紅葉シリーズもそろそろ終わりに近づいてきた。1500mまで降りてきたので後は雪を待つばかり。今回は、戸隠連山まで足を伸ばして、心ゆくまで紅葉を楽しむことができた。そこには、日本100名山の名に恥じぬハードな山「高妻山」が待ち受けていたのである。
 ●日時:2000年10月21日(土) 晴れ
 ●参加者:7名

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高妻山MAP

 戸隠キャンプ場から往復するコース。健脚向け。戸隠奥社から戸隠山経由で縦走するコースもあるが、こちらのルートは八方睨や蟻の戸渡りという難所が待ちかまており、上級者向けのコースである。。今回のコースでも、早朝出発を心がけないと暗くなってから降りてくることになる。

戸隠キャンプ場の朝 6:00 標高1,170m

 八王子から豪雨の中をMMX号はひた走る。戸隠に入りガスが出て視界が10m以下となる。2時過ぎにキャンプ場に到着。そのまま車中&テントに別れて仮眠。底冷えのする朝を迎える。キャンプ場は水場あり(当然か?)、トイレも水洗できれい。今時キャンプする人は少ないが。・・感謝

戸隠牧場を抜けて出発 6:15

 牛の中に山羊と鶏が混ざって混声合唱をしている。こんな雄大な自然の中で育ててもらえるって幸せだと思う。後方に見える山は戸隠連峰である。本日はここには登らない。ここは、上級者しか寄せ付けない所だから初心者は入っちゃダメ。

戸隠牧場で動物と遊ぼう

 夏のピークの時には大勢の子供達が遊びにやってくることだろう。

いきなり黄葉が始まる 6:30

 戸隠牧場の牛止めの柵を渡り、いよいよ登山道に入っていく。すぐに黄葉が身近になる。ブナ、楓、白樺、、、、スゴイ。これから先、この興奮がずっと続くのだろうか?

  

紅葉

 大洞沢沿いにゆっくりと高度を上げていく。奥入瀬のようなきれいな沢である。紅葉も一段と鮮やかさを増し、黄色から朱色へ、いや赤へと鮮やかになってくる。

滑滝 7:25 標高 1,450m

 滑滝とは30°〜40°くらいの傾斜を流れる滝のこと。よって、激しく滝壺に流れ落ちる滝とは異なる。この滑滝に付けられた20mほどのクサリを頼りに登る。登る前に1本。子供ではちと厳しいと思われるクサリだ。腕力で劣る女性や自重そのそのもので苦しむ人もいる。ま、男性は問題なく登れるでしょ。バランスも要求される。3点確保が基本ですよ。(^O^)V

帯岩(おびいわ) 7:50 標高1,500m

 見事な紅葉を鑑賞している余裕はない。一枚岩である帯岩を横断する。小さなステップが切ってあり、鎖が下がっている。雨で濡れており足下が滑る。ここで落ちたら無事では済まないだろう。慎重に一歩ずつ。


一不動 8:15 標高1,747m

 出発から2時間。標準時間で稜線に立つ避難小屋に着く。避難小屋は15名収容のブロック製。戸隠から縦走してくる人で週末は入れないくらいになるという。トイレの設備がないのにねぇ。

五地蔵を目指して

 ここからは快適な稜線歩きになる。右手前方には妙高、火打が見え隠れし、右手後には飯縄山を従えている。
二釈迦

 一から一〇まで石の祠が奉ってあり、それぞれに名前が付けられている。うっかり見逃しそうになる。一つずつお参りして行こう。

全山紅葉

 今、登ってきた所を見下ろすと、鮮やかに紅葉している。黄葉の方が近いかもしれないが。紅葉前線は1500mくらいまで降りてきているようだ。
三文殊

 あっ、通り過ぎるところだった。危ない危ない。パチリ。

まだまだ元気です

 さわやかな稜線歩きなので、全員元気です。その割には周りが黄葉でないなぁ。^_^;



