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カワセミのコバルト色に目が覚める 飯盛山歴史探訪と野鳥観察ハイキング とき: 2004年1月29日(木) ところ: 河内・飯盛山314m 参加者: 木下清、日野慶三、矢作圭一、中川好治、中川惇子 矢作(やはぎ)さんは野鳥の先生で日野さんの友人 |
| 河内の野崎観音、飯盛山、楠公寺(なんこうじ)、四条畷古戦場、楠木正行(まさつら)の墓は大東市にあり、四条畷神社、御机(みつくえ)神社は四条畷市に存在する。今日のハイキングはJR野崎駅からこれらを巡り、JR四条畷駅に帰っていく、というコースを歩く。 野崎駅はJR東西線(片町線)の各駅停車が止まる。大阪駅からは環状線・京橋で乗換えて、20分ほどであるが、阪急、京阪、近鉄各線からも結構、遠回りして行かねばならない。茨木からも瓢箪山からも近くにあるようだけれど、鉄道では直線的に結ばれないところだ。 この飯盛山には過去、2回ほど行ったように思うが、あまり記憶が鮮明でない。今日は、冬の平日の1日、ゆっくり歩こうということで5人が集まった。ちょうど通勤のラッシュが終わるころで、まあまあ、それほどの混雑を感じずに野崎駅着。 9:30野崎駅前スタート。今日は、日野さんの友人、矢作さんがお見えになり、彼は野鳥の先生だとのことで、日野さんの指示によりみんな双眼鏡を用意している。では、歴史ハイキングというより野鳥観察でゆっくり歩こうということになる。 野崎参りは屋形船で参ろうの「屋形船はどこの川を漕いでいったんかな」と日野さん。 「これがそうや」と木下さん、すぐそばのコンクリートの川を指差す。水深10cmもないので、とても往時の面影はない。「どれどれ」と日野さん、矢作さんが覗いてびっくり、慌てて、おいでおいでの合図。行ってみれば、ケリが1羽、川底から飛んで逃げるところだった。幸先のよい野鳥観測会になったと。 参道をたどり野崎観音へ。急な石段が130段ぐらい続く。この観音さんは福聚山慈眼寺(じげんじ)といい、曹洞宗の寺であり、元禄宝永ごろ、野崎参りで栄え、今日に至っているとのこと。また、ここは「お染久松」で有名だが、油屋お染と丁稚の久松は実話ではなく、単なる文学作品だとする説もある。歌舞伎や浄瑠璃、現代演劇や映画などで様々に脚色されて表現されている。 メジロが盛んに飛び交い、すぐそばで遊ぶ。本堂の左にびんずる(賓頭盧尊者)さまが座っておられ、膝をなでて己が膝をさする。 観音さん本堂左から山道を登る。いたるところにアズマヤの休憩所がある。いささか多過ぎるのではないか。展望台もたくさんある。 まだよく鳴かないウグイスが笹薮を出入りする。樹上の枝をちょろちょろ動いて虫を食べるコゲラも2〜3羽いる。ホオジロもいる。やかましいヒヨドリはたくさんいる。 竹林経由の道をたどる。ボランティアで登山道の補修をしている男3人あり。竹林の竹を伐って、それで杭や階段を作っていらっしゃる。3箇所ばかり飲料水の水場を造り、一番上の水場は「ししおどし」になっている。 10:00稜線に上がり、NHKの電波中継塔、このあたりは頂上と同じぐらいの高さ。風は緩いが、やや寒い。おばさん軍団10人ぐらいとすれ違う。電線に止まっている2羽の小鳥、なんやろな。それはシメだとのこと。ふーん、難しいな。 |
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10:20飯盛山頂上314m、ここには南北朝のころ四条畷戦で敗戦した楠木正行の若き日の銅像が建つ(昭和12年建造)。銅像の顔は童顔で、りりしい。彼はここ四条畷の古戦場で、22歳の若さで戦死したという。 なにか小鳥の声が響く、なんの鳥かな、と思ったら、どっかのおじさんが鳥寄せの笛を吹いていた。かなわんなあ。 トンビが舞う。 それでは、下山へ。北側の樹林帯へ入ったら、風がなく陽だまりは暖かい。楠公寺は門に施錠あって拝観できない。竜王神社は急な石段の上にあり、下から眺めるだけ。 楠公寺の左横、北側を下る。下りたところが滝の水場、きれいな湧き水があってポリタンに汲んで持ち帰る方もいるようだ。杉林を経て谷沿い道を下れば三叉路、ここから右へ権現川ハイキングコースを登る。左右は杉・檜の人工林、林道がハイキングコースとなっている。この権現川の水源が室池。 滅多に来ないからと、右に200mほど入ったところの権現滝を見物。滝の上部は少し凍っている。 やがて、室池というあたり、おっ、川の宝石・カワセミがいる。木下さんと中川が嬉しく観察する。左の林に入っていたのが、また出てきて上流へ消える。嘴が黒いのがオスだとのこと。アカハラに似たのも1羽、水を飲みにやってきた。 そのすぐ上でキセキレイ1羽、ハクセキレイ2羽(ツガイ)がいた。ハクセキレイは背中の色が薄い方がメスらしい。室池には水鳥が少ないとの予想だったが、結構いる。キンクロハジロがいる。これは珍しくないそうだ。 室池の堤防は風が通って寒いのでもうしばらく池の南側の樹林を歩き、風のない陽だまりで昼食休憩とする。中川の用意したピリ辛豚汁で温もる。 帰途は主として室池の水鳥観察。池の東側に出て眺めれば、マガモ、多くのオシドリがいる。さらに池の北側を回りこんで展望所から見ればオシドリを比較的間近に観察することができた。羽を広げて水浴びする(あるいは求愛ダンスのアピールか?)姿は鮮やかで楽しい。 かるがも橋から東を眺めれば、尻尾の丸いカモが40羽ほどいた。それはヨシガモというのだそうだ。これは珍しいらしい。 蟹ヶ崎ハイキングコースを下って、駐車場で面白いものを見る。それはジョウビタキのメスが駐車している車のバックミラーに飛び掛り、足蹴にしてミラーに乗る。それを何回となく繰り返す。4台あった車の3台ほど繰り返しやっていた。矢作さんによると、それは縄張りを守るための攻撃で、鏡に映った自分の姿を敵と思って攻撃するのだという。なかなかすごい戦闘性だと思う。 |
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街中へ至り、南野6丁目付近で、珍しい十三仏拝観。御机神社をお参りして、本堂裏へ回ればなにやら大型の鳥が動く。白っぽい地に黒い斑のある羽をバタバタさせて逃げる。ひょっとして傷ついた鳥かな?と思ったが、表へ飛んで行ったようだ。みんなに問えば、水平飛行で何かが行ったようだ、トラツグミではないかとのことだった。 四条畷神社を拝観し、ついでに楠木正行の墓にも詣り、そこの巨大なクスノキを鑑賞する。正行の死後、植えられた2本のクスノキが合体し、1本になったらしいが、周囲に張り出した大枝のすごさにはたまげてしまった。 今日は珍しい野鳥を矢作さんにいろいろ教えていただき、ありがとうございました。また、矢作さんの、野鳥を見て新鮮な感動を覚えられる姿に教えられるところがありました。常々惰性で生きている私どもにとって、もっと感性を磨かなければならないということですね。なお、今日は、歴史ハイキングの意義もあって、いい一日だった。 |
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