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山のトレーニング方法は多種多様ですが、私はクロストレーニングにランニングを取り入れています。一時期山へ行けなかった時期も、ランを続けていることで久々の山行となっても安全に楽しく行って帰ることができました。
私の所属するYMCC・山の虫では通年、積極的にランニング大会に出場していますが、このたび毎年恒例の三田国際マスターズマラソンに参加しましたのでその顛末を報告いたします。
影練(かげれん)とは、読んで字の如く、影で練習をすることである。しかし、人に隠して練習するけれども(その度合いは別にして)半ば知られてしまっている、知られても構わない、知って欲しかったりもする、のも事実である。
恒例の三田マスターズマラソン(21.0975km)に出場するに当たり、悔いなく完走するために、一念発起して影練を行うことにした。なぜ、一念発起しなければならないか。それは時間がないからに他ならない。もっと詳しく言えば、時間はナンボでもあるが、朝早く起き、または仕事を終えて家に帰って、それから行うのは億劫だ。そのどちらも辛いどちらかを選択するしか練習時間を捻出できない、よって一念発起しなければならなかったのだ。
仕事を終えて帰宅の後、夕食が済んでからの時間を練習に当てることにした。これしか続けられる気がしなかった。最終的に多くの時間練習はできなかったが、だいたい以下のような結果となった。
| 12/1/月 |
練習に出ようとすると、忙しい仕事を終えて必死で帰宅して一生懸命作った夕食が冷めるのに、と妻に無言の叱責を受ける。よってこの日は断念。初日から作戦失敗し躓く。 |
| 12/2/火 |
何とか気持ちを高めてニュータウンの環状道路(地元ではリングロードと言う)を1周する。距離は6.9+0.2km程度 |
| 12/3/水 |
10年前に在籍していた職場の忘年会。酒>練習により断念 |
| 12/5/金 |
リングロード1周 |
| 12/6/土 |
リングロード1周・7km/39分40秒 |
| 12/8/月 |
火・水曜と宴会の予定があり、飲み過ぎ防止のため。ミーティングを欠席し、リングロード1周 |
| 12/9/火 |
初級夏山事務局関係者の忘年会 |
| 12/10/水 |
職場忘年会 |
| 12/14/日 |
この日、長距離を走っておかねばもう間に合わない。必死の思いでリングロードを2周する。走るほどに快調となり、押さえて3周目は止め。1時間15分32秒。なんとか、ハーフを走りきる感触が掴めた気がした |
以上、リングロード6周、計42kmの総走行距離で三田国際マスターズマラソンに臨むことになった。
妻の出勤の車に便乗して有馬高校へ。いつもの場所に6テンを張って待つ。中川夫妻、奥野夫妻、香月さんと到着。くすのき山遊会の西岡氏とも会う。
「腹の調子が悪くて、やっと滑らかな◎●×が出るようになりました。もう昨日まではビッチョビチョの...」
「詳しく説明せんでもよろしい!!皆まで言わんでもよろしい」
N川が、今日走るのが遅いかもしれん理由を、有馬高校のグラウンドで会うなり話し始める。あまりにも詳しく説明が始まる直前、O野が制止した。
招待選手の元旭化成の安部友恵選手が舞台で紹介されるとのことで見に行く。小柄だがきびきびした言動だ。勿論まだまだ速く走れるだろう。無理せずに、がんばる人は苦しんで、楽しく走りましょうとの挨拶。初級登山学校で自分が受講生たちに言っているのと同じ言葉を聴いて思わず微笑んでしまった。
1時間40分から50分台で走る人の列に並んでスタートを待つ。例年よりは少し後ろのほう。
「もっと前へ行け」中川さん言うも
「ここら辺のほうが抜かれるよりも抜く数が多そうで気持ちがいいでしょう」
スタートラインに向けて歩き出したところで隣にいた中川さんとははぐれてしまった。
号砲一発。しかし、前へは進まない。しばらくして人の塊がゆっくりと歩き出す。これは計算済み。スタートラインを踏む人の靴に付けられたセンサーの音が姦しくなる所から走り出した。とたんに冷たい風が肌を刺す。ロングパンツに長袖Tシャツ+半袖Tシャツは暑いかと思ったが、この分だと正解か。
以下、距離ごとのラップと身体と心模様を述べる。
| 地点 |
ラップ |
身体と心の模様 |
| -0.2km |
0'00' |
人混みの中でチマチマと関節をほぐす |
| 0km |
2'00" |
