3年前には近くまで行きながら、道路が崖崩れで通行止めになり、やむなく引き返したといういわくつきの山行場所。暑寒別岳への往復は12時間を超えるハードなものとなるので最初から南署寒岳しか考えていない。尾瀬沼にも匹敵する高層湿原をたっぷりと味わう。
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日時:2002年8月7日(水)  5:30〜15:30(10.0H)
 行先:雨竜沼湿原、南暑寒岳 標高1,296m 標高差832m 歩行距離19km
 参加者:ぺい、おく、たま、つち、まる1,まる2

登山口

  環境協力金200円という不可解な入山料を取られる。キャンプ場は別途一人200円。ここのキャンプ場でもよかったのだが、混雑を予想して秩父別にした。テントは2張りしかなかった。
南署寒別荘

 素泊まりのみのメニュー。料金はたったの500円。中を覗いてみたら、すごくきれい。寝室も完備。管理人も常駐し民宿のよう。うわ、これならキャンプするよりお得だね。休日前夜とかハイシーズンは混雑すると聞いていたのに、ガラガラ。これが北海道の実体か?涸沢では4人が1枚の布団にくるまって8500円だというのに。これから行く人にはこの山荘が絶対お奨め。
案内板  5:30 標高464m
 
 綺麗な案内板をヨーク読んでからスタートする。天売島、焼尻島には15年ぐらい前に行ったことがある。
雨竜沼湿原、暑寒別MAP

 雨竜湿原ゲートパークから往復する。雨竜沼湿原まで2時間。南署寒岳まで2時間、暑寒別岳までなら更に2.5時間もかかる長丁場。どこまで行けるか頑張ろう。(結果:南署寒岳まで)
高低表

標高差832m 
歩行距離19km
(南署寒岳まで)
一合目   5:48

 しばらく、車も走れる道を行くと、やっと登山道になる。第一吊橋を渡る(5:41)と、そこからが急登の始まり。一合目通過。
白竜の滝  6:00

 滝壺を見るには50mも下らないといけないので、横目で見て通り過ぎる。
 すぐ上にかかる第二吊り橋を渡る。
1本  6:15

 「はい、バナナ1本」 バキッ!!☆/(x_x)

 全員減量中なので朝食と昼食合わせて、おにぎり3個の貧弱食事。バナナやソーセージに飛びつく。おくさんの腰には蚊取り線香がぶら下がっている。
二合目  6:45

 
風がなく、蒸し暑い。急登の連続で苦しい。最悪の条件下を黙々と登る。足下はドロンコ。スパッツのない奥村さんがかわいそう。
湿原入口 6:50

 湿原独特の雰囲気。朝靄につつまれたダケカンバが神秘的な静けさを醸し出している。この雰囲気がいいねぇ。
泥落とし 7:10

 「靴底をブラシで洗ってから入山してください」の看板。なーるほど、他から花の種などが登山者の靴によって運ばれてくるのを防ぐんだ、感心。晴れてきた。

広大な雨竜沼湿原の始まり。向こうに見えるのは南暑寒岳

朝靄が晴れてくると、湿原の全貌が見えてくる。湖面に輝くダケカンバ。
湿原展望台 7:30

 2時間もかかってやっと湿原の展望台に着く。この時間に来る人はまだいないようで、湿原の風景も我々が独占。これから1時間に及ぶ木道歩きの始まり。


湿原展望台  8:30    標高910m

 
ようやく、湿原が終わり、湿原展望台に到着。既に3時間(6Km)も歩いたよ。いよいよ暑寒別への登り。この山は急登はほとんどないが、いかんせん距離がある。まだ3kmもある。山の3kmってすごくあるんだ。地上ではスタスタと走れるけど山はそうはいかない。もう疲れたね。これから先はどうでもいいや、とあきらめそうになるが・・・・やっぱり行く!!

展望台から湿原を見渡すと、笹が湿原に進出しているのが解る。
6合目 8:40 7合目 9:30

 ダラダラとした登りが続く。距離は確実に稼いであるが、標高はなかなか上がらない。6六合目?(え?いきなり?、、実は4合目、5合目は一方通行の下りにある)、
7合目を過ぎるとやっと山らしくなってくる。
8合目 9:45

 心地よい風が頬をなでる。やっと涼しくなってきた。ハイマツ帯になると落ち着きが出てくる。

 そして10:25、やっとのことで稜線に出る。 


つつつ、着いたよ。南暑寒岳山頂 

南署寒岳山頂 10:30 標高1,296m

 稜線に出てわずかに歩くと、南暑寒岳の山頂だ。登山口から5時間を要した。湿原展望台からで2時間かかっている。なんという長丁場の山なんだ。いいかげんうんざり。もう、腹減ったぁ。
暑寒別岳への道は遠く

 この先、暑寒別岳まで足を伸ばすと、更に往復5時間(8Km)かかる上、虎ロープのあるアップダウンが待っている。体力に自信のあるKさん以外は「もういい、この先はパス」の意見。ということで暑寒別岳は、またいつの日か日本海側からでも登るために残しておこう。(;.;)

南署寒岳から西側の展望。日本海、積丹半島が眼下に現れる。羊蹄山は残念ながら見えない。
南署寒岳山頂

 
一人づつ記念撮影をしましょう。よく頑張りました。

下山開始 11:15

 あぁ、もう下山するのか。もうちょっとゆっくりしたいのに。でも、下山にも4時間以上かかるんだからここでグズグズしているわけにはいかない。重い腰を上げる。
 暑寒別岳に最後の別れをする。



雨竜沼湿原5合目 13:15

 湿原の中だけ一方通行になっている。なぜか5合目の表示がここにある。4合目の標識には出会えなかった。
第2吊橋 14:40

 足が棒になったころ、第2吊橋まで戻ってきた。もう一息で長い旅も終わり。

登山口着15:00 お疲れさま!


オゼコオホネ
雨竜沼湿原で会える花たち

 
撮影日 2002.08.07

オゼコオホネ

エゾノヒツジグサ

ミズバショウ

タチギボウシ

エゾミヤマリンドウ

オトギリソウ

シオガマギク

センリョウ

シモツケソウ

シモツケソウ

ナガボノシロワレモコウ

タテヤマリンドウ

ミヤマコウゾリナ

ミヤマダイコンソウ

ヤマトリカブト

ミヤマノリンドウ



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