28日の仕事納めを無事に(いや、21時を過ぎてもまだ頑張っている同僚にすべては託して)終える事ができたので、当初の計画通り八ヶ岳に登ることにした。極寒地でのキャンプ経験すらない○にはマイナス15℃の世界がどんなものか不安は募るばかり。さて、うまく頂上にたどり着くことができるか?

日時:2005.12.29(晴れ)〜12.30(山頂はガス) 山頂気温マイナス15℃
場所:八ヶ岳(主峰赤岳) (標高2,899m)
標高差1,300m 歩行距離約13km 歩行時間10H
参加者:2名(L:PEI 無印:○)
前編    後編

行者小屋からのMAP

文三郎道(右)を登って、地蔵峠(左)を降りるコース。当初は初心者向けコースである文三郎道往復の予定だったが、大した風もなさそうで変更。 
ベストショット

 赤焼けの大同心とテント。日没5分前。しばし感激の瞬間。でも、この後猛烈な寒さがやってくる。一気に10度くらい下がるのだ。
八ヶ岳登山口

 中央道は、帰省ラッシュもなくスムーズに流れた。韮崎で高速を降りると通勤割引で半額となる。やったね。美濃戸口で登山届け(Lが早起きして作ってくれた)を出すと赤岳小屋まで入れる。駐車料金2,000円を支払い出発。例によって、テント一式をリーダに背負わせ、○はコッフェル担当。結構、肩にずしりと来る。(¨;)
登り始め

 行者小屋の水が凍結して使えないので、キャンプする人は赤岳鉱泉にしろ、との注意書きを無視して行者小屋に向かう。気温はマイナス5℃。なんと八王子の気温を大差ない。ぽかぽか陽気であたたかい。前回休憩したポイントで休憩する。中央アルプスがきれいに見える。
夢心地

 音も色もない真っ白な世界。吸い込まれそうな気分と現世から離れていくような不思議な感覚で異空間にをさまよっているようだ。

河原
 
 雪がないときはゴーロがゴロゴロしていて歩きづらいが、雪の季節は非常に歩きやすい。しかも前に歩いた人がラッセルしてくれているのでトレースを外さない限り、問題ない。トレースをうっかり外すと、例によってズボッと股下まで埋まってしまう。
赤岳が間近に見えてきた

 どっしりと構えた赤岳が正面に見えてくると、行者小屋は近い。今朝は朝から雲ひとつない快晴。明日もきっと良い天気であることを保証してくれているようなものだ。ルンルン気分だ。
行者小屋到着

 まだ雪は大した量ではない。水がないのに幕営料一人1,000は高すぎるのでは?小屋に泊まっても4,700円なのに。テントを張り終えると既に西日は阿弥陀岳の稜線に沈むところであった。

中山乗越展望台(2,390m)

 日が暮れるまで散歩としゃれ込む。赤岳鉱泉側に戻ったところに展望台がある。まだ日没まで1時間以上もあるのにカメラマンが三脚を立ててカメラを据えて場所取りしている。赤岳展望荘の風車が見える。
雪の中の行者小屋

 ちょうどいいところに小屋が建っている。西側には硫黄岳が雪を振り払ってそびえている。風が強くて有名なところだ。
文三郎道

 一旦、行者小屋の前に戻って今度は文三郎道を途中まで登ってみる。中岳、阿弥陀岳との分岐点。こちらから阿弥陀岳に向かうルートは雪崩れるので危険なルートである。凍結したパイプが破裂して水が噴水のように吹き出してブルーの氷となっている。これが水が出ない原因だ。
赤岳が焼けてきた

 ここでもカメラマンが三脚を立てて場所取りをしている。まぁ、趣味とはいえ大した頑張りには拍手を送ろう。で、我々は寒いのでとっととテントでぬくぬくと暖まろう。
  再びベストショット ---- 静かに暮れゆく行者の夜

 16時30分、日が沈むと猛烈な寒さが襲ってくる。ストーブに火をつけて暖をとる。水が出ないので雪をとってきて水を作る。雪が溶けてもわずかな水にしかならない。面倒だ。質素な夕食を済ますと、やることがない(携帯も圏外)ので焼酎を飲む。が、またしても○は頭痛がしてきた。高山病か?1杯のお湯割で頭がガンガンしてきたのでシュラフに入りたい。Lは黙々と○の分まで芋焼酎を飲んでいる。グヤジイ!外は満点の星。空気が澄んでいるから最高の天体ショー。20時、ダウンを着て、ミトンの手袋、像足を履いて-25℃対応のシュラフに潜り込む。が、ストーブを消したら急激に温度が下がる。マイナス15℃まで下がるとテントもシュラフもバリバリに凍った。シュラフに入れ忘れた水が完全凍結。凍っていないのは焼酎だけ。身体も凍りそうだ。あ〜、もう一刻も早く朝になって欲しい。隣ではLが高いびき。グヤジイ。
        後編につづく