雌阿寒岳は現役の活火山である。98年11月に小規模な水蒸気爆発があり、しばらくの間は登山禁止となっていたが99年に解禁となった。アイヌ語ではマッネ・シリ(女山)と呼ぶ。登山口は3箇所あるが、雌阿寒温泉からが一般的である。
 阿寒富士は雌阿寒岳の隣に申し訳なさそうにそびえているが、どうしてどうして本物の富士山そっくりの山である。砂走りの感覚まで同じであり、もっとポピュラーになってもいいのではないか。今回は雌阿寒とセットで挑戦する。
 ●日時:2001年8月10日(金) 晴れ
 ●場所:雄阿寒岳 標高1,499m 標高差820m
 ●参加者:TAMA、KITA、TSUCHI、◎
         


雌阿寒岳ベストショット  雌阿寒岳山頂から阿寒湖、雄阿寒岳方面を望む
雌阿寒岳登山MAP

雌阿寒温泉から雌阿寒岳山頂を経由して、阿寒富士を往復後、オンネトーに下山する周遊コース。なんとなく楽そうなコースではあるが、このコースの難点が一つだけある。車を回収しに誰か一人が犠牲にならないといけないのだ。事前にバスの時刻表を控えておけば日に3本しかないバスを有効に使うことができる。
逆さ阿寒富士 4:44

この日も、国設オンネトーキャンプ場を4:40に出発する。オンネトーの湖畔を回っていると、なんと逆さ阿寒富士が見えるではないか。 早朝だけの特典のような気もする。とにかく珍しいので、一枚撮影。
雌阿寒岳登山口 710m 5:05

雌阿寒温泉の専用駐車場に車を止めて最後の登山に出発する。足も腰も疲れがピークでどうなることやら・・・・

雌阿寒岳は活火山であることから注意書きもそれなりのことが書いてある。
一合目 5:20 770m

歩き始めは、アカエゾマツが林立しているスラローム。もう慣れっこになったのでなんと言うことはないのだが、フォトンチッドが大量に放射されているらしく、飽きるほどの森林浴を余儀なくされる。後続の個人登山者がものすごい勢いで追い抜いてゆく。もっとゆっくり登ろうよ。
二合目 5:35  840m

合目の標識は目印としては非常に助かるのだが、こんなに早く現れるとちょっと拍子抜けの感もある。周りの景色が変わらないのでつまらないし、会話もほとんど弾まない。
三合目 5:45   880m 

エゾマツはいつの間にかハイマツに変わり、高いハイマツのトンネルをくぐるように進む。もうしばらく行くとハイマツも低くなるかな?という希望が出てくる。もぅちょっと頑張ろうね。
四合目  6:00  950m 

やっと待望のハイマツ帯に入ると、一気に風が冷たくなってくる。一緒に登っている67歳のおじいちゃんが必死で頑張っている。このおじいちゃん、名古屋から来ていてここで4山目だとのこと。明日は十勝岳に登るんだと頑張っている。すごいね。
オンネトー見ゆ  6:20 

ハイマツ帯を登り返していると、急に眼下にオンネトーが見えるようにある。おぉ、あそこから登ってきたんだよねぇ。更に、雌阿寒温泉の赤い屋根も見えてくる。随分登ったね。
五合目  6:25   1,080m 

冷たい寒風が吹きすさぶ中、黙々と登ればいつの間にか5合目に到着。ここで1本。元気印のおじいちゃんが「トムラウシはどこか」「十勝岳はどこか」と矢継ぎ早に質問してくるので、経験者のKさんに相手を任せて我々は先を急ぐことにしよう。(^^ゞ
六合目  6:40   1,150m

ハイマツもだんだんと少なくなり、岩峰が目立ってくる。北海道の1,200mクラスは本州の2,500mクラスに相当するのでそろそろ高山植物が顔を見せてくれるはずだ。眼下の景色もいよいよ絶景に変わってくるし、ワクワクする地帯に足を踏み込むことになる。
七合目  6:50  1,270m

阿寒湖の手前にフップシ岳がデーンと座っている。でもだんだん景色が良くなってきたぞ。朝日が照らし出してくれて我々も元気が出てくる。振り返れば、国道や雌阿寒温泉が小さく見える。
いつもしんがりを守ってくれるTさん。実は最後尾で密かにカメラマンをやって楽しんでいる。小次郎傘がじゃまになることもある。
高山植物が咲き乱れる中を8合目に向けて

雌阿寒特有の溶岩地帯に突入し行くが、その中でも厳しい自然に立ち向かって勇敢に花を咲かせる高山植物がある。「がんばれよ」と思わず声をかけたくなるね。
8合目  7:00   1,350m

おきまりの急登にさしかかる。元気印のおじいさんもさすがにペースが落ちて我々からはずって遅れてくる。ハイマツも終わり、かろうじて生息地域を見つけている高山植物だけの世界になる。
可憐な高山植物

メアカンフスマ と??
ガレ場に咲く可憐な高山植物をマクロ撮影していると先行隊に取り残されてしまう。でも、今日は天気いいからはぐれることもないのでいいや。
硫黄の臭いがしてくる

