富士山の山頂には、かつての噴火口が大きな口を開けており、その形から「お鉢」と呼ばれている。大きさは直径600m、深さ200mもある巨大な物。周囲には最高峰の剣ヶ峰(3776m)をはじめ、大日岳や伊豆岳など8つのピークが取り囲んでいる。古くは山頂の8つの峰を「八葉蓮華」(お釈迦様が座っている蓮のこと)に例え、そこから「おはち」と呼ばれたとも。これらのピークをたどりながら一巡することを「お鉢巡り」といい、爽快なパノラマと荒涼とした山頂の景観が楽しめるのが特徴。一周約3Km、歩行時間約1時間30分のおはちを巡って日本一の山に立った気分をかみしめよう。なお、最近は外院コース(旧大回りコース)は一般者通行禁止になっている。

    
お鉢巡りルート
 内院コースを左回りに回ってみよう。

図では緑色の線です。
■お鉢巡りはどちら回りか
 結論から言うと、お鉢巡りは右回りでも左回りでもかまわない。時間的にも大差ない。ただ一カ所山頂・剣ヶ峰直下の「馬の背」と呼ばれる急登を登るか下るかが問題である。急登の登りに自信のある人は右回り、下りが急登の方が楽な人は左回りがよいだろう。
 

■左回りコースで紹介
 河口湖口(吉田口)の頂上、久須志(くすし)神社を機転に左回りで巡るコースを紹介しよう。

 ◆まずは、医薬の神、大名牟遅命(おおなむぢのみこと)と少彦名命(すくなひこのみこと)を祀る久須志神社で参拝し、お鉢巡りに出発しよう。

 ◆神社のすぐ西側にある久須志岳山頂を越えると、噴火口の周囲を巡る内院コースと8つのピークを巡る外院コースが分かれるポイントに出る。現在、外院コースは通行禁止なので内院コースに進むしかない。

 ◆現在も湧き水が湧く金明水(飲用不可)を見送り、更に進むと環境省の管理小屋がある。かの有名な野中至氏はこのあたりで観測をしたのであろうか。ここから切り通しの道を登ると富士山測候所跡に出る。

 ◆測候所の石段を上がると標高3776mの剣ヶ峰山頂にたどり着く。ここには日本最高峰を示す石碑が立ち、絶好の撮影ポイントとなっている。
これがホントの富士山頂 3,776m


 河口湖口山頂から約30分かかります。一等三角点ではなく、二等三角点です。

 自転車を担いで登ってくる強者もいます。


 ◆剣ヶ峰から、馬の背の急斜面をたどる。砂礫のため足をとられやすい。慎重に下り終えたら三島岳を右に見て、富士山頂郵便局前に出る。この郵便局は7月中旬から8月中旬まで営業している。事前に葉書を準備しておいてここから出すと「富士山頂」の消印を押してくれるので記念になる。
富士山頂浅間神社奥宮

 御殿場口から登ってくるとここに出る。富士登山駅伝で有名となった山頂折り返し点(ここで襷にはんこを押す)である。左手のテントがあるところに夏期期間中は臨時郵便局が出来、富士山頂の消印を押して出すことが出来る。9月は閉局している。(; ;)


 ◆不死身や口頂上の浅間大社奥宮には、富士山の神・木花之佐久夜毘売(このはなさくやびめ)が祀られている。

 ◆かつて登山者の喉を潤した銀明水とNTT富士山頂分室をを過ぎると、成就岳、伊豆岳、大日岳の山頂を次々と通過。いずれも巻き道を利用すれば上り下りが少なく疲れにくい。

 ◆河口湖口の下山道(ブル道)を右に見送り、登山客でごった返す山小屋群を過ぎればスタート地点の久須志神社に戻る。



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