樋口雄一デザイン・ロボット

魔境伝説アクロバンチ


●1982年5月より国際映画社製作による”レイダース”風ロボットアニメ。
80年代初期のアニメブームとロボットアニメ最盛期に製作された物の
特質した特徴もなく野球中継で放送中止になることが多かった。
リアルロボット全盛に在りながら見るからにスパーロボット的要素が強く
敵ロボット側も量産機等のリアル風味を加えてはいたものの非人型中心
のメカニックは同じく樋口氏がデザインを担当された『伝説巨人イデオン』
のバッフクラン軍の重機動メカ程のリアリティーは表現できなかったようだ。
作品的には金田伊功氏率いるスタジオ1によるOP,EDや合体バンクシーン
いのまたむつみ嬢によるキャラクターデザインや越智一裕氏担当の回が
話題にはなったもののキャラクター人気先行で作品自体の評価は
思わしくなかったようだ。(最終回に至ってはイデオンの如く、因果地平状態だし)

◎プラキットは当時人気の在った作品群は他社に押さえられて、『アクロバンチ』くらい
っしか残っていなかったか感じが拭えないが、メーカーの意地の如く多種多様に展開
その為かモデラーには知名度が高い作品となっている。

全てのアイテムに言及するとキリが無いので、アニメスケールに話を絞ると、
それまでの、アニメスケールは300円サイズ(完成全長が約130mm)を基準に
設計されていたので同一作品に於いてもスケールがバラバラで箱スケールの
印象が強かった。(イデオンでも1/600統一スケールが発売されるまではスケール
が異なっていたのは有名) 『魔境伝説アクロバンチ』では1/144と某B社を意識
したスケールで展開。主役ロボット”アクロバンチ”は変形合体ギミック無しの
純粋なロボット形態で商品化。ゴブリン側は四天王4機種に量産機も商品化
され、クオリティーも当時としてはかなり高い物であったがデザインがデザイン
だけに一般層に受けたとは言いがたい。


■アオシマ 1/144アニメスケール bP 《アクロバンチ》■




◎キットとしてはかなりまとまりがあり可も無ければ不可も無しと言ったところ。
ただし、デザイン上の制約から派手なポーズが取れないのが今の目には辛いかも?
また、価格を抑える為に武器類は一切付属しない。(エクスカリバーだけでも欲しかった)





◎現在製作中の物は70%位はキットのままである。

【頭部】 抜きの関係で曖昧になっている耳を削り落として、市販の四角ノズルとプラ板で再生。
首を切り離して多少延長。マスクは安全基準の為丸まっているのでヤスリでシャープ化。
フェイス部は鼻を高く、アゴも延長、口は彫を深くしたくらい。

【胴体】 胸を八字にカットし肩幅の軽減。

【椀部】 手首をメタルハンドパーツに交換。
肩アーマーの裏が見た目が悪い為モールドの入ったプラ板で蓋をした

【脚部】 足首と脛が一体化したデザインのため足を開くと足裏が接地せず力強さが無い。
脛のモールドに干渉しないところでカットして角度を付けて接地するようにした。
この手のデザインの場合、可動を気にしなければ、ヒネリや曲げをいれてフィギュア
的に処理してやった方が自然な立ちポーズになる。
太ももは5mm延長してある。



■アオシマ 1/144アニメスケール bQ 《ディラノス》■




◎ゴブリン四天王、グロイジ専用ロボット。
他のシリーズでも最多の立体化された唯一の敵側ロボット。アイテム毎にバランス取りが異なるが、
アニメスケール版が一番まとまりが良いと思う。
ただし、手放しに絶賛出来ないのがアオシマキャラクターキットで300円の価格帯設定の為
パーツ点数を抑える為脛と足首が一体成型されている為、足を広げると接地性が悪い。
改修は設定画稿だと横に広い重量級のプロポーションなのだがキットは細めに処理されている
(BOXアートも細身の体型で描かれているのでコレを参考にディティールアップ)のでキットの
素性を活かす方向性で進める事にした。

