「はぁ〜〜〜〜、緊張したぁ〜〜」 唇を離した途端に、覇月は項垂れるように優杏にギュムッと抱きついた。 振られたものだと思っていたこの最中、正に逆転ホームランの様な事態が起こったのだから仕方ないだろう・・・。 優杏はといえばそんな覇月に戸惑ったような様子を見せながらごめんなさい≠ネんて消え去りそうな声で 謝ってくる。恥ずかしくて堪らないらしく、折角上げていた顔も下げてしまっているし。 「もう絶対ぇダメだと思ってたんだぜ? あんだけハッキリ拒絶されたんだから・・・って」 悪戯っぽく微笑みながら優杏の頬に手をかけて、再度俯いてしまった顔を上げさせる。冗談めかした言い方の中に 仄かな真剣さを混ぜて、不安に包まれていた自分の心の内を伝えた。 優杏は至近距離で見つめ合うこの状況に落ち着かないらしく、視線を泳がせながら何となくバツの悪そうな顔をして 呟いた。 「だってあの時は・・・覇月さん酔ってたから・・」 カァッと紅くなり、そういうの嫌だったんです≠ネんて言い放つ。それにつられるようにして覇月も少しばかり 頬を染めた。 「俺が酔ってなかったら・・・オッケーだったってこと? 」 恐る恐ると言う風に尋ねてみる。その途端、優杏は湯気でも立ちそうな位真っ赤になった。 「ちなみに今は・・・素面ですけど? 」 優杏の反応を肯定と判断し、覇月はニッと悪戯に微笑んで言う。抱きしめていた優杏の身体を一番手前にあった机へと 誘い、徐々に半身を倒す。 段々と優杏を机の上に押し倒すような体勢になっていき・・・。 「な、何考えてるんですか・・・? 」 戸惑いを露わに優杏が覇月を見つめる。必死に肘を伸ばして覇月と身体を離そうとしているが・・・非力な抵抗など、 やはり意味がない。覇月は終始余裕の笑顔を浮かべていた。 「何って・・・そりゃあ、こないだの続き。今日は俺酔ってないし。な? 」 優杏の額に口付け、ウインクなんてして見せる。優杏は真っ赤な顔をして思いっきり首を横に振った。 「こ、こんなトコロで、そ、そんなのダメに決まってるでしょう!? ぜ、絶対ダメですっ!! 」 言いながらポカポカと覇月の胸元を叩く。他愛ない抵抗が可愛くて、覇月の顔は先ほどから緩みっぱなしだ。 覇月は優杏の手を取り、ふわりと唇を落とした。身を乗り出すような格好になり、高揚している耳にもキスをする。 ずっと前に耳が弱いと言っていただけのことはある。唇がその場所に触れるなり優杏はビクンッと身体を振るわせた。 「俺は、優杏が好きだ」 「・・ゃ・・・」 吐息と共に囁き、形を確かめるように耳殻を舌先で辿る。わざと音の響くキスを何度もして、唇だけで薄い耳たぶを 銜えたり、耳の裏側を濡れた舌で舐め上げたりもした。 抵抗していた優杏の身体から見る見るうちに力が抜けていく。その瞳は潤み、ピンク色の唇からは甘い吐息が 漏れていた。声を出してしまわないようにと必死に堪えている様が愛しい。覇月はまたその頬を綻ばせた。 「人・・・・が、来たら・・・・」 余裕の表情を浮かべる覇月を恨みがましそうに見つめ、優杏が言う。覇月はネクタイを緩めながら平然と答えた。 「ダイジョーブだろ。こんな時間なんだから皆もう帰ってるよ」 優杏の瞼に口付け、自信たっぷりに笑う。そしてまた意地悪く付け加えた。 「抵抗して騒いだ方が逆に人集めちまうと思うけど? 」 優杏は真っ赤になって黙り込み、俯いた。 純白の制服のファスナーに手をかけ、ゆっくりと下ろす。肩までそれを脱がし、その下に着ていたセーターと ワイシャツの裾から手を差し入れた。