初めての丹沢。丹沢の魅力を探りに出かける。東京近郊で四季折々の山容を見せるこの山はどこに魅力があるんだろう?
ゆっくり探してみましょう。
日時:2004.05.15
場所:塔ノ岳(1,491m)
参加者:◎

塔ノ岳MAP

もっともポピュラーなコースは馬鹿尾根と呼ばれる大倉からの往復であり、登り3時間半、下り2時間半が標準タイム。ヤビツ峠からの縦走も時間的には同じくらい。
今回、時間的に一番短いルートで塔ノ岳を目指す。車で戸沢まで入り、政次郎尾根を登り、天神尾根を下るもの。標高差も1,000mを切る。ただ、急登、急降下が続き膝には結構負担がくる。山岳マラソンの練習を兼ねた人を数多く見かけた。
早くもシカに歓迎される  6:15出発

早朝5時過ぎに戸沢キャンプ場の駐車場に到着。途中ではシカと何度も出会う。最初は珍しいが、シカは山頂まで全部を行動範囲とし、丹沢の自然を壊しているのだ。

6時15分。政次郎尾根の登山口を確認。登山口が3カ所あり、スタートからとまどう面倒な山だ。
トウゴクミツバツツジと富士山(1)

うっそうとした檜やブナの急登を黙々と登り続ける。視界もなくつまらないが、その後の感動を期待して我慢する。1時間半も登れば、少しづつ視界が開けてくる。突然、西方向に富士山が顔を出す。
トウゴクミツバツツジと富士山(2)


ピンクのミツバツツジが目にまぶしい。富士山が額縁に入ったように見えるところが何カ所かあり、構図がよい。
稜線に出る   8:00

政次郎尾根を登ること2時間弱で稜線に出る。途中で2回ほど休憩をしたので、まぁ標準時間だ。ヤビツ峠からだと、ずっとこのような稜線を歩いてくることになるのだろう。天気もいいし、最高のハイキング気分だ。
シロヤシオツツジ、タテヤマリンドウ

稜線の両側は新緑で一杯。シロヤシオツツジがアクセントをつけてくれる。そろそろ終わりの時期かもしれない。タテヤマリンドウもかわいらしい花を懸命に咲かせている。
書策小屋

ガレた稜線から丸太階段を上っていくと書策小屋だ。この小屋は週末のみ営業で、売店しかない。渋谷書策氏は最古参の管理人らしいが現在休業中。ここからの相模湾と厚着方面の夜景がすばらしいらしい。
新大日茶屋

ピークにはだいたい小屋が建っている。ここも週末営業の素泊まりのみの小屋らしい。展望は南側が開けている。札掛(ふだかけ)に下るルートが延びている。休憩にちょうどよいテーブルがあるので、しばし朝寝?をむさぼりたくなる。
タンポポとマムシソウ

セイヨウタンポポ?だろうが気持ちよさそうに咲いている。マムシソウはすっごくのっぽになっている。バイケイソウも至る所に群生していたが花にはまだはやい。
木の又小屋

週末営業ではもったいないぐらいモダンでキレイな山小屋。コーヒーの看板が出ていて、ゆっくりしたい向きにはうってつけの小屋。

ストンと切れた場所がある。ちょっとゾクゾクするところだ。
もうすぐ塔ノ岳だ

気持ちよい稜線歩きで、あっという間に塔ノ岳が近づく。右手に塔ノ岳が近づいてきた。富士山もずっと見えている。道の両側には鹿よけの柵が施してある。山頂付近もシカにやられるんだそうな。


塔ノ岳(1,491m)  9:20

雑誌などでよく見かける尊仏山荘が建つ塔ノ岳山頂に到着。さすがにシカはいない。正面に富士山がデーンと待ちかまえている絶景にたどり着く。
富士山の左側稜線が直線的でない部分は宝永山だ。
塔ノ岳山頂で一休み

なかなかすばらしい眺めである。心ゆくまで景色を堪能しよう。今度は太平洋から登る日の出や、赤富士、夜景の撮影に挑戦してみよう。霧氷も楽しめるそうだ。なお、丹沢山中ではキャンプは禁止されているので小屋泊まりしかない。
パノラマ

富士山から丹沢山までぐるっとパノラマ。
尊仏山荘

現在の管理人は花立昭雄氏といって肥後もっこすで通称ヒゲさん。通年営業で小屋を守っている。平成14年にバイオトイレができて、一層こぎれいになっている。

では、山頂も混雑してきたし、降りるとしよう。
(10:40下山開始)

大倉尾根

バカ尾根と呼ばれる大倉尾根を途中までは降りる。さすがにメインルートだけあって、次々に登山者が登ってくる。すごい人だ。富士山を見ながら登るにはいいかもしれない。
金冷やしの分岐

花立てと塔ノ岳の鞍部にあり、直進すると鍋割に向かう。でも、どう考えても変な名前。某部が熱くなったから冷やすのか、怖くて冷たくなるのか定かではないが、世のお父さん方は、小さい子供に聞かれたらなんと答えるんだろう?
花立小屋

山小屋とは思えないきれいな山荘。週末のみ営業らしいがもったいない。マスターらしき人がウロウロしている。富士山と南側の展望が最高。夜景もきっときれいだろう。一度泊まってみてもいい小屋だ。

付近にはシカ柵がある。シカが増え続けてコントロールできないのではないか。
登山口となるキャンプ場   12:50

山頂から2時間強かかって降りてきた。かなりの急降下だった。キャンプ場には沢山の車が停まっている。バーベキューをしているグループがいる。ヘリポートには駐車しないように注意書きがあるが何台か入っている。

前日のうちにここまで入ればゆっくりと登山ができそうだ。