大雪山2日目は、黒岳石室から白雲岳避難小屋までのわずかな移動距離である。高原の散歩をしながら、「北海岳」「白雲岳」「小泉岳」「緑岳」のそれぞれの山頂を踏む。時間と体力があれば、「赤岳」も征服すれば、信号の色となる?(ならないって・・)
 日時:2006年7月20日(木))
 場所:大雪山系(北海岳、白雲岳、小泉岳、緑岳)
 天気:曇り時々晴れ、時々雨 
 参加者:◎      

大雪山MAP

 2日目(赤)は、北海岳まで登り、大雪山縦走路にちょっと足を踏み入れる。白雲岳分岐から白雲岳、小泉岳を往復。白雲岳避難小屋まで降り、緑岳を往復する。高山植物のシャワーを飽きるほど浴びることができるルート。歩程約7時間。
黒岳石室  6:45

 団体さんが、5時起床6時半出発とかで大騒ぎ。余波で支度も出来なかったので、小屋を最後の出発となった。
 避難小屋よりトイレのほうが立派である。小屋は暖房がなく、夜は本当に寒かった。すきま風ぴゅぴゅーって感じ。
 管理人さんは、親切ないい人です。
北海岳に向かう

 今日の行程が一番楽な行程。大した標高差もなく、高原の散歩をゆっくり楽しもう。

 そうはいっても、地図で見る2次元地図と、実際に歩く3次元では、えらく差があり登ったり降りたりが結構疲れる。
北海岳

 一応、一番高く見えるところが、本日の通過点となる北海岳。約1時間半ほどかかる。
キバナシャクナゲ、エゾノツガザクラ

 ピンクの絨毯と真っ白な(黄色には見えない)シャクナゲが鮮やかだ。
チングルマ、コバイケイソウ

 コバイケイソウはここ以外ではあまり見かけなかった。
赤石川徒渉  7:00

 雪解け水が流れる川を2回渡ることになる。天気がいいから楽しく渡ることができる。
 エゾノツガザクラがそこら中を覆っている。
イワブクロ、イワウメ、エゾコザクラ

 高山植物の宝庫です。
キバナシャクナゲ、エゾノウサギギク

 白く透き通ったキバナシャクナゲ。
ミネズオウ、コマクサ

 星形のカワイイ花がちょとだけ咲いている。
 コマクサが至る所に咲いている。最後は大群落が出現。
チシマクモマグサ

 雪田帯に生えるユキノシタ科の多年草。緑色の子房がよく目立つ。

 ぜいぜい、、、あと20分ほどで北海岳だ。
北海岳  標高2,149m  8:40

 天気はまぁまぁ、このまま雨が降らなければヨシとしよう。

 明日もこの山頂を通過することになる。
北海岳からのパノラマ

 北海岳から間宮岳、中岳、北鎮岳方面
(拡大すると北鎮岳あたりまで見ることができます)
白雲岳方面へ

 ちょっと休憩したら、白雲岳方面に向かいます。明日はここを登るのかと思うと、やっぱりがっかり。

キバナシオガマ
 こういう色の花は始めてみました。進むに連れて沢山咲いています。大雪山にしかない花
エゾオヤマノエンドウ、ヨツバシオガマ、ミヤマリンドウ

 エゾオヤマノエンドウは大雪山固有種。
烏帽子岳

 向こうに見えるは烏帽子岳(標高2,072m)。北海道に乳頭山があったか、と思わせるほど、○ッパイに似ていると思いませんか?
やっぱりコマクサ

 よく目を懲らすと、あちこちに・コマクサ
クモマユキノシタ、ミヤマチンドウ

 いずれも、ちいさくてカワイイ花
ヨツバシオガマ、イワウメ、イワギキョウ

 白雲岳分岐手前で、ガスが出てくる。雨模様にもなってきたので急いで合羽を着る。

 相変わらず、お花が、お花が、、、、沢山。
  白雲岳分岐  10:00

 白雲岳に行くか、小泉岳に行くか悩むところ。前にいた岩手からの4人組(昨日は黒岳石室で一緒だった)が小泉岳にむかったようだ。そうすれば、こちらは自然と白雲岳ということになる。雨に濡れないようにザックカバーをしっかりして、ここにおいていく。
エゾヒメクワガタ、エゾコザクラ

