平成13年度忘年会


うかつだった。

久々に、これまで撮りためた画像の整理をしようとしてマイピクチャフォルダを覗いてみたら、中になにやら見覚えのないフォルダがあった。

「フォルダ名は、bonen?」
「なんだろ、ボーネン?」
「もしかして。。。忘年?」

ごめんなさい、すっかり忘れていました。自慢げにカメラ持ってきて、店内やら路上やらでところかまわずパシャパシャ撮っといたにもかかわらず、まるっきり失念しておりました。

しかしまあ、一応弁解だけしておくと、年末・年始に会社の研修があり、しばらく大阪を離れていたこと、研修が終わるや担当部署の(僕がいない間に溜まり溜まった)仕事を山のようにこなさなければならなかったこともあり、自身のサイト構築、ファイル整理にまで手が回らなかったというわけで。それに、画像の編集は済んでたんですよ!そのこと自体もすっかり忘れてたけど。

せっかくなんでアルバムの構成も変更させてもらいやす。一応、今回の忘年会(果たして、オフィシャルなものだったかしら?あまりの人数の少なさに、今更ながら自信がない)に残念ながらも参加できなかった方々にも臨場感を味わってもらおうと、時系列に写真を並べていきますわね。




。。。てなわけで、舞台は変わって京都。約束は阪急世界地図前に17時。とかいっても、結局この時間に現れたのは植前ただ独り。その次に現れたのは小林だったとかなんとか、ってもちろん伝聞調で、僕が現れたときには既に1次会は終わってて、次の店探しの最中だった。川野もちょうどその頃京都に着いたばかりとかで、2人して

「めしくいたい!」
「めし!めし!」

と千葉ぶりを発揮(因みに当の千葉は不参加)。そこで鶴の一声、山崎が近くのラーメン屋が気になるから入ろう、というので皆それに概ね合意する。しかしそこのラーメンの微妙な味。うーん、けして不味くはないが美味くもない。しいて言えば変な味。店を出てから、この店を薦めた本人に「あの店、そんなうまくなかったけど?」とか尋ねてみると、

「いや、面白い味や、聞いてたからな!ワハハハハ!」

。。。酒が入ってたら殴ってました。多分。


気を取り直して、2軒目の店、いろはかるた三条店へ。なかなかいい店が見つからなくて、結局四条から三条までぶらぶら歩きました。この時点でメンバーは若井、保坂、名古屋から植前、東京から山崎、大分から関空経由飛行機で川野、香川からフェリーで篠原、高校の同窓会をそそくさと抜けて長岡、と僕の8人。小林は引き続きゼミかなんかの飲み会に行ったとのこと。それにしても、遠くの人間ばっかり寄ってたかって来てるような気がする。直やんがハワイから来ていればまさに完璧だったけど。

まあそれはさておき、2次会とはいえ皆快調な滑り出し。よほどさっきのラーメンの口直しをしたかったのか。

川野はしきりに「保坂は腕を上げた」と繰り返し、若井はお運びのお姉さんにバカ受けし、保坂は「食えりゃいいよ、食えりゃ」と誰にともなく言う。付け合せのパセリが皿に余っていれば、誰かが「本岡も呼べばよかった。。。」とまるで故人の思い出を懐かしむようにそっと呟く。まさにいつも通りでした。

いま気付いたけど、後ろのお姉さん結構かわいいよね。

皆思う存分食べ、飲んで一段落。植前としゃべっているところを長岡に盗撮される。もう、この盗撮好き!。。。かどうかは知らんけど。

飲み会の締めのデザートはもちろん、居酒屋の定番、シャーベット。僕はいつも通り、全品頼んだ。そしていつも通り、保坂が「そんなにあるんだったら1個ぐらい頂戴!」とかっさらっていく。ハゲタカのように。

ってなところで、とりあえず2次会はお開きに。タクシー2台に分乗して、若井邸へ。カレーうどんについて云々する間もなく。



隣のローソンで買出ししてから、若井邸に宿を借る。こういうときにも、もちろんグレープフルーツジュースは忘れない。最近どこかで読んだのだけれど、飲んだ後のグレープフルーツ(オレンジ)ジュースは生理学に適っているらしい。適度なビタミンCの補充が必要、ということ。まあ当たり前といえば当たり前だが、とりあえず、自己弁護できたので良しとする。