●【頭部】 正面のシルエットが楕円形なので円筒になる様に幅詰め。トサカはプラ板で再生。
アゴから背中に伸びるパイプは取り付け位置がが抜きの関係で横に向いている為、一旦
削り落として設定のつき方に修正。

●【胴体】 左右のブロックが1パーツ成型で裏が筒抜けで結構目立つ為プラ板でフタをした。
その上部に着くセンサー?はBOXアートとも異なるので市販のプラパーツを貼り付けてある。
胴体中央部は初代ガンプラ時代では伝統の肩を八字にカットして上半身の密度をアップ。

●【椀部】 特に気になるところも無かったのでそのまま。肩アーマーのインテーク部の
継ぎ目消しが大変なのでくり抜いて裏側からエバーグリーン製のモールドが入ったプラ板
を貼っている。前面はキットでは平面なのだがBOXアート等を見ると丸みをおびている為、
アルテコの瞬着パテでボリュームアップ。

●【脚部】 脛と足首を切り離し、関節を新造して3本の足が接地するようにした。




■アオシマ 1/144アニメスケール bR 《ケラドウス》■




◎ゴブリン四天王シーラ専用ロボット。(後に量産されて多数登場)
四天王ロボの中では一番、人型に近いバランスの為かシリーズ中でも良い分類に入る。
完成見本で気になったのが下腕の太さでそれ以外は素でもOKだと思う。

●【頭部】 BOXアート等と比べても正面のシルエットが細くて体のボリュームに負けている
感じがするのでプラ板で幅増し。後頭部のアンテナは最初から折れていたので真鍮線で再生した。

●【椀部】 太目の下腕を上腕とのラインが繋がる限界まで幅詰め。拳は表情が欲しかったので
現在は入手困難なメタルハンドパーツの丸指を使用。(コトブキヤさん再生産してくれないかな)

●【脚部】 つま先の爪?をプラ板で大型化した。



■アオシマ 1/144アニメスケール bS 《アンドロデムス》■




◎ゴブリン四天王アガイル専用ロボット。
大砲に手足を付けました(とりあえず下ネタは避けねば)的デザインで完成見本を見ていても
特別購入意欲も湧かないデザインでしたが作てみると結構、立体映えします。
作っている最中に流し込みタイプの接着剤を溢し一時はどうなる事かと思いましたが
どうにか再生できました。(直すのが辛いモールドは市販プラパーツに変えたりしてます。)

●【頭部】 体に対して妙に前後の長さ無く、幅広な頭と首を切り離し、頭部を接着面で幅詰め。
アゴに当たる面で延長し、BOXアートを参考にモールドを追加していきました。

●【胴体】 側面のモールドが省略されているので追加。足が八の字に開く様に接続部を調整。




■アオシマ 1/144アニメスケール bT 《フォリングス》■




◎ゴブリン四天王ブルゾム専用ロボット。
『宇宙戦艦ヤマト』の暗黒星団帝国の艦艇にロボットの上半身が付いた様なフォルムは
形としても面白い物があります。ただ、この形状で格闘戦には不向きでしょうね。

●【頭部】 好みで前後パーツを貼り合わせた後に中央でカットして幅詰め。
接着面で楕円になっていた耳?を市販パーツに交換。アンテナは真鍮線に変更。

●【椀部】 〔右腕〕の釜が設定画に比べて小振りなのでプラ板でボリュームアップ。
〔左腕〕設定に比べ拳が小さすぎる為、バンダイ1/100リアルタイプGMから流用。

●【下半身・船体?】 インテークや噴射口等、継ぎ目が消し辛い箇所は切り抜いて
エバーグリーンのプラ板に変更している。



■アオシマ 1/144アニメスケール bU 《アミンガ》■




◎ゴブリン一般兵士用ロボット。
箱を開けるとスケール間違い?と思わせる程、こじんまりとしたパーツ群が・・・・・・・・
コレで他のアイテムと同じ300円とは・・・せめて2体セットにしてくれれば。
出来の方は可も無く不可も無くといった所。材質が固めと細いパーツが多いので
破損し易いのが困りモノ。改修と言うよりはディティールアップが主な工作。
口に当たる部分が短めに思えたので市販パーツで延長。
首も延長してアゴを引いた角度で固定。




