日光方面に雪を求めて移動する。異常暖冬でスノーシューする場所もないかも知れない。余り知られていない氷柱や氷瀑ならひょっとして期待できるかも知れない。スノーシューとアイゼンの両方を持って出発。日光に着いても、氷点下にならないという暖かさ。行けるところまで行ってみるさ。
日時:2007年2月24日(土) 晴れ 0度(1,300m地点)
場所:雲竜渓谷(標高1,320m)
参加者:◎

雲竜渓谷MAP

 林道歩きがこれほど長いとは・・・・。林道終点まで2時間以上は覚悟した方がいいみたい。逆に、アプローチが長いのであまり人が入らないのかもしれない。見事な氷瀑があればいいなぁ。
稲荷川右岸林道ゲート

 東照宮(神橋)の交差点を右折して、稲荷川右岸を3kmくらい進入すると、車止めのゲートがある。ここから先は工事関係車両か地元車しか入れない。ここに縦列駐車して、てくてく歩くことにする。
 例年ならここら辺は雪に埋まっているはずだが、今年はさっぱり。これではスノーシューもあったもんじゃない。念のためにアイゼンだけザックに忍ばせて出発。
  稲荷川展望台

 くねくねと林道を登る。途中、車で入っているおじさん連が、双眼鏡とにらめっこ。「バードウォッチングですか?」「いや、アニマルウォッチング」「イノシシですか?」「いや、鹿です」。(愚妻との会話でした)
 展望台で小休止。直下の日向砂防ダム(高さ46mは単一砂防ダムとしては日本一?)の向こうに女峰山が雪煙をなびかせているように見える。なかなかカッコイイ山に見える。
女峰山と赤薙山

 右から、赤薙山、前女峰から竜巻山が展望できる。山腹には雪が貼り付いてはいるが積雪自体は少ないようだ。所々に氷瀑も見える。もしかしたら、この中に雲竜瀑もあるのか?
洞門岩

 展望台から30分程歩くと、広場があり、車が何台も留めるスペースがある。洞門岩の標識はあるが、いったい洞門岩ってどれ?
 ここから、沢沿いに進むのが近道らしい。途中で雪山歩きの練習を兼ねてアイゼンを着用させる。
洞門岩

 もしかしたら、向こうに見える洞窟風の穴が洞門岩か?「どうもんわからん」
随分登ってきた

 洞門岩から、更に林道を登る。殉職碑が建っている。そういえば、ダムが幾重にも作られており、まだ作り続けているので、過酷な条件の中で仕事する人は大変だろう。
雲竜渓谷入口

 やっとたどり着いた。標識では雲竜渓谷となっているが、雲竜瀑ではない。氷瀑まではまだまだかかるはずだ。
渓谷に降りる

 階段?と思われるが、ここだけはしっかり雪が積もっている。慎重に河原に降り立つと、かなりの水量。吹きだまりでは足がスボッと入ってしまう。
河原を行く

 何度か渡渉しながら、奥へ進む。なんてたって岩場を不得意としている相棒はあぶなっかしい。今時分川に落ちたら、帰るまでに凍傷になってしまうから、つい慎重にならざるを得ない。
友知らず

 「友知らず」の標識発見。この奥にはなかなかの氷瀑が見える。ズンズン進んでみよう。実は、ここは通行の難所なのだが、そんな事とはつゆ知らず、無謀にも突入する。

 そもそも「友知らず」とは、「仲間の事など気遣う余裕はない」ということらしい。
氷柱が崩れ落ちて

 何度か渡渉すると、いくつもの氷柱が崩れ落ちている。小さな氷柱が四六時中崩れてくる。暖かすぎるのか?相棒はここから先へは渡渉できなくなったので置いてゆく。(冷たい?)
氷の芸術

 氷が水に溶けているのか、水が凍っているのか。透き通った氷がキラキラ輝いているように見える。
したたり落ちる

 頭上からはポタポタと滴るしずくと、ガラガラと崩れる氷が降ってくる。
もっと凄いんだろうか?

 暖冬の今年でさえ、これだけの氷瀑なのだから、例年ならもっと凄いことになってるのだろうか。
進退窮まる

 この先で、○も渡渉できなくなり、あきらめる。結局雲竜瀑にはたどり着けなかった。
通路は高巻きだった

 自宅に帰ってきて、ネットで調べてみると。この上を高巻きすれば行けることが解ったが、後のまつり。

 次回は、雲竜瀑まで行くぞ! と誓いながら悔しさに唇をかんだ。