吹く風冷たい |
| 5km |
26'24" |
押さえ気味。息を切らさないように |
| 10km |
25'56" |
調子に乗りそうになる。駄目だ、焦るな。坂道で極力セーブ。歩くくらいの気持ちで登る。トップ集団との唯一の交差点には阿部ちゃんの姿はすでになし。折り返しを過ぎてしばらくすると奥野さんの呼ぶ声。元気な様子 |
| 13km |
15'23" |
ニュータウンへの上り坂を無難に通過。下りも押さえ気味でやり過ごす |
| 14km |
5'27" |
自宅周辺。ついつい力が入るところ。例年ならここからシャリバテ等で辛いところ。しかし、今年は違う。ここを冷静に押さえ、下りとなる15km地点を目指す |
| 15km |
4'54" |
来た。ここまでこの体調ならもう大丈夫。エネルギーもゴールまで切れないだろう。この後は力の限り目一杯飛ばすことにする |
| 16km |
5'02" |
下りの開始。少しづつスピードアップだ |
| 16.0975km |
0'27" |
ストップウォッチの切り替え |
| 残4km |
4'27" |
下りが始まりスピードが増す。息が切れてきた |
| 残3km |
4'29" |
息が切れてきたが構わずイーブンペースを維持。ここ以外はもうトップスピードで走れるところはない |
| 残2km |
4'38" |
最後の詰め。ここで力を抜いたらもう回復できない。我慢してイーブンペースを確保したい |
| goal |
9'16" |
消防署が見えて有馬高校のグラウンドのネットフェンスが見えてからが辛い。しかし、頑張りどころだー |
以上。何とか、それでも気持ちよくゴールし、飲み物と豚汁を美味しくいただく。
記録、Net:1°46'20"
おおむねkm当り5分のペースで走ることができた。これは最近においては結構良いタイムだ。そこそこ練習してもこれくらいの記録を出すのにシンドイ思いをしたこともあるが、今回この記録が出せたのはどうしてだろう。分析してみたのが以下である。
1. 前夜、娘の誕生祝のケーキを食べたのが栄養補給になった。
2. 現地テント泊でなく、宴会がなかったのでアルコールによるダメージがなかった。
3. 走る前の数日、適度な休養をした(単なる練習のサボりか?)。
4. 走行2時間前の栄養補給でウドン(300円)を食した。過食を避けた。
5. 防寒に気を使った。前述の服装+手袋
6. 前半我慢し、後半の余力を使い、ビルドアップ走行を試みた。
7. 最初は両掌を開き気味にしていた(この方が気楽だ)が、走る気構えを確認し、強めるために拳を軽く握りしめて走ることにした。また、人が多く、前が塞がっても空くのを待つのでなく、積極的に前に出た。
以上が考えられる全てである。今後、身体と心模様とともに参考にし、自己新(1°34'台)を目指したい。
テントに帰ると珍しい、池上氏がやってきた。職場のランナーの応援に来たとのこと。ひとしきり会話に花が咲いた。
さて、完走会。
「本物のビールやなー」と奥野さん。
「そうよー。本物ですよ」と惇子さん。
発泡酒でなくてビールだという意味です。差し入れありがとうございました。
「ビールを飲むのは1週間ぶりや」と中川さん。
「えっ、どうして?」
「なんせ、腹の調子が悪くて..。熱燗ばかり..」
お酒はしっかり頂いておられたらしい。
奥野さん夫妻にも肴や酒の差し入れを頂きました。
川原が家族旅行で仕入れてきた境港市の銘酒「子泣き爺い」も口当たり良く自己満足。
いずれの飲み物も美味しくいただきました。
「ちゃんと後片付けを見極めて帰らなナー。YMの例年の責務やからなー、これは。仕方がないわなー」
ということで、マスターズマラソンの参加者が全員、有馬高校のグラウンドから帰りきるまで、ささやかな宴会が続きました。
以下は中川さん集計による全員の記録です(タイムはGross(Net)で表示)。
川原健一 1:48:19(1:46:20)
中川好治 1:58:16(1:56:12)
奥野のり子 2:05:23(2:02:30)
香月俊彦 2:10:40(2:06:55)
奥野浩一 2:24:42(2:21:45)
中川惇子 応援
会った人 くすのき山遊会・西岡氏、元本町山の会及び元OFCC・池上氏
次回予定 指宿菜の花(フル)、高槻国際ハーフ、奈良・大宇陀かぎろい(ハーフ)
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