2000.9月小川山
今回も8月末の休みに行こうと考えていたのだが、連盟のちびっ子冒険学校と重なってしまい、敬老の日の連休となってしまった。
出発の1〜2週間前頃、太平洋沿岸に台風14号と15号が発生した。
これが又、強いうえにどこに行くかはっきりしない。
又、日本列島付近には秋雨前線が横たわっており、北と南のつばぜり合いにこの台風がちょっかいを出している模様。
気象官も決めにくくらしくて、週間予報は先の方ほど降水確率50%だった。
集合の、森ノ宮駐輪場20:00にはとても間に合いそうにないので、森本さんに遅れることを電話しておいた。
15分程遅れて駅前の横断歩道で信号待ちをしていると山下さんに合う、彼女は職場から直接来たらしいがそれでも遅れたとのこと。
8人乗りのレンタカーには、森本さん夫婦、木下さん、中島さん、内田さん、山下さん、私、それに会員ではないが京都の萩野さんの8人が乗り込んだ。
中川さん夫婦と伊藤さんが乗った生信先生の車は高槻から発車し、多賀SAでおちあった。
今回は、森本さんの提案で、一気に廻り目平らまで行ってしまわないで途中の諏訪SAで仮眠してから入ることとした。
しかし少し車の騒音がうるさいのと、排気ガスが臭いので、次回からは仮眠の場所を考え直さなければと思う。
国と阪神高速道路公団を相手に、“子供や孫たちに青い空ときれいな空気を”と、闘っている、尼崎公害訴訟の人達の気持ちがすこしわかったような気がした。
毎日だものなあ。・・・
次の日に感じたのだが、この“途中仮眠”が良かったのか、体がかなり楽であった。
9/15日、今日は非常に天気が良く雲一つ見あたらない快晴。
中川さん夫婦と木下さん、生信先生は金峰山へハイキング。後のメンバーは岩登りとなる。伊藤さんと山下さんはここが初めてなので、ガマスラブにした。
岩登りパーティーは、中島さん−伊藤さん、森本さん夫婦−山下さん、内田さん−萩野さん−谷関。
取り付きすぐ下のケルンのある林道で後ろを振り返ったが、その後に続いていた中島さん−伊藤さんが見えない。まあわからんと思ったら後ろの森本さん達を待つだろうと思い先に行く。
ところが彼らは、ゴリラ岩の下まで行ったらしく、戻ってきたのは、私達のパーティーが2ピッチ目を登っている時だった。
1ピッチ目はいつものルートを他のパーティが占領していたので、右の方にする。上部はあまり難しくないのだが、長くランニングを取ってないので、小さなフレークに利いていないフレンズと、少し降りて下向きのフレークに3番のフレンズをセットした。
登り返して小さなフレンズを引っ張ると簡単に外れた。
もう一度ねじ込んだがやはり怖いので小さな2,3番のナッツをセットして登った。これは利いていたようだ。
後の2人は、中間のテラスからの数歩に苦労していたが、上部の方は何事もなかったように登ってきた。
しかし、この登り方(やさしくても出来るだけランニングはとっていく)は変えないでおこうと思う。
確かに登ってみると上部は優しかったのだが、ここで落ちていたら落下距離が10m位になっていただろう。
難しい所で落ちるのは、たいがいランニング間隔が短いので大事には至らない。
むしろ少し優しいけどランニングがとれないところが危ない。
そんなところは、ふーっと気が抜けるところでもある。悪魔のささやきに聞き耳を立てようと思う。
これは、沢登りの時も言える。何となく滝登りは、岩登りより優しく感じて、ノーザイルやノーヘルで行ってしまったり、ゼルバンもいいかげんでテープだけにしてしまったり、滝登りこそ気を付けなければ。
実際沢登りは変化が多く楽しい、又、岩もそんなに高くない、しかしそんな状態でいったん滑落して怪我でもするとたいへんだ。簡単に病院まで行けませんよ。
せせらぎの向こうやそよ風の間で、おいでおいでとささやいているのをのがさないようにしようと思う。
人間もいったん自然の中に入れば、動物の本能である危険予知能力が目覚めてくる。現在の都会社会の中で阿呆になってくる能力を呼び覚まそう。
少しオーバーになったけれど、筋はまちがってないと思う。
さて、2ピッチ目、レイバックを登ると真っ直ぐ上に新しいペツルボルトがあるので登ろうとしたが、バランスが悪く登れない、落ちてしまった。
