夏が来ても雪が残る浅草岳にいきなり挑戦。見事なブナ林と大展望を期待して、最も苦労する登山口から登る。桜ソネ登山道は雪で登山口までにも行けないだろうし、叶津からだと4時間半もかかってしまう。
日時:2007年4月29日(日) 6:00〜13:15 晴れ 気温10度くらい
場所:浅草岳(標高1,586m)
参加者:Peiさん、ツッチさん、◎

  浅草岳MAP(只見尾根コース)

 5月上旬〜中旬までは残雪が多く、登山道のほとんどは雪に埋まっている。ブナの新緑や雪椿はベストシーズン。

 山頂付近の草原は、浅草岳山名の由来とも言われ、初夏にはヒメサユリやコバイケイソウが一面に咲き乱れるという。
 5月のゴールデンウィークの頃にはカタクリが見られる。
 田子倉登山口から往復する。
  田子倉ダム

 
只見青少年旅行村のバンガローを出発したときはガスが立ちこめ、視界は50m以下。田子倉ダムまで登ってくると、湖面のガスが切れかかって雪山が顔を出してきた。幻想的な朝焼けが待っている。
 田子倉湖では早朝からボートを繰り出し、釣りにいそしむ人が見かけられる。
田子倉湖
田子倉登山口入口

 
登山口駐車場は雪で埋まっている。無人駅の田子倉駅に車を置いて登山口に向かう。前日の下見で、登山口から積雪があるのは確認済み。

 田子倉駅発6時2分の小出行きディーゼルがちょうど通過する時間にぶち当たった。何せ、時刻表には、1日4本しかないという超ローカル線。しかも4月から11月までの営業(冬期は運休?)となっている。さすがに豪雪地帯だ。
浅草岳登山口 標高500m  6:05

 眼前にいきなり雪をまとった浅草岳の勇姿が飛び込んでくる。早くも武者震い。登山届けをポストに投函。今日は誰も入山した形跡はない。

  
沢沿い

 早朝のせいか、足下がガチガチに凍っていて、つるつる滑る。100mも行かないうちにアイゼン着用の指示が出される。
 15分も行かないうちに、幽ノ沢が行き止まり早くもピンチ。渡渉不可能。高巻きを余儀なくされる。再び沢に降りるも渡るところが見つけられず、右往左往。後から来た単独行の人が先に渡る場所を見つけてくれた。
 やっとの事で沢を渡ると、2番手のエミリンがクレパスに消えた!幸いにも身長ほどの深みに落ちただけだった。
尾根にとりつく   9:00

 
急登になるのは解っていたが、あまりにも手前で急登にとりつき、またもやミスコース。ルートが見つけられず、元の場所まで引き返す。通常30分ぐらいのコースタイムのところを2時間半もかかってしまった。気を取り直して、小さな沢を渡りながら高度を上げる。見事なブナ林が春を待ちかねている。
視界が開けてくる

 次第に視界が開けてきて、前方には山頂が、後方には田子倉ダムが見下ろせるようになってくる。
  鬼が面山

 
南側には只見沢が深く切れ込み、鬼が面山と南岳を結ぶ尾根から落ちる岩壁が凄い迫力で迫ってくる。
痩せ尾根の急登

 雪が切れている所にはカタクリの花やイワウチワが精一杯咲いている。バックの雪山とのコントラストが気に入った。
 雪面は不安定で、滑り落ちれば100m以上は滑落できそうで恐い。下を見ないように身長に通過する。

 先行して登っていた単独行の登山者が脇道に寝転がってビールを飲んでいる。
 
大展望が開ける

 振り返る余裕もないが、ちょっと平坦なところで振り返ると見事な展望が広がっている。
休憩 標高1,100m 10:15

 ここまで登ってくると、風も強くなりちょっと立ち止まると寒くなってくる。急登に心臓がバクバクしている。
会談中

 
ここから剣が峰を通過して山頂まで1時間半。2名が敗退宣言してここで待っているという。往復3時間はかかるので、ここに戻ってくるのが13時過ぎになることや、雪は益々深くなるだろうとの予測で、ここで全員が登頂を断念。悔しいけど・・・・・・・涙の撤退が言い渡される。
  寂しそうな

 ピッケルとツッチ。前夜祭で飲みすぎたか?アルバイトに疲れたか?身体が重いと訴えたツッチ。どうしたのかなぁ?ピッケルもカワイソウ。
鬼が面山と浅草岳

 今回の最高地点から無念の表情で見上げる。
しっかりと目に焼き付け

 慎重に下山開始。登山道脇で相変わらずビールを飲んでいる単独行の登山者曰く「死にに行くような壁には敢えて挑戦しないようにしなくちゃ」だって。やはりここでムチャしなくて良かったのかも知れない。


ブナ林

 ブナ林まで降りてくると、風もなくなりルンルン気分で下山を続ける。登るときには全く気がつかなかったが標識もついている。ここは水場の近くなのだろう。
熊の爪跡

 どこについているか見分けがつかなくなっている。小休止。

 気がふれる前には裸になるというけど・・・・・気持ちいいもんですよ。
無事下山  13:15

 クレパスポイントも難なく通過、下りでは同じ場所では迷うことがない。

 初日から「あ〜疲れた〜」
  今日の反省会

 風呂は今月から値上げした只見温泉保養センターの回数券を購入。只見ショッピングセンターでその日の食料を調達。ビール、ワイン、日本酒、焼酎が今日の飲み物。飲み過ぎはいけませんよ。
翌朝

 只見町内を早朝ジョギング。キャンプ場からもジョギングコースからも真っ白な浅草岳が笑っている。

 もう一度、登らせてください・・・・。