東北の山旅(5)早池峰山

 早池峰山は超塩基性の蛇紋岩などからなる北上山地の最高峰である。高山植物帯は国の特別天然記念物に指定されている。中でもハヤチネウスユキソウは、この山にしか咲いておらず、重圧な気品ある花として人気を集めている。例に漏れず、ハヤチネウスユキソウが目当てなのだが。早池峰山にはミネウスユキソウとウスユキソウを含めて3種のウスユキソウが咲く。間違わないようにしないと・・・
 日時:2003年8月6日(水)  晴れ 
 山名: 標高1,917m 
 参加者:◎

ここに掲載している作品は簡易版です。詳細版は個別に問い合わせ下さい。また、植物はサムネイルのみにしました。
早池峰山登山MAP

 河原坊コースと小田越コースがある。河原坊コースは急坂。個人の得意な方を選べばよい。我々は下山が極端に遅いので登りに河原坊コースを使う。蛇紋岩特有の滑りがあるので、特に雨中の行動には気をつける。今回は、たまたま晴れて良かった。
 携帯トイレも準備して行ったが使わなかった。山頂トイレも行列になることはなかった。ここは、休日に来るところではない。休日はマイカーも入れないほどの超人気の山なのだ。
河原坊の夜明け  4:47
 
 当然のように3時起床。テント撤収。星は出ていない。がっかり。トイレにペーパーをロール毎ぽっとんしてしまう。4時15分、タイマグラ発。ワインディングロードをぶっ飛ばす。ライトをつけているので対向車が来ればわかる。小田越付近には駐禁にもかかわらず数台の車。情けない。
駐車場兼キャンプ場出発 4:56

 河原坊は駐車場もキャンプ場もガラガラ。自車の横にテントを張っている人も。キャンプ場は無料だが、サイトは木の根っこで良くないようだ。やっぱりタイマグラの芝生が最高。ここのトイレもきれいに清掃されていて文句なし。だが、休日ともなれば団体ツアー客がどどっと押し寄せるという。
のんびりとせせらぎを楽しむ 5:22

 渡渉ということのものではない。先行するおじさんは岩木山、八甲田山、八幡平、岩手山を連登して来たので今日は疲れているからダメだ、と変に威張っている。この登山ルートには看板のような表示板が至る所に備えてあり、ルートを外さないようにしてある。
振り返れば薬師岳が  5:50

 振り返れば薬師岳がまだ高い位置にある。正面を仰ぎ見れば早池峰山がおいでおいでをしている。が、山頂付近はガスがかかているようだ。
どんどんと高度を上げる 6:24

 頭垢離(こうべごおり)という場所を過ぎると、いよいよ急登になる。先行するおじさんが休んでいる。「水場があるハズなんだが見つからない。困ったなぁ、どうしよう。」。こちらは、予備も含めて2L持っているので、山頂に着いたら分けてあげよう。今、あげると荷物になって重いだけだもんね。
早池峰山の花(1)
岩場 6:52

 予想外の急登だ。落石を起こしたらひとたまりもない。下に人がいないことを確かめながら注意深く登る。こんな所を団体で通過されたら下にいる者は怖くてたまらない。
一気に高度を稼ぐ

 
さらに怖い急坂が続く。花を楽しみながら登れるので、むしろうれしい。黄色の標識に数字が付与してあり、80番を過ぎる。この番号が100になれば山頂に着くのだ。下を見下ろせば切れ落ちているのがわかる。
早池峰山の花(2)
打石(ぶついし) 7:08

 日がカンカンと照りだして来たので暑い。直射日光に久しぶりに会うような気がする。日焼け止めを塗らないと焼けそうだ。
早池峰山の花(3)


早池峰山山頂  8:08

 急登を過ぎると、傾斜がやや緩くなる。いきなり、ポンと音がして(するかい?)山頂に飛びだす。あら?着いちゃった、って感じに拍子抜け。親切なおじさん(この人に後でハヤチネウスユキソウの事を何度も聞く)が写真を撮ってくれる。カワイイ娘を二人連れてきている。
山座同定できず下山 9:03

 ガスが上がってきて、周りの山が見えなくなる。直前まで、岩手山、鳥海山などほとんどの山が見えていたというから、ガッカリ。どこにでもいる「あそこに登った」という自慢話のおばさんがうるさい。さっさと下山することにする。8合目まで下ると恐怖の梯子だ。
お花畑 9:10

 小田越ルートでも沢山の花を満喫することが出来る。この時期、ハヤチネウスユキソウは時期が遅いらしいが、この付近にわずかだが咲いているという。先ほどの優しいおじさんに後で聞いた話だが、梯子のした付近に数輪咲いているだけだとのことだった。河原坊ルートには咲いていないとのこと。
早池峰山の花(4)
さわやかな下山 9:30

 どんどん高度を下げる。正面には薬師岳。振り返れば早池峰山。ただし、石は蛇紋岩であり。濡れていなくても結構滑る。岩の上だけは注意して通過する。
ずいぶん降りてきた 10:00

 直射日光が痛くなってくる。高度感のある風景ともそろそろお別れ。最後は雑木林の中に突っ込むので最後の景色を楽しむ。
五葉山の花(5)
おことわり

 花の名前については素人に
つき、間違えている可能性が
あります。責任は持ちません
のであしからず。
小田越登山口  11:00
 
 降りてきました。お目当てのハヤチネウスユキソウが確信できず、休んでいた例の親子に聞くと「ウスユキ荘の管理人に聞くと親切に教えてくれるし、サンプルもあるから。管理人には話しておいたから」とアドバイスを頂く。小田越山荘では、望遠鏡でルートの監視をしている。道々パトロールとも会った。その中にウスユキ山荘の管理人もいたのだという。ということは、山荘に行っても管理人はいない?(やっぱり、いなかかった)
 ここから、河原坊まで30分の道をタラタラと歩いて下る。