野糞のお手本


原始人は一体どうしていただろうか?
恐らく、あるがまま、成すがままに行っていたのではないだろうか。
しかし未だにこの化石だけは発見されていない。
野糞の化石
例えこれを目にしたとしても、野糞道を極める我々以外、
見極める人間など存在しえないのかもしれない。

渓流野糞会は全ての渓流釣師たちへ
お手本となるべき野糞の作法をここに紹介しよう。


渓流野糞道 其弌

これがセオリーだ!
ザ、穴掘り!

序文

古来より野糞といえば、この穴掘りによる脱糞だったに違いない。
古き書物や旅の記録を見れば、野糞と言えば、必ずと言っていいほど、
この穴掘りを行っている。
また、現代に生きる山人たちもまた、同様の作法であった。

何故、穴を掘り、埋めるのか?

それはきっと、屋糞の名残なのか?

或いは、
他人様に見られたくないという、言わば武士の恥じらいなのであろうか?

それとも
既に、自然分解能力という魔法を発見していたのであろうか?

なぞは深まるが、古き人間たちの伝統と経験は、
意図知らずして、現代を生きる我々の生活の土台となっている事が多い。
例えば、日本の料理や、米の作り方、或いは漁法であったり、
渓流釣りで言えば、馬の毛と竹を使った毛鉤釣りの仕掛けなど、
今、道具は変わっても方法はなんら変わりは無いのだ。
そして野糞の作法も。

我ら渓流野糞会は、古き文化と技を尊敬し大切にしたい。
古き野糞道たちの手法全てを、そのまま受け継ごうではないか。

まあーそんなに力む?話ではないのだが・・・。


穴掘り作法

渓流で、落ち葉などの腐葉土が堆積した場所を探す。
よくミミズが居そうな場所である。
腐葉土を手で掘ると、やがて土が顔を出す。
さらに石やハンマーなどを使い、野糞が納まりそうな深さまで小さく浅く掘る。
素早く脱糞後、糞が分解されやすいように薄く広げる。
もとの土を被せ腐葉土を覆う。
あなたの野糞は1年も経たないうちにバクテリアに分解され、
綺麗に無理無駄なく自然に溶け込むであろう。
(紙の処理は其参を参考に)

「photo挿入]


注意点

1、渓流沿いの砂地は絶対だめ!自然分解能力に劣るし、
いつかは増水して流されてしまうため。

2、腐葉土の下が岩地や石の場合も、同様の理由でにだめです。

3、ゲジゲジ虫やヘビ噛まれないよう、素早く脱糞せよ!(経験上です)

4、群がるハエを餌に使用しないこと!(岩魚の気持ち考えよ!)


渓流野糞道 其弍

これがマナーだ!
ザ、お持ち帰り!

序文

渓流沿いでは、森の木々が眩しく、もっとも安らげる景観ではある。
しかし高度も上がり、2000m付近からは、木々はなくなり、
お花畑に続く荒々しい岩場となるであろう。
次は、この岩場での作法を説くことにしよう。

渓流釣りでは登山道をアプローチとするケースも多い。
或いは、沢を詰めて稜線を帰路とすることもあるだろう。
そこからは登山の世界である。
シーズンともなれば、稜線の登山道は賑やかになる。
腐葉土が無い、岩場、稜線付近での作法
もはや登山では常識となってはいるが、
あえてここに紹介しておく。

それはズバリ携帯トイレ、糞袋のことである。

サニタクリーンと呼ばれるお持ち帰り専用のビニール袋のことである。
吸水シートがついているし、ジップロックにも劣らない高い気密性。
簡単に言えば、紙オムツ付きジップロックだと思えば想像し易い。
そして、家に持ち帰っても、ビニールと分別廃棄できる点も素晴らしい。

リンク「サニタクリーン」

いかにこの作法が常識であるかは、ここを見れば解る筈だ!

リンク「山のトイレを考える会」

リンク「山のトイレを考える会リンク集」
(ご協力有難う御座いました)


糞袋は登山を兼ねての釣りであれば必携だと考えるが、

しかし・・
普段、岩場や稜線など、ほとんど利用しない釣師にとって、
野糞のお持ち帰りなど考えもしないだろう。
例え、これを読んだとしても、
この作法を実践する人は決して多くは無いと思う。

何故か?

