僕 ら の 遊 山 遊 谷

比良、鈴鹿、紀伊半島東部(香肌峡、宮川)

My Favorite Valleys

 二流の山、三流の谷、そんな言葉が似合いそうな山域だからこそ、人と山との係り方を見つめ考えさせてくれる。トロッコのレール、忘れられたソマ道、炭焼き釜の跡、かつての人間の営みが残置物となり、全て自然と同化し、深々とした森に返っている。秘境とは人跡未踏の地を言うのではなく、自然の価値は原生林で決まるのでもない。わずか1000メートル前後の低山地帯ながら、共存共生を保ち、深みを失わないこの山域には惹かれる自然が今でも残っているのだ。(Y)


芦生

穏やかな流れに京都らしい美を誇る芦生原生林の森。これからも歴史を積んで後世まで守って欲しいと思う。


宮川 地池谷

大和谷自体はやや平凡だが、支流群はよく滝を抱えて主人を盛りたてている。
宮川にはそういった感じの谷が多い。(大和谷支流地池谷の下部ゴルジュ)



鈴鹿 神崎川

関西の小黒部と言われる愛知川渓谷、神崎川です。
最近は林道ができ、バリエージョンルートにハイカーが道をつけ、もうこの名渓は将来残らないでしょう。



比良 口ノ深谷

奥ノ深谷に存在感を奪われた二流の谷、口ノ深谷は幾分人臭くないので好きです。
写真のゴル滝と最後15mの滝に登攀力が試されます。巻いちゃだめです。



香肌 唐谷

(唐谷の三ノ滝下) 江馬小屋谷、布引谷、奥ノ平谷、三重県の香肌峡には
地味で渋めの谷が集まっています。



鈴鹿 宮妻渓谷

鈴鹿山脈の三重県側は小規模ながら急な谷を形成しています。
中ノ谷支流カナヤマ谷から水沢ダイレクト登攀中、見下ろす宮妻渓谷。



比良 ヘク谷

ヘク谷は修行僧が登るときは八つの滝、下るときは九の滝だったことからついた名前らしい。
と言うように適度な滝が連続する藪谷です。最後は女郎池に辿り着きます。



比良 クルシ谷

白滝谷の支流クルシ谷は昔は葛川越えという往来が頻繁にあった谷です。
今でもその名残が部分的に見られます。自分は頻繁に使いますがまず人と会ったことないです。
やっぱり懸垂下降しなければならない道は比良に来る人層から言って道じゃないのです。



宮川 地獄谷

大杉谷系の支流を片っ端からツメたときがあった。
しかし、どの谷も人跡が濃いのがこの宮川水系だった。
地獄谷でさえ炭焼釜があったのには驚かされた。(2段15m)



鈴鹿 滝洞谷

鈴鹿の谷はヒルが多い6月から8月にかけての季節がより鈴鹿らしくて素晴らしい。
滝洞谷は石灰岩が生んだ芸術のゴルジュ。
それにヒルやアブが加わるとモンクの叫びのような美を醸し出し、登攀意欲をそそる。

(記録は全て単独遡行)


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