徳島県



高原石油株式会社
(TiO-TAKAHARA)

設計:中川建築デザイン室
所在地:徳島県徳島市東船場町
用途:
オフィス・商業施設
竣工:1932年(昭和7年)
増築:1998年12月
構造:不明
規模:地上5階


掲載雑誌:
建築知識2000年6月号(P201)

撮影カメラ:
デジタルカメラ(334万画素)
SONY(DSC-P1)

HP作成日:2002年3月9日
更新@:2002年11月24日(概要修正)


明治29年創業、100余年の歴史と伝統を持つ地元の名門企業、高原石油の本社ビルです。
昭和初期建設の建物で、西側に前面道路、東側に新町川のボード・ウォークという立地。
近年リニューアルされ、西側ファサードはそのままに保存、東側はアルミとガラスの現代的な素材を採用、新旧ふたつの顔を持つユニークな建物となっています。
低層階はテナントで、ブティックやHP作成会社などが入っています。 高層階は社屋。
有形文化財にも登録、そして第8回徳島市街づくりデザイン賞受賞。




こちらは西側ファサード。 前面道路側であり、メインエントランスのある面です。
タイル貼を基調とし、腰下を石貼、そして左側のエントランス廻りも石貼となっています。 現在はテナントの入口になっていますが、当初は社屋のメインエントランスだったのかもしれません。 この部分より高さの変る庇が配され、そして建物右側には特徴的な丸窓が見られます。




こちらは東側ファサード。 すぐ前は新町川であり、川沿のボード・ウォークから歩いてくる人を迎え入れるように構えられています。
ファサードはガラスカーテンウォールとし、一部波打つ形状が見られます。 写真右は妻側部分、既存タイル壁とアルミとの取合。




リニューアルで設けられた、この建物を特徴づける吹抜部分。 1階の床仕上は木を採用、川沿のボード・ウォークと連続しており、この空間を中心に各テナントへとアクセスします。





3階に設けられたデッキ、何かのイベントや展示会など、多目的に利用できそうです。
この部分は旧社屋の屋上に当たり、ボード床は吹抜回廊と連続しています。

古いものの記憶を留めながら、新町川に向けて全く違う新しい顔を創り出しています。
ボード・ウォークとの連続性など、開放的でなかなか魅力ある再生手法だと感じました。


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