なだらかなカーブを描く細い腰から胸元に向かって柔らかく撫でる。 それによって服が捲くれ、白い肌が露わになった。覇月は吸い寄せられるように顔を埋め、その腹部にキスをする。 形の良いヘソの辺りを舌先で擽ると、優杏はビクッと身体を揺らした。 「なに? 感じた? 」 意地の悪い笑みを浮かべ、白々しく尋ねる覇月。優杏は恥ずかしそうに目を逸らし、ふるふると首を横に振った。 「た、ただくすぐったかっただけ・・・ぁ・・」 反論している最中に服の中に潜り込ませていた方の手を動かし、胸の突起をキュッと摘む。優杏は途端に言葉を 詰まらせ、甘い声を上げた。 「ココも感じんだ? 」 からかうように言いながら、尚も執拗に指先で弄り続ける。キツく摘んだり、親指を潰すように押し付けたり、 柔らかく揉んでみたりもして優杏の反応を確かめた。 「・・ぁ・・んっ・・・違・・・ぁ・・」 必死に否定しようとする優杏だが、休み無く施される覇月の愛撫に抗いきれないらしく言葉が切れ切れになっている。 恥じらいながらも確実に感じている、その姿が可愛くて堪らない。 覇月はよりいっそう愛撫に力を入れ始めた。元々相手には困ったことのない遊び人の覇月だ。当然ながら、そのテクには それ相応以上の自信があるわけで・・・。 「・・あっ・・・ゃ・・覇月さ・・・あ、ぁ・・・ゃあっ・・・」 優杏もあっという間に陥落していった。 だらしなく四肢を投げ出し、潤んだ瞳でうっとりと覇月を見つめる。薄く開かれた唇も濡れて、何処か物欲しげな 感じにすらとれる。学校指定のベルトを外して制服のズボンに手をかけても、少しばかり恥らうような仕草を しただけで特に抵抗をする訳でもない。 ゆっくりと下着ごと抜き取ると、見ているだけでもその柔らかさが伝わってくるような白い太腿が露わになる。 衝動のままにそっと触れ、撫でてみるとやはりそれは上質な陶器のように滑らかで心地良かった。 「なぁ、最後まで・・・していいか? 」 太腿を撫で回しつつ問いかける。今更そんな事を聞かれて、優杏は少しばかり驚いたようだ。潤んでいた瞳を見開いて、 唖然としたように覇月を見つめている。こんな質問をするなんて自分でも無粋だとは思った。けれど、先ほどから 明らかにバージンです≠ニいうような反応を示している優杏をそのまま自分のものにしてしまうのは何だかひどく 身勝手なことのように感じたのだ。覇月としては。 優杏は真っ赤な顔をしながらもそっと頷く。それを確かめた後で、覇月は優杏に口付け、その身体を抱きしめた。 「ちょっと移動、な」 少しばかり体勢をずらし、お姫様抱っこをして床よりも一段だけ高くなっている教壇の方へと移動する。 自分の上着を敷いて、その上にガラスでも扱うような優しい仕草で優杏を下ろしてやる。圧し掛かってもう一度だけ キスをして、覇月は微笑んで見せた。 太腿の裏側に手をかけ、少しばかり足を開かせる。すっかり気に入ってしまったその柔らかい感触を楽しむように撫で、 唇で啄ばみ、淡い痕を残していった。 既に立ち上がり甘露すら漏らしている優杏の性器に触れると、優杏は鼻から抜けるような声を出す。 それは想像していた以上にずっと色が薄くて、人形か何かのように思えるほど綺麗だった。 軽く握り、何度か上下させただけで簡単に蜜が溢れてくる。初々しいその反応がまたも覇月の欲望をそそり立たせていた。 「こういうこと人にされんのも初めてか? 」 尚も性器を扱きながら、覇月はからかうように尋ねる。限界の近づいている優杏は恥ずかしそうにしながらもコクコクと 頷いた。