富良野岳は「花の百名山」の一つである。火山性の荒々しい十勝連峰にあって、富良野岳は高山植物に恵まれた花の山として人気が高い。
日時:2006年7月14日(金)〜7月15日(土) 気温22度〜9度
場所:十勝岳(標高2,077m)〜富良野岳(標高1,912m)
     1日目歩行距離8km 歩行時間7時間
     2日目歩行距離9km 歩行時間8時間
参加者:◎

富良野岳MAP

 上ホロカメットク避難小屋で1泊し、運が良ければどこかでご来光を拝むはずが・・・。むなしく、ガスの中をただ黙々と歩き続ける羽目になろうとは誰が予想しただろうか。登山道の脇に咲き乱れる高山植物がうちひしがれた心を癒してくれる。


上ホロカメットク山   標高1,920m 6:00

 山の朝は早い。4時起床、朝食を食べて5時半には出発。それでも雨が降っているから遅い方だ。風も強いが上ホロカメットク山頂に足跡を残さない訳にはいかないので、稜線をたどる。30分もすれば上ホロの山頂に着くが、やっぱり何も見えない。がっかり。
 天気が良ければ富良野岳まで見えて気持ちの良い散策路なのになぁ・・・。(T.T)
ヨツバシオガマもしっとり濡れて

 上ホロからの下り、上富良野岳分岐までの間にもお花畑が待っている。雨に濡れたヨツバシオガマもなかなかの輝き。雨でしっとり濡れると一段ときれいに見える?
上富良野岳分岐   6:15

 昨日のコースに合流したはずだが、それさえも分からず、頭をひねっているといきなり上富良野岳分岐に出くわす。今日は、昨日より風が弱い分雨が強い。富良野岳まで3.4kmの表示がやけにうらめしい。
チングルマのお花畑

 アップダウンを繰り返す。至る所にお花畑。チングルマが既におじぃさんになって、ほんとのナイチングルマ?と化している場所もある。
チングルマ、ハクサンチドリ

 若くて元気なチングルマ。やっぱり咲き誇っているのが綺麗?

 ハクサンチドリの紫色が鮮やかに輝いている。
三峰山   標高1,866m 7:15

 ひたすら歩いていると、突然標識が立っているからびっくりする。

 ガスで何も見えないから、感激もさっぱり。時間と足跡だけが過ぎ去っていく。
エゾイソツツジ、チシマフウロ


 真っ白な花がかわいいエゾイソツツジ。

 チシマフウロとハクサンチドリの競演。
エゾツツジ、チシマフウロ

 木は小粒ながら花は鮮やかなピンクのエゾツツジ。。
天空のお花畑

 富良野岳に近づくにつれ、お花畑も一層にぎやかになってくる。
 チングルマの大群落は、日本庭園を思われる。自然の美はすばらしい。
ヨツバシオガマ、エゾハクサンイチゲ

 登山道の真ん中にも堂々と花が咲いている。うっかりすると踏みつけたり引っかけたりしそうだ。
コマクサ、コイワカガミ

 十勝岳周辺では珍しいコマクサ、コイワカガミが意外と小さいのもびっくり。
富良野岳分岐    8:30

 ここに荷物をデポして、ほぼ空身で富良野岳山頂を往復する。普通の人は荷物が小さいからそのまま持って登るようだ。十勝岳登山口から登ってくる人がほとんどなので、ここから急に登山人口が増える。

では、花の百名山を堪能しよう。
チシマギキョウ、ミヤマアスマギク

 富良野岳への山頂ルートは、秋田駒ヶ岳と似ており、荷物を置いて高山植物を楽しみながら歩く。

 どこにでもある高山植物だが、森林限界が低いので垂直分布は全く異なる。
ホソバノイワベンケイ、イワブクロ

 イワベンケイは群生するのでカワイイ。
 イワブクロは北海道特有の花。この紫色がもっと原色にに近ければもの凄く綺麗な花なんだけどなぁ。
ミヤマキンバイ、ハイオトギリ

 でっかい黄色の花はミヤマキンバイ。花が大きいと見栄えがします。
 ハイオトギリはひっそりと咲いています。まるで自分の運命を知っているかのようで寂しい。
富良野岳頂上  標高1,912m   9:10

 高山植物に囲まれて上り詰めたところは、やっぱりガスの中。富良野の街を、また「北の国から」の麓郷を見下ろしてみたかったけど、叶わなかった。残念じゃ! 

 暫く休憩しても天気が回復する様子はない、、、、。
エゾハクサンイチゲ、イワヒゲ

 高っぽのハクサンイチゲはあでやかだ。
 イワヒゲが気持ち悪いくらいに群生している。
サンカヨウ、エゾウサギギク

 登山口に向けて標高が下がってくると、また違った高山植物が分布している。
シロバナヨツバシオガマ

 たぶん普段は見かけないシオガマの一種だと思う。

 十勝岳登山口から富良野岳を日帰りで登ってくる人と続々とすれ違う。皆、軽装だ。日帰りといっても北海道の山は、8時間ぐらいは平気でかかるのに、偉いもんだ。
 ところで、北海道の人の挨拶は「ご苦労様です」となる。変ですか?「な〜んも」・・

 登山口着13:00 ---- 駐車場はほぼ満車状態(土曜だし)
 吹上温泉14:00 ---- 宮沢リエと田中邦衛が入って有名になった無料の露天風呂は、いっぱいだったのでパス。
               有料の吹上温泉で2日分の汗を流す。ザバーぁ。


日の出公園C

 いやはや、すごい混雑。なんでも、明日はここを会場にして花火大会があるらしい。何度もここを利用しているが、山の上までテントでびっしりと埋まったのは初めて。◎もほぼ山頂に場所を取る。リヤカーで荷物搬入。不便だなぁ。東屋を使えるのでまぁよしとしよう



十勝岳へ戻る  富良野をぶらり