両側すっぱり

 戸隠側の山は黄葉の真っ最中。雲が幻想的にかかっている。
四普賢

 笹竹が多くなってくる。誰かが登山道を整備してくれているんだろう。感謝しなくっちゃ。

五地蔵への登り

 あそこが五地蔵かな? まさか山頂なわけないしね。もう一息だ、頑張ろう。

五地蔵岳 9:25 標高1,998m

 二年前に有名になった?かどうかは知らないが笹藪に囲まれてひなたぼっこにはちょうどいい。一本。後方に見えてきたのが高妻山。いやあぁ、まだまだ遠いなぁ。
五地蔵に集合

 一人だけ疲れてきた人がいる?いやいや、ここで待っているという人も出てきたよ。ダメですよ、頑張らなくちゃ。
六弥勒(みろく)

 誰がどういうつもりでつけたのか?ガイドブックにも出ていないぞ。
ナナカマドの実?

 真っ赤に染まったナナカマド?の実。葉っぱがないとさっぱり解らないぞ。

七観音 9:50

 激しいアップダウンを繰り返しながら、少しずつ登っていることは間違いない。

八薬師 10:20

 八丁ダルミという鞍部を通過するので余計に疲れてくる。

九勢至 10:35

 またまた一本。だって、だんだん疲労が出てきて踏ん張りが効かなくなって来るのだ。


高妻山(九勢至から)

 立ち連なった戸隠連山の端に、ひときは高く峰頭をもたげている高妻山、その脇にかしづくようにつつましく控えている乙妻山。<中略>いつも遠く眺めて見飽きない山であった。(深田久弥:日本百名山より)

高妻山の名の由来は解らない。
お疲れのご一行

 11時には山頂に立てると踏んでいたが、11時半でも危なくなってきた。これから先は更に急登がきつくなる。すでに疲れ切っている人もいるが、ここまで来たらもう登るしかない。ほら、ガンバレ、あと1時間だよ。



十阿弥陀 11:45

 ネマガリダケに悩まされながら、ものすごい急登を立ち木に捕まりながら登ると、やっとのことで高妻山の肩に出る。山頂付近はなだらかな地形だが、岩がゴロゴロしている。
高妻山頂 11:52 標高2,353m

 天気はいいのだが、ガスがかかっていて時たま山々が頭だけ出してくれる。5時間45分で登ってきたぞ。\(^0^)/
 三角点が雨避けをかぶっている。



白馬三山

 白馬、杓子、白馬槍の白馬三山が瞬間的に見える。歓声が上がる。後続も山頂に到着。喜びを分かち合う。でも、いつものような大宴会はできない。恐怖の下りが待っている。山頂出発時刻を12:30に設定し、すぐさま下山準備。
北アルプス

 右が槍ヶ岳、中央に穂高連峰が確認できる。おぉ、ここからも見えるんだ。とまたまた感激にひたる。


MMXer高妻山頂に集う

 なんとか、お約束の「全員登頂」ができた。あとは無事下山だが、このままのペースでは暗くなりそうだ。心は焦るが一時でも長く山頂に滞在したいのが人間の心理。あ〜、帰りたくないよう、このまま景色を見ていたいよう、、、
山頂から下を見てみると

 切り立った足下には見事なまでの紅葉が迫っている。上の方にはガスが出てくる。


下山開始 12:30

 ガスがちょっとだけ切れてきたような気もする。白馬三山も、もうちょっと見えてくれればいいのになぁ。



戸隠連峰 手前が九頭龍山正面が戸隠山、右が八方睨と上級者の山々が続いている

芸術作品?

 結局、戸隠キャンプ場には17:10着。日が暮れる寸前になんとか戻ることができた。11時間に及ぶハードな山行であったが、この後、宿での大宴会が待っているかと思うと、疲れも一気に吹っ飛んだ模様である。シメシメ。\(^O^)/


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