異様な臭いは硫黄の臭いだ。だれかのオナラではない。ゴーといううなりのような音が断続的に聞こえてくる。
9合目  7:15  1,400m

おぉ、もぉ9合目に着いたよ。こんな早い時間に9合目に着けるとは想像もしなかった。オンネトーも真下に見えるし眼下には絶景が広がる。
山頂まであと少し

なんだか、ものすごく高い山に登った時の山頂直下のシーンに似ているような気がしません?酸素ボンベか何かを背負ってヒマラヤの山を登っているような錯覚を覚えませんか? そんなことないって? 筆者としてはこの写真をベストショットに取り上げたかったくらいだ。


山頂からのパノラマ   阿寒富士を従え、水蒸気をゴーゴーと吹き出す山頂

雌阿寒岳 1,499m  7:30

あ、しまった、集合写真がない。なんせ67歳のおじいちゃんがすぐにやってきて、、、、あと風が強いのでゆっくりもできない。展望は360度なのだがどこを見ても絶景なのでただウロウロするばかり。
雄雌岳方面も

こちら側も見逃せない撮影ポイント。阿寒湖と雄阿寒岳がセットで見えるのだ。硫黄の噴出も半端じゃない。
阿寒富士  1,476m

富士山ってぇのはいつでも一番高くなくちゃ行けないような気がするが、阿寒富士は雌阿寒岳よりちょっぴり標高が低いだけなんだ。
阿寒富士と青沼

神秘的なあやしい輝きを放つ青沼はまん丸の円形をしている。まるでクレーターのような格好だ。
雌阿寒岳山頂は絶壁

一番高いところが、雌阿寒岳山頂。天候が悪いときに、うっかり山頂の標識を越えようものなら真っ逆様に転落してしまう。おぉ、コワーイ。
硫黄の臭いだけじゃないよ。この臭いを吸い続けたら命も危ないぞ。という訳でバンダナでマスクをして必死に駆け下りる。
阿寒富士に向かう  7:55

さ、今度は阿寒富士に向かうよ。今度はいつこれるか解らないし(もしかしたら最初で最後かもしれない・・・)、この際、阿寒富士も踏破すべし。でも、結構大変そう・・・・

え?あんなに高いのぉ?ううむ、考えちゃうなぁ。ここで待っていようかな?しょうがないか・・・テクテク
メアカンキンバイとガンコウラン

メアカンキンバイは、雌阿寒岳が南限である。かわいらしい黄色い花は北海道でしか見ることができない。ガンコウランはよーく見ないとつい見逃してしまう。


阿寒富士登山

ザックは、麓にデポして富士登山を楽しむ。所要時間は往復で1時間。本物の富士山とそっくりな火山岩や砂礫を楽しむことができる。急登だが登り甲斐のある山になっている。雌阿寒から連続して登る人は2割ぐらいのようだ。あとの人は、見上げただけであきらめている。もったいない。
阿寒富士からの雌阿寒岳

空荷だからスイスイ登れるね?うっそー、結構しんどいよ。立派な外輪山。ただし、左側は登山禁止になっている。
阿寒富士山頂  8:45

雌阿寒岳と雄阿寒岳をそれぞれバックにすることができる。
雌阿寒岳と雄阿寒岳

右奥が雄阿寒岳、中間に阿寒湖が少しだけ。
十分に景色も堪能

モシモシコールで、最後の山も登頂したことを報告。自分だけ遊びほうけていい思いをしている人は反省しなさい。はーい。お土産はちゃんと買うのだよ。仮定平和のためにね。はっはっは。では下山しよう。後は無事下山のみ。
さ、下山しよ  10:00

鞍部で腹ごしらえ(もう昼飯を全部食べ尽くしたのだ)して北海道登山ツアー最後の山も終わり。後は無事に下山するだけ。オンネトーも優しくく見守ってくれている。
無事下山  11:20


キャンプ場に降りてきました。お疲れさまぁ。さ、キャンプの撤収と車の回収しなくっちゃね。走って車撮ってこい。バキッ!!☆/(x_x)

今日のお風呂は、雌阿寒温泉の別館。こっちには露天風呂があるよん。男女の仕切は移動可能な板きれがちょっと。女性???が走るのを目撃してしまった。写真は取り損ねた。
バキッ!!(-_-)=○()゜O゜)アウッ!


勝手丼

釧路の和商市場までわざわざ「勝手丼」を食べに来た。シャリとネタを別々に好きなところで好きなだけ購入して食べるというもの。単品ではちと高いかもね。一番少ないのがヘルシー○。がはは。つまみにも更に購入。

山花オートキャンプ場

雨模様となったので、コテージを予約したかっったがあいにく満室とのこと。オートキャンプサイトを使う。AC電源有りなのだ。初めて小雨の中でのキャンプ設営。北海道ツアー最終日でもあり明日のことも忘れて飲むぞう!!! (^_-)vブイブイッ
当初予定していた山行は、無事に全山走破。心地よい疲労感がメンバーにあふれる。後は苫小牧まで突っ走るだけだ。



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