急に大気が不安定となり、連日の雷。木崎湖で待機中にも雷。今年は天気がおかしい。ま、そうそう待ってもいられないので爺ヶ岳だけも登ってみよう。

 ●日時:2000年8月10日(木)〜8月11日(金) 晴
 ●参加者:◎

 

爺ヶ岳MAP    標高2,669m

登山口は、扇沢の下。柏原新道を4時間かけて登りつくところが、種池山荘。そこから稜線歩きで爺ヶ岳に達する。途中で天気が良ければ遠く富士山が望める。爺ヶ岳は「南峰」「中峰」「北峰」の3つのピークからなる。

高低図  高低差 1,319m  相当タフな山だ。

爺ヶ岳のたねまき爺さん 8/9,大町山岳博物館にて

 
ご存知、たねまき爺さんです。<誰のこと??>八十八夜の頃、南峰と中峰の間に現れ、里人はこれを機に耕作に着手します。
爺ヶ岳登山口 標高1,350m 4:00

 木崎湖のバンガローで2時起床。曇り空ではあるが雨は落ちていない。よーし、決行だ。3時にバンガローを引き払い、コンビニで朝食を調達し一路扇沢へ。3時半に駐車場に着くも空きスペースは1割くらいしかない。早く来てよかった。4時出発。まだ、真っ暗な中をライトをたよりにトボトボと歩き出す。
八ツ見ベンチ 標高1,700m 5:00 

 
 ご来光が過ぎた。まだブナ林の中を歩いているので太陽を拝むことはできない。ちょうど休憩用のベンチがあり蓮華岳方面だけ展望が開けている。ここまで1時間歩いてきたのに、ここにも表示には「種池山荘まで3時間30分」って書いてある。え?ということはここまでの歩きはなんだったの?うそでしょ?
石畳 

 
 「この登山道は登りやすい。石畳だなんて、どこのことかしら?」

モルゲンロート

 
 正面は針ノ木雪渓。眼下には扇沢駐車場が見える。雲のいたずらで、部分的に明るく見える箇所がある。 天気が段々良くなって来る。先日登った針ノ木岳山頂からスバリ岳、赤沢岳ももうじき見えてきそうだ。
ヘイコプターによる荷揚げ  6:30 

  爆音とともにヘリコプターの荷揚げが開始される。まずは針ノ木山荘へ数回、続いて種池山荘に数回、最後に冷池山荘に数回荷物を運ぶ。このヘリコピターが非常事には活躍するんだなぁ。このヘリコプターが有事の際には救助ヘリとなって活躍するんだ。カッコイイ!
雪渓の横断

 
「あぁ、気持ちいいぃ」
 
「ヒューヒュー、涼しいねぇ。ううん、極楽!」
コバイケイソウに囲まれた種池山荘 8:00

 
コバイケイソウやハクサンフウロ、チングルマが群生している。その先に種池山荘が建てられている。ここまでは良く整備された登山道である。山荘のベンチで休んでいる中年夫婦、「白馬岳から4泊5日で来たのよ。キレット小屋の食事はおいしかったわ」などと自慢話を聞かされてしまう。こちらは爺ヶ岳から戻ってこようと思っているのに。
爺ヶ岳へ 

 
 「1時間もすれば、爺ヶ岳に着くのよ。ルンルン。」気分爽快。
 あなたには、富士山が見える?

 
  遙か彼方に富士山(とおぼしき山)が見える。でも、デジカメだとやっぱり写し込むのは無理なのかな? この写真では見えない。_(^^;)
一眼レフで撮った写真にはちゃんと写っていたのになぁ。って、スキャナがめんどう。

 爺ヶ岳(南峰、中峰)から冷池山荘方面を望む
 
 爺ヶ岳は南峰、中峰、北峰の順になっている。ピークは中峰の2,669mである。一旦、冷池山荘まで下り、その後布引山を経て、鹿島槍ヶ岳南峰(2,889m)へと続く稜線は登山者を飽きさせない。
 爺ヶ岳全容

 
種池山荘から爺ヶ岳を目指す。天気も良くなってきたし、最高の展望が期待できそうだ。近くによるとけっこうでかい山だなぁ。
 爺ヶ岳から蓮華岳を望む

 
そろそろ爺ヶ岳山頂だ。振り返れば蓮華岳がでーんと構えている。大町方面から見るとこの蓮華岳に阻まれて針ノ木岳は見えない。針ノ木岳は山頂がガスで隠れている。
 爺ヶ岳南峰山頂 標高2,631m? 10:00

 
種池山荘から道草しながら約1時間で爺ヶ岳南峰に立つ。残念ながらガスが出ており遠望は効かない。前進方向には、もう少し高そうな中峰があるので心は早くもそちら側に動く。
爺ヶ岳南峰

 
「中峰まであと一歩だね。」
 爺ヶ岳から蓮華岳

 
 この写真、実は翌日(8/11)のものである。雲がわいており、刻一刻と情景が変化するところが何とも言えずおもしろい。飽きない。

 爺ヶ岳南峰からのパノラマ
 
 この写真も翌日(8/11)のものである。種池山荘からの縦走ルートからグルッと一回りして蓮華岳までのルートが分かる。
 爺ヶ岳山頂(中峰) 標高2,669m

 
爺ヶ岳のピークである中峰に立つ。ここがピークだが、感動はイマイチ。なんでぇ?ううむ、ガスのせいで展望が開けていないから? しょうがないなぁ、北峰に行って帰りに再度寄ることにしよう。
爺ヶ岳中峰 標高2,669m

 
 「おぉ、着いたぞう。ヨシさんの山! \(^o^)/
 さぁて、まだ時間は早いし、下りるにはもったいないね。」
 爺ヶ岳中峰から南峰

 
 振り向けば、南峰がきれいに見える。蓮華/針ノ木の中腹も見える。猿がハイマツの中で遊んでいる。
 爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳を望む

 
8/11,あと少しの時間で爺ヶ岳ともサラバ、というのに鹿島槍ヶ岳は今日も山頂を見せてくれない。あ〜、見たい! 見たい!
 クガイソウと針ノ木岳

 
 種池山荘の前から撮影した針ノ木岳。この時期、クガイソウの大群生に囲まれてライチョウも楽しそう。

ライチョウ

 
種池山荘直下。クガイソウやハクサンフウロの中でライチョウ親子がウロウロしている。ずいぶん慣れているよ、このライチョウ。ポーズをとったりしているもん。

 扇沢と針ノ木岳


 
 種池山荘からの下山中に扇沢の駐車場と針ノ木岳の山頂が一望出来る地点がある。先日登った針ノ木雪渓があんなに小さく見えている。


 おまけ1 豊科警察署


 
 大町からの帰り道、”伝さん”に会いに『豊科警察署』を訪問する。この位置からだと警察署の2階の窓から常念岳が正面に見えるはずである。「伝さんいますか?」と入っていく勇気は○にはなかった。 ---- この話が分からない人は梓林太郎を読んでいない証拠 ----

 おまけ2 切れたナイロンザイル


 
井上靖の「氷壁」はあまりにも有名ですね。氷壁のモデルとなったナイロンザイルが山岳博物館に展示してあります。こんなに太いザイルが切れるなんて信じがたい(○)。

■爺ヶ岳の花たち


戻る