北海道登山ツアー第2弾は芦別岳(あしべつだけ)。夕張岳に近いのだが、アプローチは反対側からのルート。中間地点の桂沢野営場でキャンプ。起床3:00、出発4:30、山部太陽の里到着5:30という強行日程。2連登だからしょうがない。まだ疲れも出ていないし。
 振り返ってみれば、今回の登山ツアーの中で一番厳しい登山だった。
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山名:山名:芦別岳 標高1,726m 登山口からの標高差1,406m
 ●日時:日時:8/5(月) 6:30〜17:00(10.5H)  歩行距離12.4km
 ●参加者:6名
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芦別岳ベストショット

 雲峰山(標高1550m)からの芦別岳山頂の勇姿。なかなかカッコイイ山である。お花畑と岩場の両方が楽しめる。先行のメンバーが豆粒ほどに見える。今回のツアーで最高の山!
芦別岳登山ルート

 芦別岳登山ルートは2つある。旧道と新道だ。旧道は、夫婦岩の岩峰を超えて行く厳しいルート。新道は最短距離を一気に山頂目指す。今回、我々は旧道を登ったらその日のうちに下山できないので新道を選択する。しかし、新道でもとびっきりのハードコースだ。初心者は途中で音を上げる。
芦別岳高低MAP

 標高1,726m 標高差1,406m 歩行距離12.0km
芦別岳新登山口  5:30

 

桂沢国設野営場から車で1時間。山部太陽の里に到着5:30。新登山口を探すのに手間取るが、なんとキャンプ場のすぐ脇にあった。なお、このキャンプ場は無料の割には広大な芝生であり、設備も整っており数張りのテントしかないのはもったいない。
 
登山届 標高320m 6:30

 ここでは「入林者」という言葉を使っているらしい。どれどれ、「あれ?昨日1組登ってるだけだよ。本当かな?」「そんなにマイナーな山なのかな?」
 薄暗い山道をトボトボと登ろう。幸いにも前日の疲れは残っていないようだ。ちょっとだるいけど。
いきなりの急登 

 
 連日の雨で足下はグジャグジャ。滑りやすく、スパッツの上まで泥が付いてパンツも汚れてしまう。湿気が高く、ムシムシしている。およそ北海道とは思えない不快指数100%の登りだ。
見晴台 標高830m 8:00

 
 途中、坂が急になるあたりに「**坂、序曲」とか「**坂、負けるな」とか書いてある)のが励みになる。急登と戦うこと90分で見晴台に着く。雲の間から富良野市街、遠くかすかに十勝連峰が確認できる。いやぁ、まだ半分も登ってないね。ガックリ。
鶯谷の下 標高1100m 9:00

 暑さと急登でバテバテ状態。2時間半で稼いだ高度810mはまあぁまぁのペースだが、まだ600mも残している。鶯谷でリタイヤを申し出る(写真で解るか?)も、心優しいメンバーが荷物を肩代わり。暑い?友情が・・・・(・_・、)
反面山  標高1370m  10:20

   最初のピーク地点。平らなところで一休み。もう赤とんぼがたむろしている。相変わらずガスが立ちこめ視界は効かない。あと、400mだけど、1時間では無理だろうな。
熊ノ沼

 
小さな湿原があり水芭蕉のなれの果て(巨大な葉っぱ)がある。遭難者の慰霊碑があり、両手を合わせる。あの先が山頂では?のかすかな期待もあるが・・・
屏風岩
 
 鋭く天空につき出た屏風岩を右手に巻きながらジグザグに高度を稼ぐ。ガスの切れ間から、あちこちの稜線が見え始める。なかなかの高度感だ。
ええどええどぉ。
雲峰山から芦別岳を望む
オコジョ

雲峰山に住み着いているオコジョが歓迎のダンスをしてくれている。キャー、かっわいい!!
雲峰山 標高1550m 11:30

 あえぎながら登ってくると、ここが山頂かと間違うほどりっぱなピークである。雲峰山だ。雲も切れて、芦別岳の最後の急登が見える。
 右手には夫婦岩が続いている。
雲峰山から芦別岳

 芦別岳山頂へは、一旦下っての登り返し。ふぅ、まだまだだね。「ここで待っているから」という弱者を「もうワンピッチだから」と再度勇気づける。
お花畑

 やっと高山植物が現れる。ハイオトギリ、タカネグンナイフウロ、ウサギギクが咲き誇っている。いつしか、疲れも吹っ飛び喜び勇んで登っている。
お花畑

 ハイオトギリやウメバチソウの群生の中にもハクサンチドリやチングルマが混ざっている。
お花畑

 写真撮影班は忙しくて、登山のスピードががた落ち。でもいいさ、こんな楽しいことはない。このためにつらい思いをして登ってきたんだもんな。♪♪ルンルン♪♪

高度感

 山頂近くともなれば、景色もグンと良くなる。もしかしたら、あれは昨日登った夕張岳では?
 イワギキョウも過酷な自然条件の中で精一杯咲いている。
山頂直下の岩峰

 あと少しで山頂だ。だけど、すごい絶壁! 天を突く芦別岳がこれほどすさまじい山とは誰が予想しただろう。全身に震えが来たようだった。


 \(^O^)/
 12:10 標高1726m 芦別岳山頂 所要時間5H40M


イワギキョウに見守られながら全員が登頂
やったぁ、p(^^)qガンバッたね
あ、ドッコイ
しばし山頂での感激にひたる。山頂は20畳ほどの狭いところ。年賀状用の記念撮影。でも、でも安全に下らなければ。そう思うと、ワインを飲むわけにもいかない。でも、飲む。誰だ!
ここが本当の360度展望。昨日登った夕張岳も確認できるぞ。あぁ、自分の足で登ったんだ
・・・・(* ^)(*^-^*)ゞテヘヘ
記念撮影して降りるぞ。

 山頂滞在40分。あぁ、、、、降りたくなーい、もっと感激に浸りたい。飽きるまで山々を眺めていたい、などという欲求を断ち切って、無惨にも「下山開始」の冷たい号令がリーダから飛ぶ。「あぁ、芦別岳よ、さようなら。もしかしたら二度と戻って来ないかもしれないけど、君の天まで届くその姿は一生忘れないよ」などとセンチメンタル。^^;
山頂から旧登山道方面

 
なんともすごい登山道だった。下りも十分気を付けないと危ない。山座同定は家に帰ってからゆっくりやろう。 17:00、下山は4H10M。標高はないものの、手強いことを再認識して、今日のねぐらを探すことにする。

芦別岳で出会った花達  撮影日 2002.08.05 

ヤマハハコ

アキノキリンソウ

ユキバヒゴタイ

ハクサンチドリ

タカネグインナイフウロ

タムラソウ

タカネトウウチソウ

エゾノツガザクラ

アキノキリンソウ

ウサギギク

ウサギギク

ウメバチソウ

シオガマギク

チングルマ

チングルマ

エゾトリカブト

ハイオトギリ

ハイオトギリ

ヨツバシオガマ

ミヤマリンドウ



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