安達太良山 (下見)

 5月に台風が上陸するのは38年ぶりとのこと。どうせ、北陸地方まで台風が接近するのは下山した頃だろう、と自分勝手に解釈してせっせ安達太良山を目指す。深夜に登山口に到着。すでに風は強いが、ま雨は落ちていない。しばし車内で仮眠。で、6時前に起き出す。
 日時:2003年5月31日(土) 
 参加者:◎

山安達太良山、磐梯山周辺図

 猪苗代湖が有名ですが、磐梯山、安達太良山と有名な山があります。冬季は雪のために道路閉鎖がありますので慣れない人は冬季は避けたほうが無難でしょう。
安達太良山奥岳登山口

『智恵子抄』で有名な山。福島県のほぼ中央に位置。噴煙こそあげていないが、有毒ガスを発生しており、今でも一部の登山道は廃止されている。もちろん日本百名山。鉄山、箕輪山、鬼面山などの総称でもある。くろがね小屋は温泉のある山小屋として人気がある。

 この登山口にはゴンドラがあり、薬師岳まで気軽に登ることができる。もちろん、ゴンドラのお世話になるつもりはない。
 
 が、7時ともなると強風が吹き荒れ、今にも雨が落ちてきそう。危険なので今回の登山は中止。またの機会にしよう。登山口には、トイレもあり深夜に到着しても大丈夫だ。


  道の駅「土湯」

 吾妻小富士に向かいます。雲が厚くたれ込め今にも雨が落ちてきそうです。実際、このあとすぐに降り出します。、
浄土平

 最初は兎平駐車場からの一切経山、以降は浄土平。雨が激しくなり、車から出ることもままならなくなってくる。

 一切経山にはまだ相当の残雪がある。広い駐車場も今日はガラガラ。やっぱ、台風が来ているときは誰も来ないよね。

 駐車場の中にはビジターセンターがある。9時開館。30分ほど地理、植物、動物、天体の勉強をする。最後は寒くてストーブの前に居ずっぱり。

 となりに、天体館があるが、夜しかあいていない。当然か。
磐梯吾妻スカイライン

 
吾妻小富士への登山口。約1時間で噴火口の回りを散歩できる。駐車場に車を停めて回る。これくらいはできるだろうと踏んでここに来たのだが、駐車場でも暴風雨。散策もあきらめ。





 車の窓は閉め切っているのに、硫黄の異様なにおいが鼻を突く。さっさと通り抜けよう。
 

関根

 
福島に出て国道13号線を米沢に向かう。板谷峠は新幹線ができる前はスイッチバック式だったという難所。今は、トンネルだ。上杉鷹山が家来とともに江戸から戻ったときに越えた峠だ。フト見ると、「関根」駅。どこかで聞いたような響きだ。無人駅のようだがこれでも新幹線が走っているのだ。また、この関根宿は上杉鷹山が上記の時に宿泊したことでも有名らしい。
この話は、関根さんに聞きました。(^^)v)

直江堤公園

 最上川の河川。きれいな公園。芝生がフカフカ、水道、トイレも完備。まるで、キャンプ場みたい。雨にもめげず、橋の下に移動してバーベキューをやっている家族がいる。八王子と山梨のナンバーだよ。愛車もちょっと疲れ気味。

西吾妻スカイバレー

 翌日。目が覚めたら雨が上がっている。西の空も明るい。台風はどこかに行ったかな?「よ〜し、安達太良山にリベンジだ」とばかりに、出発。が、やはり途中で雨が降り出し、いや〜な予感。

西吾妻スカイバレーの白布峠付近に「最上川源流」がある。赤滝、黒滝から始まるらしい。
  白布峠を過ぎる

 五色沼に向かう。ますます雨が強くなり、天気予報通りだ。ナビを安達太良山から自宅にセットし直し、重い足取り(舵取り?)でモクモクと残250kmを覚悟して帰宅の途につく。

 今度は晴れた日に来るぞう!!

あれが阿多多羅山、
あの光るのが阿武隈川。
‥‥‥‥‥‥‥
この大きな冬のはじめの野山の中に、
あなたと二人静かに燃えて手を組んでゐるよろこびを、
下を見てゐるあの白い雲にかくすのは止しませう。
‥‥‥‥‥‥‥
あれが阿多多羅山、
あの光るのが阿武隈川。
‥‥‥‥‥‥‥
ここはあなたの生れたふるさと、
あの小さな白壁の点点があなたのうちの酒庫。
それでは足をのびのびと投げ出して、
このがらんと晴れ渡った北国の木の香に満ちた空気を吸はう。
‥‥‥‥‥‥‥
まだ松風が吹いてゐます、
もう一度この冬のはじめの物寂しいパノラマの地理を教へて下さい。

あれが阿多多羅山、
あの光るのが阿武隈川。
                    (「智惠子抄」 樹下の二人 より)