あっさりいつものルートを取る。萩野さんもスラブになれてきたようで、スムーズに登ってきた。
中島さんも元気だ、伊藤さんとツルベで登っている。
3ピッチを登ると頂上のすぐ下に木陰を見つけ一休みする。どうやら今日は、秋雨前線が日本海側に押しやられているようで、気温はどんどん上がっている模様。女性達は、日焼け止めクリームでお肌の手入れ。木漏れ日の下で秋風を大きく吸い込みしばし安らぐ。
やがて全員頂上に集い、例によって例のごとく記念写真をパチリパチリとやる。
小川山初めての、山下さんはも、このルートでスラブにも慣れてきたらしく明るい表情だ。と、思いきや下降する側を見下ろして、ウォーウォーとほえている。
そう言えば、岩登り4回目くらいだな、しかもこんな高さの所は初めてだろう、この新鮮な気持ちを忘れないで今後も登りつづけてほしいと思う。
頂上で全員一息ついた後、2ピッチ懸垂しマガスラブの短いルートで遊ぶ。
ひとしきり遊んだ後、今日の買出しへと出かけた。
廻り目平らから、川端下を通り6 Km 程下った秋山にいつも行くスーパーがある。
今回は運転手の私と、女性陣3人、中島さん、山下さん、萩野さん、彼女たちは、皆で決めたものの他になにやら色々買い込んでいた。
いつものようにスーパーには、レタスや白菜が見当たらないので、仕方なく畑の人に分けてもらうことにする。
去年は、私と、内田さんで分けてもらいに行ったのだが、8月の末でちょうど出荷の盛りだったのと、若いお姉ちゃんに頼んだのと(?)で結構高くついてしまった。
今年は、山下さんの力で、でっかい白菜とレタス3個もいただけてしまった。
農家の方たちのご好意でいただける内はいいけども、小川山も、こう人が多くなってしまってはご迷惑かな、とも思う。
しかし、都会を離れこんな田舎に来た限りは新鮮な野菜もほしい。見渡す限りレタス、レタス、レタス、なのに店で買えない。いっそのこと、安い無人販売所でも置いてくれればとも思う。
今夜の宴もギターを弾いていろんな歌を歌った。金峰山荘からは、9時で静かにする様放送が流れたので、切りよくテントに入った。
9/16日、昨日とはうって変わり、雨、やはりやってきましたか。中川さん夫婦と木下さん、森本さん夫婦は小川山のピークへ向かう。
先生はテントキーパー、後の皆は岩場見学とする。
まずは、小川山レイバックの親指岩。私がこの小川山にはじめて来たのは 15年前、今回のようにガマスラブで足慣らしした後訪れたのがこのルートだった。
こんなクラックは初めて。見上げれば、クラックとそれに続く頂上の庇とまぶしい青空、うつむくとドキドキ高まる胸の鼓動。気を落ち着かせ一気に登った。
あの時の感動がよみがえってくる。
又、登れるやろか?あいにく今日の雨では躊躇することもないのでうれしいのやら、断念やら。
となりの小指岩も初めて登った5.10c。林の中からあの時登ったメンバーのざわめきが聞こえてくるようだった。
その後、お殿様岩、お姫様岩を見学に行ったのだが、あまりはっきりしない。伊藤さんが、おサル様岩を見つけ皆で笑った。いやあ実にそっくりでした。
その帰り、白樺の林でザイルをセットしボルダリングを楽しんだが歯が立たずでした。
テント場に帰り昼食を取ると急に眠たくなってきたので夕方まで眠った。
今日、買出しの内田さんは、「黙ってても、スーパーのおじさんにレタス3個いただいたよ」と喜んでかえってきた。
どうやら髭づらのむさいおっさんにはレタスは合わん様です。とほほ・・・
今宵も鯉のあらいと鯉こくをよばれ多いに楽しんだ。
9/17日、昨晩は雷交じりの大雨と、風が強かった。夜中に心配でタープを偵察したが、補強していたせいか何ともなく、又眠る。
ところが朝が開けても雨はやまないので、又高速道路も気になるし、朝から帰ることにした。
途中、先生の車でハプニングがあったが、無事何とか夕方帰阪することが出来た。
小川山でこんなに雨に降られたことはかつてなかったけれど、それはそれで、楽しく3日間を過ごせた。皆さんありがとうございました。
又、大勢でわいわい訪れたいと思う。
2000/9/23 YMCC 谷関 等
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