 エゾヒメクワガタはまだ、ほとんど咲いていない。エゾコザクラは辺り一面に。
白雲岳  標高2,229m  10:40

 奥日光の太郎山に登るときにだだっぴろい広場があるが、あそこと同じような広場が途中にある。高山植物を眺めながら、ちんたら登ると約30分で山頂に着く。

 先客は4人。でかい三脚を立てている人もいる。でも、すっきりとは晴れてくれない。やっぱりガスが出ている。
白雲岳

 しばし休憩。山頂の右側下が広場のようになっている。

 山頂直下の雪渓。地球のように大規模に見えるだけ・・。
イワギキョウ、ホソバウルップソウ

 一旦、白雲岳分岐まで戻りる。勢いをつけて、そのまま小泉岳に向かう。

 ホソバウルップソウは、大雪山固有種。でも、本当にホソバウルップソウなのかは自信がない・・。(..;)
小泉岳  11:45

 小泉岳の看板が倒れていて、文字もほとんど判読できない。やっと読めた。どこが山頂かもよく解らない台地。高山植物の宝庫とあるが、ガレ場ばっかり。
エゾタカネツメクサ、エゾハハコヨモギ

 細い葉が爪に似ている。

 右の写真はたぶんハハコヨモギ
アルペン  12:30

 さわやかな北海道の風を体いっぱいに浴びて、かろやかに下っていく。歌でも口ずさみたい気分になる。

 「アルプスの少女ハイジ」って言ったら、「だめ、涙が出てくるからそれな言わないで」だって。
エゾノハクサンイチゲ、白雲岳避難小屋

 エゾのハクサンイチゲが、雪渓の脇で涼しそう。イチゲは「一花」の意味。

 やや、あそこに見えてきたのが、白雲岳避難小屋では?ひゃっほう、、、(^^)v 随分下るね!
  エゾノリュウキンカ

 白雲岳避難後屋が近くなってきた。水場近くにはエゾノリュウキンカが咲き誇っている。

  白雲岳避難小屋着12:50、管理人はテント場でお話している。手続きをして、注意事項を受けて、2階に案内される。先客(岩手の4人組)がのんびりと休んでいる。
 ここのトイレは、バイオトイレだが、黒岳のトイレとは異なる。ぽっちゃん式のバイオトイレだ。ペーパー持ち帰りだって。あへ!


ホソバウルップソウ    

 暗くなると電気もないので、早い夕食と明日のおにぎりを作ってしまう。

 午後となればやっぱり恒例の雨。どどっと人が入ってくる。まぁ我慢できる混雑。
 16:30、もう、泊まり客は来ないだろうと判断。今日のうちに緑岳まで行って来よう。運が良ければ夕日も見れるさ。管理人も白雲岳までお茶飲みに行くと言って出てきた。
 雪渓を渡っていくと、ホソバウルップソウがアチコチに咲いている。うんうん、この花を見たかったんだ。\(^^@)/
ミヤマアズマギク、コマクサ、チョウノスケソウ

 やっと出会えた「チョウノスケソウ」。名前が気に入っている。なんでも須川長之助と言う人が発見したんだそうな。草履のような葉っぱが特徴的だ。もう時期としては終わりらしく、花もほとんど枯れてきている。
緑岳 標高2,020m  17:00

 山頂まであと5分というところで、すさまじい豪雨。晴れどころか・・・・。いやはや参った。慌ててテントを設営して潜り込む人がいる。ココは露天禁止なのに、もう体力がないという。

 写真だけ撮ってとっとと退散するしかない。
チシマキンレイカ、エゾノタカネツメクサ

 ちょっと下りかけると、豪雨はどこかに去っていく。こんな花も咲いているんだ、と気づかされる。ブーケにどうぞ。
緑岳から白雲岳

 ガスが晴れてきて、正面には白雲岳、右手奥が小泉岳。雪渓の中程に白雲岳避難小屋が見える。もう少しで、夕日が見えるところだったが、残念!雲に隠れている。
ゲゲ、なんじゃこれ?

 まだ、ホカホカだ。さっき(10分前)通った時は何もなかったところに、突如出現したクマの○○チ。
 観察:消化不良の草がそのまま出てきている。肉類は見あたらないなぁ。人間の靴より大きな○○チだ。
逃げろやニゲロ

 しばらくして、ゾーっと怖くなってきた。カメラを構えて、あたりをキョロキョロするが、クマの形跡は見えない。でも、やっぱり怖い。脱兎のごとく駆け出す。ダダダー。


 小屋に戻ってもやることがないので、メール打ったり(電子メールは使えるがショートメールはダメだった)、ラジオを聞いてのんびりと過ごす。20時消灯まで1階がうるさかった。




    特別公開
黒岳石室のバイトイレ
  忠告:食事時には見ないほうがいいと思いますよ。


 1日目    3日目  旭川〜札幌(付録)