・めんどくさい!
・穴掘りで十分だ!
・汚い物ザックに入れたくない!
・荷が重くなる!
・俺は登山者じゃないぞ!

うんーわかる、よーくわかるよその気持ち!

確かにそうだ。しかし、そろそろ・・・
「綺麗な岩魚だ 蒼く透き通る水 美しいお花畑だ ブナの森は素晴らしい
綺麗な写真が撮れた キノコ、山菜・・・」

などと、ほざく前に少しだけ考えて!

あなたが見ている美しい渓流光景に白い紙が・・・

全てが本物の自然であったら、どんなに素晴らしい事か!
何故、渓流は美しく素晴らしい自然が集約されているのか?

ザックは僅かだけ重くはなるが、
時には、そんな気持ちで渓と向き合って欲しいと願う。


お持ち帰り野糞袋の使い方

男の場合
大小同時噴射は不可能、態勢を変えて対応すべし。
糞はオムツに直噴すべし。

女性の場合
大小同時噴射は可能かも?
(女性会員が居ないので使用状況不明)

注意点
1、稜線へのアプローチ、無人の山小屋利用の場合は必携としたい。
2、家に持ち帰っても、分別廃棄を怠らずに。(汚物はトイレに流す)


意外に便利
  1. 車での家族旅行でも、携帯していると便利。子供用など。
  2. 渋滞の高速道で緊急時役に立つ。特にピーの時に!


渓流野糞道 其参

拭き物道!
トイレットペーパー
携帯ウオッシュレット
究極ノンケア


あなたならどうする?

トイレットペーパー

お持ち帰り袋を使用するのであれば、糞と一緒に処分できるであろう。
しかし、穴掘りの場合は一緒に埋めるのか?・・
残念ながら、それは出来ない。

トイレットペーパーは水溶性ではあるが、土のバクテリアでは分解されない。
つまり、残ってしまうということだ。

そこで、私が実践している簡単な処理方法を紹介したい。

つまり、燃やす事だ。

ライター一つで気持ちよく燃えてしまうのだ。
燃えかすもほとんど出ないし、燃やす事で、
トイレットペーパーは炭化し、腐葉土に混ざって、やがては消えて無くなる。
しかし、炭化したものはバクテリアによる分解作用は無いが、
腐葉土に潜む微生物たちが活用してくれる。

湿っていて燃え難い場合は、多少強引ではあるが、
落ち葉などを利用し、燃やし尽くす事が望ましい。


携帯ウオッシュレット

極めて肛門を清潔にしたい人、或いは痔の方、
さらに野糞マニア御用達の逸品がこれ!



現在、正式な商品としても色々出ているらしいが、
これは、あくまで個人的趣味の範中である。
残念?ながら、我が会員にも愛用者が居たのだ!


究極ノンケア

私が最近実践している究極の拭き物作法はこれだ!

つまり、一切拭かないということ。

肛門糞は歩いているうちパンツと擦れて、自然と綺麗に処置される。
問題はパンツのほうだが、水に濡れないときは、
カパカパに乾き、臭いも心地よい。
しかし、水に濡れてしまうときは、自然と洗濯されてしまうこともある。

この作法の良否は別として、
紙の始末に困る事は無いし、ゴミを出さないという点では優と考える。
しかし衛生的には劣る。

もっと突き詰め、ケツ毛の処理から行ったほうが、
不要なうんこ玉が出来ずに、清潔であった。


渓流野糞道 其四

外道な釣師!

外道・御法度釣り師よ、さらば!

1、渓流水直糞。

2、水源付近での脱糞。

3、河原、砂地での脱糞。

4、岩場、登山道、稜線、雪面での脱糞。

5、生きた草や葉を拭き物に使用しないこと。

以上に挙げた以外でも、自然浄化されにくい状況は様々に考えられる。

他人に迷惑よりも、自然に迷惑な脱糞だけは絶対行ってはいけない。

しかし残念ながら我が会でも例外は多い。(野糞の逸話のコーナー)
それはきっと緊急を要し病む終えなかったからに違いない。
我々も過去の経験を反省し今後さらに素晴らしい野糞道を歩んで行きたいと思う。

野糞放置とは、ゴミを山に捨てるより悪行であると考えたい。
そろそろ釣り師の汚名挽回?といこうではないか。

如何であろうか!


END
(記: 2002.1.10 野糞会D)
(改正:    )


HOME

Ads by TOK2