設計:安藤忠雄/安藤忠雄建築研究所 所在地:大阪府大阪狭山市池尻中 用途:博物館 竣工:2001年3月 構造:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造 規模:地上3階
掲載雑誌: 新建築2001年11月号(P114) 撮影カメラ:デジタルカメラ(334万画素) SONY(DSC-P1)
HP作成日:2002年2月3日
狭山池の側に建てられた、治水や灌漑をテーマとした博物館です。 狭山池は7世紀の初め頃に誕生した日本最古といわれるダム式のため池で、1400年もの歴史の中で何度となく改修が続けられ、堤や樋といったような数々の貴重な土木遺産が見られます。 大小2棟の矩形が見られますが、実際は1階で繋がっており1棟です。 「ファサード」 コンクリート打放しの力強いフレームを基本に、内側はガラスカーテンウォールやスチールパネルといった仕上になっています。 城の石垣のような、花崗岩の石積で囲われた建物周辺。 (写真中央)アプローチの長く延びるスロープ。 建物周辺は広場や階段、植栽で整えられ、そのまま狭山池まで連続しています。 エントランス途中まで打放しの壁で導かれます。 地上から水庭へと至る打放しの階段。 太いスチールパイプ手摺が見られます。 「水庭」 水をテーマとした建物とあって、ダイナミックな水盤が設けられています。 水の落ちる音としぶきが大変な迫力。 (写真上段左)まずは静かな水盤、しかし水の落ちる音だけは遠くから聞こえています。 ここは建物レベルでいうと3階で、そこから下へと降りて行きます。 (写真上段右)両側に長く滝を配したダイナミックな水盤、レベルは1階。 滝に虹が架かっています。 (写真下段左)水盤左側の様子。 滝の両側には長く延びる通路があり、流れ落ちる様子を間近に体験出来ます。 (写真下段中央)円形のコートへ至る打放しの開口。 (写真右)滝の内側に設けられた通路。 「円形のコート」 エントランス前に配された円形のコート。 弧を描く打放しの壁が建てられ、その内側を緩やかなスロープが巡ります。 エントランスのあるレベルまで上り詰めると、円柱で支えられた庇が長く延びています。 エントランスを抜けると縦長の吹抜空間に巨大な堤が目に飛び込んできます。 堤の横には長い長いスロープがあり、展示空間へと歩いて行きます。 1階展示室「第4ゾーン」。 2層吹抜の広々とした展示空間です。 江戸時代の木製枠工や石樋が再現されています。 1階展示室「第5〜6ゾーン」。 ガラスカーテンウォールの巨大な吹抜空間。 昭和期のコンクリート取水塔と、足元には江戸時代の中樋が展示されています。 (写真左〜中央)1階展示室「第5ゾーン」、近世の土地開発と狭山池をテーマとした展示。 (写真右)2階情報コーナー。 リストへ戻る
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