銀河烈風バクシンガー

●1982年7月より国際映画社製作によるJ9シリーズ第2弾『銀河烈風バクシンガー』。
前作『銀河旋風ブライガー』より数百年後の世界の外宇宙で展開されるアクションロボットアニメ。
メインとなるバクシンガーは5体のオートバイが前回同様物質的巨大化し合体するスーパーロボット。
物語はSF版新撰組と言った物で、当時のリアルロボット全盛時代の洗礼を御多分に漏れず受け
敵対勢力の敵ロボットは量産タイプとなっておりプラキットに於いても、指揮官クラスが搭乗する
歌舞伎役者っをモチーフにした様な”ニオーム”とヤラレメカの典型の様な”ダイモガンプ”がラインナップ
されていたが、リアル路線には程遠いデザインや劇中の作画レベルの低さから余り印象深いキャラクター
とは言い難い(^^ゞ 泣}ークからはメインと成る400円クラスが4種リアルフォーム(ガンプラのリアルタイプ
にあやかった物だろうが、地味な配色が劇中の派手なカラーリングと違和感がかなり在る。)
(※)アニメ配色によるキットが販売されていたか記憶が定かではないが販売されていなかったと思われる。
その他にDX版として5体合体できる大型キットが発売されていたようだが未見。
(韓国メーカーでコピー品が発売されていたいたが泣}ークから流失した金型かは不明である。)


■泣}ーク 1/350 リアルフォームbR 《ダイモガンプ》■


 


●今更、再販される事やコレを作る人もいないでっしょうけど(^0^*オッホホ
キット自体は奄フ完成見本で少々開口させられます。
前作の『ブライガー』や『ゴーショーグン』の完成度がポリキャップを使用していない位で、
現在の目で見ても通用する完成度だっただけに、『バクシンガー』シリーズは辛いです。
主役ロボの”バクシンガー”はポリキャップも使用されプロポーション以外ではかなり
メーカーの意気込みが感じられましたが、ダイモガンプやバクシンバードは旧来通りの
プラ同士のはめ込み式。デザインの制約も在りますがポーズの自由度も殆ど在りませ
でしたので、BOXアートを参考に”ダイモガンプ”らしさ(何をしてらしいととるか?)を
念頭に入れ改修しました。参考には成りませんが(苦笑)

【頭部】 キットは首が通常のロボット風に処理されており、BOXアートの様な
角度が取れず胴体に埋まった印象になってっしまっているが鳥類をモチーフにしている
デザインをスポイルしてしまっているので基部で延長。後頭部は2mm程延長。

【胴体】 手足に対してかなり大きい為、胸部と腹部で一旦カット胸部の方を小型化します。
前面の方はセンターで分割し幅詰めし、背中側はモールドを避けて3分割して全面の幅に合せます。
(このキット注型不良なのかあちこっちにプラが廻っておらず穴が空いているので裏からプラ板を当ててパテ埋めしてます)

【腕部】 上腕、下腕共に磨り合せしたのみ。肩アーマーは小振りに見えるのでバランスを
とるために1mm幅増し。胴体への接続は6mmアルミパイプ。拳は最初はこう言ったデザイン
かと思ったがBOXアートを見ると通常の丸指のマニュピレーターではないか?
とりあえずミミズの様な指は切り落とし、MGゲルググの握り拳から親指を切り取った
物を使い。親指は3mm丸棒で追加。(武器にチェーン付のパンチと機雷が付いているが
造形が今一つなので使わなかった)

【脚部】 設定とは全く異なるラインをしているが、修正しだすとスクラッチになりかねない
(そこまで愛着もないし(;^_^A アセアセ)見栄えを良くするに留め太ももの1mm幅増し。
足首は脛と一体化されたデザインで接地性が悪い為に一旦カットして角度をつけて再接着。
メインノズルは穴すら開いていない状態なので市販のノズルパーツでディティールを追加してある。








■戻る。






Ads by TOK2