皇海山への林道は5月に整備されるだけ。今しかチャンスはない。
 ●日時:2001年5月19日(土) 晴(一時雷雨)
 ●場所:群馬県利根村

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皇海山MAP

 
その昔から(日本百名山の時代)、皇海山に登るのは庚申山経由、と判で押したように言われていたが、最近は不動沢コースに人気が集中している。何しろ日帰り登山が可能になったのだ。アプローチが大変だけど行ってみることにする。栗原川林道はダートが20kmも続いており、一般車では厳しい。少なくとも4WDで入りたいところだ。○は一般車で果敢に挑戦して何度も腹をこすっている。

皇海山登山口

 
栗原林道のガタガタ道を走ること1時間、その間に5台の4WD車に抜かれてしまう。やっぱ、ダート道は4WDにはかなわない。内蔵が飛び出しそうになりながら皇海橋に着くと15台くらいの先着組が駐車している。ちなみに登山道入口の後方に見えているのは皇海山ではない。

新緑の中を登山開始

 
登山口にはりっぱな水洗トイレが完備している。トイレットペーパーも沢山ある。このご時世になんたるサービス精神。さすが群馬県!と変に感心してしまう。

 さて、沢沿いのコースを登り始める。深緑になりつつあるが、気持ちのよいコメツガ、ブナ林である。車の音、都会の喧噪がまったく感じられず、最高のロケーションである。

中間点

 
枝沢を何度か渡り返してカラマツのふかふか絨毯を踏んでいると、突然中間点が現れる。あら、もう半分も来たのかいな?と思うが、これは距離の錯覚であり、確かに距離は半分かもしれないが、時間はけして半分ではないので注意。あと2時間はたっぷりかかります。

急登のガレ場

 
道は少しずつ傾斜を増し、最後の水場を見送るとガレ場になる。足場の悪い場所にはロープがあるものの、3点確保ができない者にとっては試練の連続だ。落石を起こそうものなら下の者は間違いなく・・・・・・。(O_o)WAO!!!

ゲゲゲ 何じゃこれは?

 
急登にあえいでいる者には幸か不幸か見えないらしいが、沢の端に見たくないものがある。まだ、臭っているぞ。これは一体何だ?どうも鹿(市価ではないぞ)ではないかな?過酷な自然の掟を思い知らされる。自分だけはこうはなりたくないと思ってるんでしょう?

皇海山の山頂?

 
山頂はたぶんあのあたりだろうな、とか思いながら登っているんだけど、木に邪魔されて、なかなか山頂は姿を現してくれない。この先、見せてくれるんだろうか?

稜線のコル

 庚申山から来るルートに合流する。眼前には鋸山十一峰がその荒々しい姿を見せている。すさまじい山容だ。この山々を越して来る勇気がある者を尊敬してしまう。昔の人は偉かったなぁ、なにを考えてこのすさまじいまでの鋸山を越えてきたんだろうか?深田久弥も例外なくこの山を越えて来たので、皇海山を百名山にしたんではないだろう? どうもこの山は単にアプローチが長く険しかったとしか思えない。


皇海山中腹からの鋸山 庚申山方面。鋸山が異彩を放っている
 

銅碑

 本来なら、南側の展望が開け、赤城山や袈裟丸山浅間山が見えるはずなんだけど、霞がかかって近くしか見えない。突然、庚申二柱大神の銅碑が建っている。杉木立と同化しており、それと解るには事前学習が必要かもしれない。

皇海山頂

 庚申山頂は360度の展望か、と期待していったらがっかりする。周りの木々が遮って、パノラマ写真を撮るにも苦労する。木々の間から、上州穂高山、至仏山、燧ヶ岳、日光白根山、男体山などがかろうじて確認できる。ここは一つ、展望台を設けてほしいくらいだ。

方位盤

 直線距離で5,6kmのところによく知られた山々があるのだが、かすかに見えるだけである。残念。ちゃんと見るためにはやっぱり冬季登山しかないののだろうか?悔しいなぁ。


木に登ってパノラマ 北側には、まだ雪をかぶった日光白根山をとらえる。武尊と燧ヶ岳と至仏山は肉眼ではとらえることができるがデジカメだと飛んでしまう。(T.T)
 

ぼちぼち帰るぞ

 山頂で、まだ凍ったままのビールで乾杯。30分ほど昼寝をむさぼるが、寒くて目が覚める。んじゃ、そろそろ帰るべかぁ。上州の山でも2000mを越えればまだ雪が残っているですよねぇ。いいなぁ、この雪の感触がたまんねぇっす。

気をつけないと、ハマルぞ

 足跡を忠実にトレースすれば何ともないのだが、ちょっとでもはずれると、ズボッとはまってしまう。このおもしろさがたまんナインだけどねぇ。靴下スパッツにすると雪が入ってきて靴の中が冷たくなるのだ。

 この後、激しい雷雨に逢い、雷鳴が轟き、雹が降りザックカバーの中までグショグショになってしまう。それにしても山の雷は怖い。


吹割の滝

 びしょ濡れになり、怖い林道を1時間かけてやって利根村に生還する。お風呂の前に吹割の滝見物しよう。金券と称した駐車券を購入し、河原に降りてみると結構見応えのある滝を間近に見ることができる。

展望台から見下ろす吹割の滝

 まずは、展望台に車をおいて、全景をインプットする。川の中にぽっかりと口を開けたところに激しく水流が流れ込んでいる。なかなかの迫力である。近くに行ってはいけないのだけど観光客はその注意を無視してどんどん滝に近づいて写真を撮っている。


吹割の滝 河原広いからそれなりに迫力がある。水もきれい。(^_^)v)
 


泡跳の滝 吹割の滝よりスケールはちょっと小さいがそれでもなかなかの迫力。毎年落ちる人がいる?
 

吹割の湯

 今日の温泉。露天風呂からは、隣の田圃で水をためているおばさんが見える。なんとものどかな温泉。入り口は立派だけど、中は公衆浴場並。とってつけたようなサウナもある。500円だから贅沢もいえない。何となく心まで温まる温泉である。



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