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4月
久方のひかり優しく庭園の銅像と聴く冬の楽章 私の知らない何を捜しているベルリン天使の憩う図書館 靴音を響かせ歩く石の道誰も知らない故の強がり つまさきの痛みに体を横たえる病院めいた白いバスタブ 私も殺すあるいは殺されるジェノサイドの塔 扉を閉めよ |
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3月
末世と老女つぶやくさりながら私はなおも生きねばならぬ あつあつのあめ湯に豆腐二匙とサツマイモ片入れたデザート 熱いからお気をつけてと注意されそれがなにやら楽しくてならぬ ミャンマーの青年静かに年を越すこってりとしたロティを売って 一晩で警察官の一月の収入を得るミャンマー青年 |
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2月
描くことは楽しい遊び鮮やかな色でマティスの夢は織られる 老年のマティスに侍る助手として切り絵の紙に色塗る私 アプローチ、モチーフ常に変えながら君に告げたいことは変わらず あきらめることも許されない私と未だ葉を持つ師走の銀杏 私と会えない時は苦しめと君のうなじに残す口づけ |
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1月
火に水を灯せたならばそれなりに淡い思いも叶うのだろう アラビアンナイト異国の文明は中途半端に美化されるもの 銀の声響かせ今日も物語るシェラザードその耳輪にならん 本当に人の命は尊いか明かりを消せば背後より声 おそろしくなるまで秋はあたたかく花の香りがひどくけだるい アドバイス与えながらも母はまた自分のレプリカ私に探す |
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