折角だから、ともっと恥ずかしいことを聞き出そうかとも思ったが・・・目の前で荒い息をつき、嬌声を上げる優杏を 見ているとそんな余裕もなくなってきた。聊か性急なほどに激しく優杏自身を攻め、一気に絶頂へと追い立てた。 そして優杏の弾けさせた欲望の蜜を、今度はその秘所へと塗りつけていく。優杏の身体が怯えたように震えたのが分かったが 覇月は手を止めようとはしなかった。 「なるべく・・・痛くねーようにするから」 戸惑う優杏に宥めるように言いながら、キツく閉じられた蕾を少しずつ開く。たっぷりと唾液を含ませた舌先で襞をくぐり、 少しずつではあるものの確実に深い場所へと進んでいった。 「・・ア、ぁ・・そこ・・・ゃだ・・」 大分慣れた頃だろうと、恐る恐る人差し指を差し入れてみると、優杏が今までで一番の飛び切り甘い声を上げる。痛みを 感じたのかと心配になった覇月だったが、優杏の顔を見やり、そうではないのだと悟った。遠慮がちに指を動かし、探るように 優杏の反応を見つめる。 「どこが快いんだ? この辺? 」 「・・アッ、ゃ・・・あ、ダメ・・ぁ・・あ・・」 指で届く範囲での最奥を擦ってやると優杏は堪えることもせずに甲高い声を上げた。先ほど達したばかりの性器がまたも ビクビクと震え始めている。 胎内の指を一本増やしてみても、優杏は甘い声を上げるだけで必死に首を横に振って見せた。 痛みを訴えるどころか快楽に酔う優杏の表情、柔らかく覇月の指を締め付ける彼の躰・・・・迫り来る劣情に、覇月は思わず 息を呑んだ。 指を引き抜き、自らのズボンに手をかける。既に腹部につきそうなほど反り返っている性器を取り出し、物欲しげに 収縮する優杏の秘所へと宛がった。 「挿れるぞ」 熱っぽい声で囁く。まだ少し触れ合っているだけなのにもかかわらず、優杏の躰は待ちきれないとばかりに覇月を 締め付けようとしている。それに誘われるままに、覇月は優杏の胎内へと押し入った。 ゆっくりと少しずつ、けれど確実に二人は繋がっていく。深い深いところまで。 「・・ぁ・・・んっ・・ア、あ・・あ、ぁ・・・」 指2本とは比べ物にならないほどの圧迫感に優杏は苦しげに眉を顰める。けれどその声は甘く、快楽のみを示している。 「・・っ・・・優杏・・・」 覇月もまた自分を包み込む強い締め付けに息を詰まらせた。優杏の胎内は思いがけないほど柔らかく、焼き切れそうなほどの 熱を帯びて絡み付いてくる。指で味わうのとは全然違うその感覚に、覇月は夢中になっていった。 「・・っ・・ふぁ・・あ、ぁ・・あ、あっ・・・ア・・んっ・・・っあ・・」 濡れた音を響かせ、何度も優杏の胎内を行き来する。覇月が少しでも動く度に優杏は嬌声を漏らし、快感に身を任せた。 勢いづけて未だ開かれていなかった最奥に当たると、胎内が絞るようにうねる。その感覚が快くて、覇月は何度もその場所を 狙った。 「・・ゃ・・あっ、あ・・・あ、ぁ・・ァあ・・・ア ―――――」 数え切れないほど優杏の躰を擦り上げ、何度目かに最奥に達した時・・・優杏は背を仰け反らせ、一気に欲望を弾けさせた。 それとほぼ同時に覇月も息を詰まらせ、優杏の胎内へと白濁を注ぐ。 「・・・・優杏・・」 息を整えながら、覇月は愛しい名前を囁いた。快楽の余韻に浸る優杏の瞳からは大粒の涙が一つ、零れ落ちる。 けれどその表情は至福に満ちていて・・・覇月がそれを拭ってやると、恥ずかしそうに微笑んでくれた。
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