東赤石岳、西赤石岳

        2006.05.01〜05.02

 東赤石岳はクロベの優先しているゴヨウマツ、コメツガ、ヒノキ等の針葉樹に覆われた橄欄岩質の山で、花の100名山に選ばれている。
 西赤石山は、アケボノツツジ(上の写真)が有名で、山全体をピンクに染め上げてくれるという。
 高知で有機野菜を栽培している山岳部OBのYさんも一緒に登ることになった。赤石山荘に1泊して、一気にのんびりと四国のピンク色を楽しむことにしよう。
 日時:2006年5月1日(月)〜5月2日(火) 
 山名:東赤石岳(1,707m)、西赤石岳(1,626m)
 参加者:Yさん、PEIさん、◎

赤石山MAP 四国全図

 筏津(いかだつ)から急登で苦しみ、赤石山荘に荷物をデポして空荷で東赤石山を往復。
 翌日は物住頭(1,634m)を経由して西赤石山を目指す。最後は別子銅山跡を見ながら日浦に降りる。
 車が2台なのであらかじめ1台を日浦に回しておく。地元の人は自転車をあらかじめ置いておくという手段を取っているみたいだ。
筏津山荘

 何しろ狭い道路。すれ違いもままならない狭い道。待ち合わせの日浦をうっかり通り過ぎ、筏津に着いてしまった。戻ってみると既にYさんが待っていた。
 筏津山荘に車を置くことを断り(大変いい人で「気をつけて」、登山届けに記入してポストへ。
 いざ、今回の四国山旅では一番きついと思われる山行の幕が開く。東赤石山まで4時間の標識。
  いきなりの急登

 今日も快晴。日焼けを心配しながらゆっくりと。高知から駆けつけて頂いたYさんは何年かぶりに再会したPeiさんと、自分の仕事の近況と、山岳部仲間の情報をもらいながら時の経つのも忘れてぐんぐん登っていく。、
瀬場谷

 別子村山のボランティアによって整備された歩きやすい林道を1時間も歩くと、程よい水場があり一息。水が冷たくてうまい。
 暑くてたまらん。汗がどどっと噴き出し、昨夜のアルコールもどこかに吹き飛ぶ。
分岐

 登山道は二手に分かれる。左は赤石山荘経由、右は直登コース。我々は赤石山荘にお世話になるので左のコースを進む。
 雑木林の中は風もなく、蒸し暑い。真夏はちょっとパスしたいコースだな。
出た、、、、アケボノツツジ

 ミツバツツジが咲き乱れるミツバ回廊を進むと、所々にアケボノツツジ(右)が一緒に咲いている。西赤石山に行かないと見れないと思っていたのだが、ここで見れるとはありがたや。
 アケボノツツジとは、夜明け前の空がだんだんと曙色に染まっていく色の用だと言うことが語源らしい。関東では月山のアカヤシオが綺麗だった、アケボノツツジはアカヤシオとほぼ同じだろうと思われた。
小滝

 いくつか小さな滝がある。山の中腹まで水脈があるんだ。
赤石山荘

 登山口から3時間。ちょうど疲れてきた頃に山小屋があるというのは嬉しい。事前に電話で予約しておいたが、管理人さんはちょうど買い出しのために山を下りるとのことだった。他にも泊まる人がいるかもしれないが、扉を開けて中に入れてもらう。だだっぴろい部屋や土のかまどがある炊事場など管理人さんがしっかり手入れをされている様子がうかがえる。
 ここで昼食と小休止をして、空荷で東赤石山に向かうことにしよう。
  八巻山へ

 八巻山への直登コースをよじ登る。赤石山荘があんなにちっぽけになってきた。心地よい風が吹き始める。岩の色が赤いのがこの山の謂われなのかもしれない。
稜線に出る

 急登を上りきると、そこには・・・・・・
 おぉ、せせせせ瀬戸内海!が見えたっ。
 ちょっと霞がかかっていて見にくいが、明らかに新居浜あたりであろう。感激の一瞬。
岩場

 困難な岩場が待ち受けている。風が無く天候も最高なので危険はないが、天候が悪いと危険なルートだ。
 この山を構成する蛇紋岩系の橄欄岩質の鉄分が参加して錆色になって、遠くからこの山を見ると赤く見えるのが頷ける。
 前方は権現山だろうか?
東赤石山(標高1,707m)

 おぉ、見えたぜよ。あれが東赤石さんかえ。なかなかカッコイイ山じゃん。岩場はあまり好きでなくても、山は好きになれそうな格好をしている。
八巻山(1,698m)   新居浜市土居町

 ひときは高く岩山を登ると、そこが八巻山だった。ゴツゴツとした男山らしい山頂だ。おぉ、どっかに同じ名前の高貴な方おいでなされたなぁ。御利益がありそうだからちゃんとお参りして行くことにしましょう。
八巻山

 ま、おきまりの記念撮影ばしよ。
おじいさん、おばあさん

 杖を持つとがらりと雰囲気が変わるもんですね。お年が解らなくなります。
東赤石山が迫って来ます

 歩きにくい岩場を何度か越えるうちに東赤石さんが迫ってきます。たまには立ち止まって、人生を振り返って見るのもいいかもしれません。遠い昔の苦しかった極地法のボッカを思い出しては、「よくまぁ50kgも背負って登ったねぇ」と強かった時代を懐かしんでいます。
どこがルートだか?

