最近はシャクナゲが綺麗な山として知られ、モミ、ツガの原生林に覆われた威容は、西上州から佐久にかけての最高峰である。まぁ、ほとんど訪れることもない山になるかも知れないが、静かな山歩きを楽しんでみよう。
 日時:2003年6月28日(土) 
 山名:御座山 標高2,112m 長野県北相木村
 参加者:Peiさん、◎

ルートマップ

 白岩登山口まで車で入ることができる。バス利用だと白岩バス停から登山口まで徒歩で1時間20分かかる。登山口からだと標高差600m程度、実時間にして2.5時間で登ることができる。

【山名の由来】かつては、文献に小倉山と記されていたこともある。クラとは岩のことで、神の鎮座する所を意味する。樹林から抜き出た頂上岩峰を神が降臨する聖地(磐座)として、山麓の人々から崇められていたのだろう。
白岩登山口

 数時間前まで降っていた雨も上がり、なんとなく期待できる天気になりそう。高原野菜畑の中を突っ切るので農家に迷惑がかかる。案内板に「長者の森登山口から登ってください御」と書いてある。でも、登山地図にもガイドブックにもそのルートはないので不安。登山口には、一台の車も停まっていない。
ほとんど展望がない

 いきなりの急登に加え、風がない。汗が噴き出す。ギンリョウソウが気味悪く咲いている。シャクナゲの群生地にさしかかるが、既に花は咲き終えているようだ。もう少し標高が高くなれば咲いている木もあるかな?と期待するが・・・
山頂付近はガスがかかっている

 標高1,900m付近の見晴らし台から見上げる山頂付近はガスがかかっているようだ。御座山の南側は全部ガスがかかっているように見える。ちょっとまずいなぁ。ダケカンバの派手な肌色がやけに目立つ。
何に見えます?

 
自然が作り出した珍しい作品。巨大アリが出現した?


やぁ、山頂のようだよ〜

 ガスに加えて、強風。いきなり岩場になると、すぐに山頂だ。チョット先の岩峰まで行けそう。下を見ると、すぱっと切れ落ちているが。あまり面白くなさそうだという(何が面白くないのかはPeiさんに聞いてください)。筆者は、どうも下を見るのが苦手なのだ。
御座山の山頂

 最後の数分だけが岩峰で、それまでは、薄暗い原生林とシャクナゲのトンネルを陽気に歩くことができる。
 登山口からの所要時間2時間45分。シャクナゲの花がなかった分ドンドン歩けた格好。ここで、ゆっくり休憩しながら昼食の予定だが、風、ガスが強く、写真撮影だけで早々に撤退。
避難小屋

 ガイドブックや地図によれば、避難小屋はトタン葺きであちこちに穴が空いており、とても使用に耐えるものではない。問い合わせると「使えません」と言われると書いてある。

 が、実際には、綺麗な避難小屋が建っていてびっくり。えらく違うやん。
さっそく、中に入ろうとすると、「おや、○さん、いらしゃ〜い」と明るい声をかけてくれるのは、管理人のPeiさん。(^_^;

 
12畳くらいのゆったりしたスペースが板張りになっている。何もないが、非常に清潔である。日記代わりのノートには昨年10月初に来た人がメモを残しているので、少なくとも9月末頃には完成したのであろう。

 ここで、ゆっくりと昼食を食べることにする。外はまだガスの中。結局、ガスは晴れず、このまま360度の展望を見ずして下山することになる。
北側の展望は開けてきた

 展望台付近では北側の展望が開けてきた。東側には両神山、西側には八ヶ岳の稜線(だけ)が見えてくる。
シャクナゲ

 シャクナゲの花は左の1輪だけが咲いていた。本当は右の写真のように(注.別のところで撮影したシャクナゲです)シャクナゲが咲き誇っているのを期待したのだが、時期が一週間ほど遅かったようだ。避難小屋に日記には、6月14日の満開の状況が書いてあった。
一休み

 御座山の北側はすこぶる天気がよい。ちょっと休憩して展望を楽しむ。

結局、登山者にはすれ違わない。

木陰の植物

 カニコウモリ、マイズルソウ、キノコ(^_^;

ツツジの回廊

シャクナゲがなくなると、ブナやツツジ。
無事下山

 野生のアヤメが道ばたに群生している。農作業の邪魔にならないようにゆっくりと車を進める。

 ところで、御座山の読み方は
「ゴザヤマ」ではないですよ、「オグラサン」です。読み方が難しい山名ですね。

  ぶどう峠

 今回の移動範囲の中では最も狭い群馬県である。山向こうの十国峠は道路の崩壊で通行止め。こちらも雨が降れば危険なところが多い。ここ武道峠で天気がガラリと変わる。長野県側は青空が出てきていい天気。群馬にはいるとガスの中。
ぶどう峠は県境

 長野県と群馬県の県境になっている。長野県側は快晴になってきた。蝉の声だけ。これから先、群馬県側はどんより。
道の駅・上野

 国道299号沿いにある。往路・復路ともにお世話になる。