今回のツアー唯一の百名山である。その端麗な姿から蝦夷富士の異名を持つコニーデ型の死火山で、一般には羊蹄山(ヨウテイザン)とよばれている。

 深田久弥はただ単に羊蹄山と呼ぶことに強く反対し、古く”日本書紀”にも記述されている後方羊蹄山(しりべしやま)を好むといっている。

 山麓部を豊かな畑作、酪農地帯の4町1村に囲まれており、登山道は4本ある。今回は、真狩コースを登った。
 日時:8/9(金) 4:30〜15:00(10.5H)
 行先:羊蹄山 標高1,898m 登山口からの標高差1,503m 歩行距離13km
 参加者:Tama,Pe,Tsuchi,Maru1,Maru2

起床 3:30 

 夜半は相当雨が降っていた。いまにも雨が落ちてきそう。仕方なく、黙々と出発準備をする。
登山口 4:30 標高 399m

 キャンプ場から5分も歩けば登山口。今日も一番乗り。途中で、登山競争の練習をしている人に抜かれるが、100名山の割には登山客は少ないほうだ。熊がいないと言われても信じられない。
登山ルート

 
登山口は4つあるが、キャンプ場の関係から真狩野営場からの往復ルートを選択する。ポピュラールートか?時間的にはどのルートを通っても大差ないようだ。確実に10時間はかかるだろう
高低表

標高1,898m 登山口からの標高差1,503mはなかなかのハードコースである。 
一合目 5:00  

 まだ、真っ暗でかろうじて標識が区別できる。もうほとんど惰性でしか登っていない。ラクラク登山となるでしょうか。まだ、始まったばかりですぅ。
二合目 5:20 標高 640m

 もう2合目。1合登るのに約20分かぁ、シメシメ。最後は全く違うのに愕然とするが、とりあえずはいいペースで登れそうだ。よくみると、標識がヤマの形になっている。
二合目半 5:33 標高 670m

 いやはや、なんとも、中途半端な標識。ガイドブックには休憩適地となっている。畳三枚ほどの平らな広場である。

 田町には、「二合半」という立飲屋があり、よく利用する。益々繁盛と言う意味だと思うが・・。
3合目 5:45 標高 750m

 シラカンバの若い木の林の中である。既に夜明けに時刻は過ぎたのにまだ暗い。ガスの中なので展望は全くない。世の中、真っ白(髪の事じゃないよ)である。
4合目 6:15 標高930m

 木々の間から、山頂が見えるはずだが、何にも見えず、早くも疲れが出てくる。うんざりするほどの汗かきである。
5合目 6:50 標高 1,130m

 2時間半も歩けば標高も1,000mを越えるよね。やっと針葉樹ではなく、ダケカンバの大木が目に付くようになる。でもまだまだ蒸し暑い。どこまで行けば涼しくなるんだろう?
6合目 7:20 標高 1,321m

 天気が良ければ、真狩村の市街地やパッチワークの畑が見え、絶好の展望地とのこと。が、この天気では何も見えない。ますます疲労が溜まる一方。
はぁ、疲れたビ

 休憩するたびにおにぎりを食べる。あ、もうおにぎりがなくなってしまう。マズイヨ。えっ、もう、とっくに食べちゃった人もいるよ。後が恐いなぁ。
7合目 8:00  標高1,470m

 植物分布が少しづつ高山植物に変わり始めた。ミヤマナナカマド、ミヤマハンノキの樹林帯。マイヅルソウが咲いているぐらいで、ただ、ただ、登る。ホントニ、イヤになるような単調な登り。もう3時間半も登ってるんだぞ。
8合目 8:15  標高1,600m

 富士の格好をした標識がよく似合う。ありゃりゃ、虎ロープですぅ。そんなに危険なところではありません。ここでも、小休止。
9合目 8:50  標高 1,640m

 避難小屋(といっても立派な小屋)への分岐点。展望はやはり全くないが、あと少しで山頂かと思うと力が出てくる。と、思うと山頂までは1時間では到着しない。すっごく長いのだ。ここから先は体が冷えるので長袖をだし、更にレインコートを着込む。本格的な冬装備に早変わり。
真狩肩 8:55  標高1,684m

 避難小屋がみえる。水と食事の提供はないが、高山植物監視員をかねた管理人が、6月から10月まで、常駐している。どんどん」寒くなる。
お花畑 9:15 

 この時間には、先行の三名は真狩側ピークに到着。震えながら、お花畑にはまっているであろう写真班の二名を待つ。
イワブクロ イワギキョウの群落があり、ミヤマアキノキリンソウ ハクサンフウロ、名前をあげたらきりがない。
真狩側 9:30 標高1,800m

後続写真班の二名がやっと到着。30分も待ったので身体が冷え切ってしまった。
 山頂めざして、強風の中をいく。反時計回りで、山頂にいくほうが゛近いのだが、もろい岩稜で危険マークがいっぱいついているので、ここは無理せず、北山経由にコースをとる。
やっとのことで、山頂でーす 10:00 標高1,898m

 倶知安(比羅夫)コースを登ってきたらしい先客がいた。霧雨のため、展望はまったくなく、とっとと写真を撮り、スパゲッティナポリタンを食べる。

エゾシマリス
 
人なつっこく、足元までくる。少しとがった鼻先にいたづら者の雰囲気を漂わせ、せわしく動き回る。ふさふさした尾でバランスをとりながら、動き回るすがたは、ちょーかわいい!!!

 
動画もあります


**** 羊蹄山で会える花たち

 
撮影日 2002.08.09

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イワブクロ

イワベンケイ
ウメバチソウ

ミヤマアキノキリンソウ
エゾオヤマリンドウ
エゾオヤマリンドウ
オオカメノキ
オトギリソウ

アキノキリンソウとリンドウ

クルマユリ
コマクサ センリョウ

チシマアザミ

チシマギキョウ

ナナカマド

ナナカマド

ハクサンフウロ

ミヤマアキノキリンソウ

ミヤマセンキュウ

メアカンキンバイ

ヤマゼリ
下山開始 10:40 

 母釜 子釜 そして大火口である父釜が見える。
 大火口は周囲2km、火口底と火口縁との標高差は200mもある。
コマクサ発見

「オーイ、コマクサだよぉ」
重い足を引きずりながら北道を戻る。フト、霧が晴れたら、コマクサに出会う。こんな厳しい環境で咲いているんだ。

無事下山 15:00 

 一日中、小雨の降る登山であった。

 今日の夕食はどうしようか。予定は未定で、計画通りになかなかいかない。



歌う銅像 細川たかし記念像

 真狩村出身の国民的歌手である細川たかし。像の土台部分に手をあてると、♪♪北酒場♪♪ ・♪♪ 矢切の渡し♪♪などの代表曲を高らかに歌う。誰ですか、一緒に歌っているのは。
まっかり温泉

 羊蹄山を眺める絶景の露天風呂がある。入館料500円。
玄関口はログハウス風の作りである。
まっかりキャンプ場

 
毎日、地元のワインと地酒を飲むのが楽しみになってきた。今日は「みそ鍋」でもつっつきましょうか。外は相変わらずの雨。テントの中はワイワイ。
真狩ワイン 赤・白 

 地元のコープで調達する。本日のワイン。まっかり温泉の入口で売っていたミニトマトもおいしいよ。1箱450円。


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