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奈良県 |
室生寺(金堂・五重塔) 所在地:奈良県宇陀郡室生村室生 用途:仏堂 ■金堂 竣工(建立):9世紀初期(平安時代初期) 大修理:1131年(天承元年) 改修:1672年(寛文12年) 構造:木造、桁行五間、梁間五間、寄棟造、柿葺 ■本堂(灌頂堂) 竣工(建立):1308年(延慶元年) 構造・規模:木造、桁行五間、梁間五間、入母屋造、桧皮葺 ■五重塔 竣工(建立):800年頃 構造・規模:木造、三間五重塔婆、桧皮葺 撮影カメラ: |
五重塔の桧皮葺屋根が美しい室生寺です。 この五重塔は1998年(平成10年)9月の台風で、高さ約50mの杉の木が倒れ掛かり、大きな被害が出ました。 ニュース映像での痛々しい姿が思い出されます。 しかし2000年(平成12年)9月に無事修復が終り、一般に公開されました。 五重塔よりさらに登りつめると、原生林に囲まれた奥の院があります。 ![]() (写真左)太鼓橋。 (写真中央)表門。 太鼓橋を渡った正面にあります。 (写真右)仁王門隣にある簡素な門。 ![]() 「仁王門」 門の下、左右には仁王像が立っています。
![]() (写真左〜中央)ばんじ池。 (写真右)よろい坂。 この坂を登ると金堂へ至ります。 ![]() 「金堂」 五間の単層寄棟造りのこけら葺き屋根。 江戸時代に付け加えられた、石垣上に張り出した回廊があり、屋根はこの部分より緩やかに角度が変わっています。 優雅、独特な構え。 内部には釈迦如来立像、薬師如来像、地蔵菩薩像などが並びます。 ![]() (写真左〜中央)拝所。 金堂の前に建っています。 (写真右)弥勒堂。 ![]() 「灌頂堂」 金堂よりさらに上へ登ると本堂(灌頂堂)へ至ります。 室生山中でも最大の仏殿。 和様を基本とし、唐様と天竺様を応用した独特のスタイルとなっています。 ![]() ![]() 「五重塔」 本堂(灌頂堂)左手、坂の上にやっと姿を現します。 実際に見てみると実に小さく、謙虚な姿です。 高さは16.7m、屋外に建つ五重塔では最小規模。 修復においては全層解体とするかなど様々な方法が検討され、結局被害の大きかった4〜5層は解体、2〜3層はジャッキアップで進められました。 屋根は創建当時は板葺き、室町時代にはこけら葺き、そして江戸時代は桧皮葺という具合に変遷しています。 つまりその都度厚みが変っているので、時代ごとの修復で職人たちは屋根のむくりをどう修正するか葛藤があったようです。 その痕跡が今回の解体で初めて明らかになり、改めてむくりの角度を検討、明治の修復の時よりも少し戻されて進められました。 部材においても使えるものは当時の材をそのままに、あるいは再加工して他の部分へ流用するなどして、屋根の桧皮葺以外はほぼ天平時代当初の姿を観ることができます。 リストへ戻る |
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