかっている他は、ほとんどの山が見える。

 鞍部から白山が見えるというこのポイント。ホントダ!
蝶ヶ岳(前方)、横通岳、大天井岳(後方) 

 
これから進む蝶ヶ岳は穏やかな山容を見せている。一見簡単そうだが・・・。
 これまで踏破してきた山並みが後方に見渡せる。2日かけて歩いてきた軌跡がくっきりと残っている。

左から前穂高、奥穂高、北穂高、長谷川ピーク、中岳、南岳、大喰岳、槍ヶ岳と続く。槍の手前は表銀座縦走路。
後方パノラマ 

 
大天井岳(正面左)から燕岳。奥の方には立山連歩が峰を連ねている。
  展望に飽きたら先に進もう   8:00

 いつまでも飽きない山頂だが、どうやら後続が登ってきたようなので、そろそろ山頂を明け渡してあげよう。

 さて、ここからの下りは大きな岩がゴロゴロ。最も不得意としている場所。緊張で顔が引きつっている。

 地獄の50分が始まる・・・・・。
やっと抜けた岩場で一息(2,512mピーク)  9:00

 
しかし、急な岩場でしたね。カメラを岩にぶつけそうで思わずザックにいれちまっただ。
 こうやって眺めるとたいしたことないのに、実際に歩くと凄い岩場だった。

 何度もアップダウンを繰り返すうちに10:00を過ぎる。
  2,592mピーク 11:00   

 
ガイドブックによれば、ここからさきの蝶槍までの登りが厳しいと書いてある。ここまででもかなり厳しかったぞ。暑いのと疲れでなかなか先に進めなくなってきた。ピークといえども風がない。穂高に雲が湧いてきた。

 この先、樹林帯に入り展望もなく、蒸し暑い中を黙々と歩くことになる。
蝶槍への登り  

 
樹林帯を抜けると、再び展望が開けてくる。蝶槍は巻いて行こうかと思ったが、少しは展望が期待できそうなのでピークに行ってみようか。
蝶槍   13:00

 ちょっとだけ尖ったピークが蝶槍である。今日の残りはなだらかな丘だけとなった。
 先客が一人。同じようなカメラを持ってきている。交換レンズは沢山。でかい三脚持参で本格的な格好。写真を撮りに来てじっと待っているのか?
蝶槍

 先ほどのカメラマン氏「シャッター押しますよ」、、あ、どうも。・・・でも、なかなかシャッターが切れない。「赤いマークは出るんですけどね」(え?AFの合図じゃん)「そのままグッと押してください」、、「こんどは撮れたかな?」、とても、3脚持参で撮影する人には思えない、EOSでしょ?え???銀塩にレリーズしか使わない?
蝶槍から上高地、蝶ヶ岳

 
上高地街道を歩くと蝶ヶ岳が見えたような気がするが、これで確認できた。蝶ヶ岳まではもうちょっとあるが、後は気楽なてくてく旅で行けそうだ。
蝶槍と居眠りおじさん  

 
蝶槍はこんな格好をした小高いピーク。向こうに常念岳を入れてみた。

 おじさんが二人ひなたぼっこをしながらうたた寝している。気持ちよさそう。この二人も一緒の宿になる。片方はビール、片方はコーヒーばかり飲んでいた。兄弟のようにも見えたが、言葉使いは他人。
負けた

 でっかい荷物を背負って歩いてきたおじさん。いきなり「燕にサーダいました?」「いや、気がつきませんでした。」「お世話になったのでこれから会いに行くんだ」。だって、これからじゃ常念岳も越えられないんじゃ?一体、どうう体力なんだ?もしかしたら、名のある有名人かもしれないので一枚パチリ。

 横尾への分岐を通過。まぁだ? 子供みたい。
瞑想の丘  

 
展望盤がおいてあり、ここでも山座同定ができる。熱いコーヒーを入れて、のんびりと時間を過ごすには最高の場所と時間。何度も行ってみた。
蝶ヶ岳山荘     14:00

 今日も予定を大幅に遅れて14:00着。これから常念山荘に向かう強者もいる。横尾から登ってきた5人組とか、常念山荘で一緒だった16人の団体が大騒ぎしてうるさいったら。今日は、蚕棚の雑魚寝。最低の夜になりそう。

 手前にキャンプサイトがある。テントを持ち上げる気力と体力があればテントが絶対お勧め。
蝶ヶ岳  標高2,677m

 
どこが蝶ヶ岳ですか?と聞かれたが、れっきとした山頂の表示があるのだ。見つけるのも大変だけどね。

 槍ヶ岳があんなに後方になった。この位置からだと小槍が見えない。
雲海に沈む常念岳、中央アルプス  

 
常念岳の影が徐々に伸びてきて安曇野までかかってきた。焼岳の左に乗鞍岳、その向こうに木曽駒ヶ岳が山頂だけを覗かせている。
 熱い抹茶ティーを飲みながら陽光の移り変わりを楽しむ。
ダイヤモンド穂高    17:30

 ぼんやりとしていたら、いきなり夕陽ショーが始まった。奥穂高岳に夕陽が落ちて、ダイヤモンド富士ならぬダイヤモンド穂高となった。わずか数秒の出来事。素晴らしい自然のショーに思わず焼酎で乾杯!( ^_^)/□☆□\(^_^ )
夜のとばり      19:30

 皆が寝静まり(一部がうるさい)そろそろ七ツの刻限。布団を抜け出し瞑想の丘に向かう。北穂高岳山荘と穂高岳山荘の灯りがコミニュケーションをしている。槍ヶ岳山荘の灯りが割って入り、さながら北アルプスの演奏会。

 さぁて、寝るか!

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