そして真ん中の3人だけなぜかノリノリ。川野は篠原の「げっパー」が気に入ったらしい。同じく山崎も「THE DOG」のぬいぐるみがいたく(痛く?)気に入ったようす。目なんか、少々イッちゃってます。因みに、ひとしきり騒いだあとノリノリの2人(川野・山崎)はわざわざタクシー捕まえて北白川の東龍にラーメン食いに出かけて行ってしまいます(結局東龍は休業してて、天下一品に行ったとのこと)。おお、ものすごいラーメン熱(ラーメンを食べたいという情熱)。

それにしても、その他の3人はどうしてこんなに落ち着いてるんだ?保坂なんて、さながら推理中のシャーロックホームズ、もしくは挑発的なエマニュエル婦人です。



なぜかは知らないけれど、若井邸にはいつも訳の分からないグッズが豊富にあるもので、僕に関して言えば、トミーのマイクロペット「ダック」にもっぱらご執心の様子。

「ダック、おはよう!」
「ダック、クールクル!」

と声を張り上げてみるものの、畜生以下の悲しさよ、まったく僕の言うことを聞かず、ただワンワン鳴きながら頭の先の LED をピコピコ点滅させるばかり。他人のものでなければ、ベランダから糺の森の奥にでも放り投げてハシボソガラスの慰み物にでもしてやりたいところだったけれど、さすがにそんな大人気ないことはしないのである。所詮トミーはトミーだ。幼かった頃を思い出してごらん、トミカパーキングのそれはちゃちだったこと!たとえ20年の時を経ても、そういった本質的な部分については、しばしばなんら変わらないものである。



そのうち、植前も「THE DOG」が気になってきた様子で、とりあえず乗っけてみる。しかし、どうもイマイチ(ノリでなく)乗りが悪い。(魍魎ならぬ)毛量の問題か。そして微妙に犬自体がかわいくない。哺乳類というより、どちらかというと昆虫類に近いような気がする。

加えて、植前の自然な笑みがどこかアンバランスさを感じさせる。山崎の場合のそれが、まるで人格を乗っ取られたかのような忘我の表情から、セミタケによって蝕まれた蝉の幼虫を思わせた(単一世界における異種の同化、あるいは再生)のに対し、植前のそれは、それらがあくまで別次元のもの同士であるということを強調するもの(異世界との邂逅)となってしまっている。写真を撮ってみたら、たまたまそれが写ってしまっていた、という感じに。まあ、逆にそこが乾いた恐怖をもたらすのかもしれない。山崎の直截的な、生々しい恐怖(こういった類のものは、逆におかしくて笑いが止らなくなることもあるのではないか?)に対して。

まあ自分で書いてても良く分からんことはさておいて、4人揃えば何はなくともまず麻雀。お気づきの方もいるかと思うけれど、既に保坂は隣の部屋で爆睡中。ついでに篠原も。それにしても麻雀とは久しぶり。

久々にやってみると、やはりなかなか楽しいゲームである。しかも社会人になってみると、昔打っていたレートの安いこと。たったこれだけのリスクで朝まで遊べるなんて、リーズナブルだ、と改めて思う。にしても、1晩でマイナス200オーバーした時は泣きそうだったなあ。。。と今は亡きルックウィン洛南(旧佐々木邸)での悪夢をちらと思い出してみる。学生にとっては死活問題だったのだけれど。

4半荘打って、結局プラス60.でおしまい。打ったのも久しぶりだけれど、勝ったのはもっと久しぶりだろうか。とにかく、昨夜のいろはかるた分が全部出たのは大きかった。まあ、1ヶ月間も下らない研修で彦根の山中に閉じ込められてたのだから、これくらいの余慶に与れなくては体がもたない。



とにかく僕らはそういうふうにして朝を迎えた。僕は JR に乗りたかったので、京都駅から高速バスに乗るという篠原と連れ立って下鴨神社前からタクシーに飛び乗った。

「。。。ふたばの前でちょっと停めてもらえますか?」

せっかく京都に来たんだから、ということでバスの時間を気にする篠原を豆餅を買いに並ばせる(鬼?)。年末のせいかふたばはものすごい行列だった。彼女が行列に埋もれている間、僕はタクシーの運転手と世間話をしていた。彼が言うには、この業界もご多分に漏れず不景気だ、ということだった。ふと目を戻すと、餅を買いに並ぶひとの列が見ぬ間に少しだけ、長くなっていた。








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