○の田舎(佐賀県玄海町値賀)から、台風のごとくやって来る。数年ぶりとはいえ、とりあえず歓待してあげよう。梅雨明け1週間で天気は安定しているはずなのだが。小学2年生にはちと厳しいかな?富士山のガイドを頼まれた○。天気と体力責任は持てないぞぉ。
 ●日時:2000年7月28日(金)〜29日(土) 曇り、晴れ
 ●参加者:兄、兄の娘、姪、姪の娘2人、◎

 富士山ビジターセンター 

 
ここで、富士山について事前学習して登ると効果的。でも、昼食とお土産に終始して、全く学習効果なし。あぁ、先が思いやられる。
富士山ビジターセンター 

 
はい、では5合目に向けて出発しますよ。いいですか?
「はーい」返事はいいねぇ。

 5合目  標高2,305m

 山頂はガスがかかっており、小雨模様。寒い。かすかに富士山の稜線だけが確認できる。濡れると困るので雨具を着込んで出発準備。
 さぁ、出発すると。

 ご一行様

 はるばる佐賀からやって来たおのぼりさんご一行様。兄貴、姪っ子、それらの子供達計5人。○×2を加えて総勢7人となり、やむなく○がトヨタレンタカーをチャーターしての大移動となった。
 最初は下りがある

 5合目出発直後はわずかだが下っている。ここで、調子に乗ると後が恐い。素人にはそこがわかんないんだよなぁ。

 泉ヶ滝 標高2300m

 5合目でも水が湧き出ている。でもせいぜい馬が飲むくらいで人間が飲めるようにはなっていない。さて、ここからが登りとなる。

 6合目付近  標高2,550m

 7月末の土曜日と8月最初の土曜日が富士登山のピークである。さすがに土曜日は宿泊も断られるので1日早くしてもこの有り様。金曜日だというのにアリの行列ヨロシク、ゾロゾロと登っている。この調子だと明日の山頂付近は大渋滞間違いなしだね。

 6.5号付近

 団体をやり過ごすが、後から後から続々とやってくる。観光気分で登られても困るんだよなぁ。お金さえ出せば、食べ物も、飲み物も、寝るところも、最悪怪我してもタンカを出してくれるところはここぐらいのものだね。○は意地でも、水を持って、食べ物を持って、お湯も沸かせる準備を怠らないぞ。

 山中湖

 やぁ、やっと山中湖が顔を出してくれた。右手奥には遠く相模湾も見えてきた。振り返れば西のほうも明るくなってきた。うむ、この調子だと明日の御来光は大丈夫かな?

 私達は晴れ女よ!
明日は早いんだから子供は寝る

  子供がいるから山頂御来光は止めて、途中で御来光になるように調整してでることにする。

 では、仮眠ハジメ!



翌7月29日(土)は2時半に富士一館を出発して山頂に向かいます。

眠いよぉ

 
3:30 出発から1時間。子供にとっては深夜登山は残酷だね。でもガンバレ。

 4:15 眠いよ、かぁちゃん。でも頑張るからね。
   夜が明ける  白雲荘  標高3,100m  5:15

 
なんだか解らないうちに夜が明けた。
 ここまでで、既に姪の長女が不眠による頭痛を訴えて富士一館に戻ってしまった。まだまだ先は長い。果たして山頂までたどり着けるのだろうか?
 御来光

 太陽は顔を出してくれませんで。厚い雲に邪魔されています。

 本八合目 標高3,300m

 小学校2年の祐実がついにダウン。ここまで頑張って登ってきたが、「もうダメ、苦しい」と高山病の症状がひどくなり一歩も動けなくなる。酸素を吸わせてもちょっとしか効果がない。一人で小屋で待つのはイヤだと言う。このままだと全員が登頂できなくなるので○が一緒に下山。この時点ではすでにお姉ちゃんの方もダウンして下山している。でも、よく頑張った方だと思う。

 兄と兄の娘、姪の3人は山頂を目指して登っていきました。

 下山道 標高3,000m

 山頂から下りてくる人の列が延々と続く。ほとんどが山頂で御来光を拝もうと登った人たちである。このダラダラとした下山道を延々と4時間も歩かないと5合目に着かないのだ。少女が「まぁだ??」を連発する。
下山道を下りすぎて尾根を横断

 下山道から富士一館に戻るルートは難しい。つい下りすぎて、登山道に合流するポイントを見失ってしまった。
 小学2年生を無理矢理尾根越えさせて、鎖もない岩場を飛び降りさせたり、泣きそうになる子供をここは必死でサポート。
7合目富士一館 標高2,800m

 やっと山小屋に戻ってくる。天気は上々。

 山頂から携帯電話で「今着いたよ〜」の連絡が入り、ほっとする。

タカネツメクサ
 山小屋の脇で見つける。こんなに綺麗に咲いているもんだね。カワイイイ、カワイイ。
7合目でお弁当

 ポカポカ陽気の中でお弁当を食す。外で食べる食事ってやっぱりおいしい。
でへへぇ、私達山頂まで登れなかったね

 7合目に下りると高山病もどこ吹く風。何事もなかったように元気になる。だから高山病って言うんだけど。

 もうちょっと大きくなったらまた来いよな。今度は山頂まできっと連れていってやるからな。オジサンは約束する。
まだ帰ってこないね

 
どうやら山頂まで到着したらしい3人を待つ。随分と遅いねぇ。待ちくたびれちゃう。早く帰ってこないかなぁ。
お手伝い

 
今日は土曜日なので宿泊予約者で満員。明日のお弁当を作らなくっちゃ。シャケを焼いて、コロッケを入れて、昆布と生姜を入れて、梅干しを入れればできあがり。ハイ、一丁あがりぃ。

 やっと帰ってきた。お疲れ。

 ハクサンシャクナゲ

  下山開始。ちょうどシャクナゲの時期だ。あちこちで可憐な花を咲かせている。
なんだか寂しいなぁ

 七合目花小屋。山頂に行けなかった悔しさがちょっぴりあるのかなぁ。ちょっぴりいじけているような気もしますが。
六合目 お馬さんが通る 

  富士山では7合目の最初の小屋まで馬で登ることが出来る。主に講の先達とかが利用するが、もちろん一般の人が乗っても良い。但し料金は1合約1万円とそれなりの覚悟がいる。昔は馬返しあたりで活躍していただろうがスバルラインが出来てからは旧道を登る人はほとんどいないからね。
 帰りに乗ってもほぼ同じ料金。
 クルマユリ

 シャクナゲに遮られて、日光を求めて必死に茎を伸ばしたクルマユリ、けなげだ。
 タカネバラ

 富士山にもいろいろな花が咲いているのを発見した山行でもあった。いやぁ、実は暇すぎてキョロキョロしていたんですよ。



番外編

 翌日はお約束の東京ディスニーランドで終日遊び疲れ。そして帰り道では上野の国立科学館でちょっと勉強してから帰って頂いた。お疲れ様でした。



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