「出発前には何を準備したらいいの?」「登山中に注意する点は?」など、初めて富士登山に挑む人にはわからないことが多いと思われます。ここでは、富士登山のために何をすべきかを解説します。
    

富士登山に挑戦、さぁ何から準備するか


■計画を立てる

 資料を参考にしながら、いつ、どこから登り、どこで泊まり、どこへ下るかを決める。次に交通機関や登山口の出発時刻、歩行時間をシミュレーションをしてみる。ただし、歩行時間は歩くだけの時間なので、その際、休憩や食事の時間もプラスしておく。山小屋の予約も忘れないように。最近は山小屋の空き状況もインターネットで検索できるようになってきているが、あくまで予約は電話が基本。初めての富士登山は必ず複数の人と出かけよう。
 注.Maru Corp.が主催する富士登山ツアーは富士一館泊まり、ゆっくり登山で計画します。
  富士一館(055-24-6519)のホームページ 

所要時間表(○の推定)

TO

ゆっくり

標準

健脚
登り 富士一館 2.0H 1.75H 1.5H
〜山頂 6.0H 4.0H 3.5H
下り 江戸屋 1.0H 0.75H 0.5H
〜五合目 3.5H 3.0H 2.5H

■基礎トレーニングで体を鍛える
 富士登山は一言で表せば体力勝負。難しい登山技術は必要ない。ただし、八合目付近と山頂直下では、両手支持が必要な場所も少しはある。気圧が薄いので体力の消耗はすごい。無理のないマイペースで登ること。特に八合目からは登山ペースがガクッと落ちるので、最初からその覚悟をしておくこと。当日、徹夜状態でバテないためにも、普段からジョギングをする、筋力トレーニングをする、階段を上る、近郊のハイキングコースを歩く、登山をする、などの体力トレーニングを行い、自分の体力を事前に知ることは重要なことです。

■天気予報をチェック
 登山の一週間ぐらい前から、気圧配置を読み、週間天気予報を気にしつつ、2〜3日前になったら当日の天気をチェック。山では予報通りにはならないこともあるが、それなりの準備を心がける。最近は天気予報でも山の天気について予報を出してくれるのでありがたい。

■前日はしっかり睡眠
 パッキングは前日のうちに済ませる。山小屋では充分な睡眠は取れないことを覚悟して、前日はしっかり睡眠を取ろう。睡眠不足は高山病誘因となる。



登山中に注意すること

■5合目に着くまで
 早く登山したいために、やや興奮状態になります。途中でアルコールを飲み過ぎるとバテる元になります。アルコールは控えめにします。

■5合目に着いたら
 富士スバルライン終点は、既に高度2300m。普通の山なら山頂に相当します。気圧に慣れるために30分ぐらいかけてゆっくりと登山準備をしましょう。

■気象条件に注意
 富士山で怖いものはなんといっても雷。雷は上から来るものではなく、横や下から突然にやってくる。誘雷で金属からは火花が飛び、髪の毛が逆立つ。小屋に避難するか、窪地に身体を沈める。
 強風にも注意。低気圧(台風)の時には身体ごと吹き飛ばされそうな突風が吹く。小石が顔面にあたると非常に痛い。無理しないでを考えよう。

■頂上の空気は地上の3分の2
 標高が高くなると、空気が薄くなり気圧も下がる。山頂の気圧は地上の3分2程度になる。高度を上げるにつれ呼吸は苦しくなり、お腹も張り気味になる。
 また、高山病にも注意したい。高山病になると頭痛、吐き気、不眠などの症状が現れる。ひどくなると朦朧としてきて、意識不明になる。高山病は高度を下げるしかないので、速やかに下山すること。

■分岐では道標を良く確認すること
 分岐には必ず道標が設置されている。思いこみで別ルートをとってしまったり、ガスで道標を見落とすこともある。分岐では地図と道標をしっかりと確認しよう。



歩き方のポイント


■自分のペースを守って
 歩く速度は無理せず、自分のペースで淡々と登ること。無理をしても疲労困憊してしまうのがオチ。だいたい1時間歩いて5〜10分休むようにするとよい。団体で登るときは最も遅い人にペースを合わせるようにしよう。

■登山の歩き方
 基本は、なるべく体力を消耗せず、転倒しないように歩くこと。その際@小股歩きに徹する A足の裏全体を地面につける。この2つがポイント。 

●登り
 
登りも下りも、足は地面に対してフラットにおいて歩く。疲れにくく、バランスも安定して落石も起こしにくい。
 足は「逆ハ」の字に開く。長登でも筋を痛めず、疲れにくくなる。前の人(熟練者)の足跡をトレースするのもよい。

●下り
 
ヒザのクッションを使って、リズミカルに下る。重心を下げ、足をフラットに下ろせば、滑りにくい。深い砂走りでは、かかとから着地するほうが楽。地面が固いところでかかとから足を下ろすとヒザを痛める。
 下りでは、ストック(金剛杖)でバランスをとりながら下るとヒザへの負担も少なくなる。

■休憩するときの格好
 荷物が多い場合は荷の上げ下ろしがきついため、ザックを背負ったままストックや岩などに身体を預ける格好(余談ですが、1本の意味はここから来ています)で休む。さほど荷物が多くなければ、荷物を下ろし座って休んでもよい。他の登山者の邪魔にならない場所で休むようにしよう。

■すれちがい
 登山道と下山道が同じ場合のすれ違いは登山者優先であるが、けして強制ではない。譲り合いが大切。すれ違う場合は山側に立ち止まること。谷側に立ち止まると大変なことになるのは容易に想像がつくだろう。



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