 足跡があったりなかったり。ちゃんとしたルートが無いところは好き勝手に岩を飛び歩いて進む。岩場が苦手な人は・・・・・遅れる。

 「お〜い、早く来いよぉ、、、、カラスがフン落とすぞ」
いや、けして岩場が苦手なわけではないですぞ

 と強がって見たものの・・・・。
赤石越

 こういう標識があると悪天候時には助かる。聞くところによればこれらの標識もボランティアの人たちが担ぎ上げているそうな。

 あと、10分で東赤石山に着きますよぉ。
東赤石山(1,707m)

 あまり広くない山頂に着きました。やりました。\(^_^)/
 だれもいません。我々が独占します。
 穏やかな瀬戸内海をのんびりと眺めることができます。
 西には石鎚山、東には剣山と四国の名山が見渡せる絶好のロケーションですが、霞んでいてはっきりとは確認できませんでした。
心ゆくまで語らい

 山の話、仕事の話、将来の話、、、話すことは山ほどあります。今度は三嶺(みうね)に行こうとか、早くも次回の四国山行の楽しみが出ています。
 30分以上もこうして山頂からの山座同定を楽しみました。心の目にもしっかりと四国を焼き付けました。
赤石越から降りる

 山荘への近道を選択。山荘まで約40分。
 ところで、東赤石山の石には妙な特徴がある。石が塩を吹いたような模様が浮かび上がっているのだ。しかも模様はバラの花のように綺麗。何でこうなったのか知りたいところだ。誰か教えてくれませんか?
赤石山荘貸し切り

 我々以外には宿泊する人もいないようで、今夜は貸し切り。管理人さんの話を聞きたかったが、本日は買い出しで山を下りるとの事前説明だった。電気もないので夜は蝋燭の明かりの元で語り合った。テレビがないのも慣れた。
 夜半には突風で小屋がグラグラ揺れている。



後かたづけ

 
翌朝、外が明るくなるまで行動できない。なんせ電気がないのだ。かまどを借りて朝餉の支度。鍋、釜、食器全て揃っていてまるで自宅のようだった。せめて、綺麗に後かたづけをして引き上げることにしましょう。
今日も良い天気かな?

 ちょっとガスの中だが、まぁまぁの天気。下界はよく見えている。今日は期待のアケボノツツジだぁ。頑張って歩くぞ!
 登りも大したことないし、ルンルン気分かな?
なんだかガスが出てきたぞ

 鞍部を越えたら急激な下りになる。あれ?ミスコースか?いや他には道はない。
 そうこうしているうちにガスが出てきた。ちょっと天気が崩れるには早いんだけどな。
 結構鋭い岩場が連続してきたぞ。足下注意だな。
  この後、雨に

 この下にちゃんとした登山道があった。どこでミスコースをしたか??だが、険しいところをクリアしてきたようだ。

 物住頭にたどり着くと、本格的な雨となる。今回の山旅で初めて雨具を着用することになった。天気予報は午後からと言っていたのにちょっと早いんではないかい?
  西赤石山(1,626m)

 雨に煙る西赤石山。展望も何もない。一番期待していたアケボノツツジは蕾さえ見つからない。ちょっと早すぎたのかも。

 
一応、記念撮影

 展望無し、お花も無し。寒くて、立ったままでおにぎりを食べて直ぐに下山開始。残念でした。
銅山越から日浦へ

 銅山越えでは何人かのハイカーにすれ違った。別子銅山の跡を見学しながら在りし日の隆盛を想像しながら下山を続ける。
 ダイヤモンド水の東屋で休憩。地元の人もアケボノツツジを見に来ていたが、咲いていない事が解り、東屋で飲んでいる。
 寒くて、身体が冷え切ってしまった。早く降りて温かい風呂に入りたい。
アケボノツツジや〜い

 辺り一面がピンクに染まっている。が、やっぱりアケボノツツジではない。

 この後も、別子銅山として栄えた村跡を見学しながら降りる。こんな山の中に巨大な村ができていたのか思うとすごいことだなぁ、と感心させられてしまう。
 マイントピア別子で風呂に入って生き返った。新居浜に降りたら晴れてきた。



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