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兵庫県 |
神戸女学院総務館・スミス記念講堂 設計:ウィリアム・メレル・ヴォーリズ/ヴォーリズ建築事務所 撮影カメラ: HP作成日:2002年4月26日 |
![]() 関西でも伝統と歴史あるミッション・スクール、神戸女学院。 1875年(明治8年)創立であり、当初は神戸市内、山本通にありました。 現在の地に移転したのは1933年(昭和9年)で、キャンパスは関西学院と同様にスパニッシュ・ミッション・スタイルでまとめられ、象徴的な中央中庭を持った配置計画となっています。 しかし中庭を囲む建物はそれぞれが渡廊下で繋がれ、その為にこの中庭は閉ざされた空間となっています。 回廊のような渡廊下と、部外者を受け入れないような配棟はさながら修道院のよう。 このあたりは関西学院と異なります。 総務館・スミス記念講堂はその中でも中心的な建物。 このひとつの棟に総務館、講堂、礼拝堂の3つが備わり、それぞれに独立したエントランスを持っています。 ![]() ![]() 総務館エントランスの様子。 木製扉、建具金物、照明器具などなど当時のまま。 外壁はタイル貼り、内部は石張り仕上、扉上部はアーチ型で縞模様のタイル貼りが見られます。 ![]() (写真左)総務館、2層吹抜廊下。 左手に講堂、右手に総務の事務室があります。 (写真中央)廊下の壁に見られる縦長アーチ窓。 これらは隣の講堂の窓です。 材質はスチール製で、当初からのものをずっと使い続けているようでした。 (写真右)総務館エントランス前の大階段。 踊場には幾何学模様の施された大きなステンドグラスが見られます。 ![]() 「スミス記念講堂」 講堂のエントランスは東側に設けられています。 3つの大きな木製扉が並び、上部にはバルコニー、そしてアーチ窓が並んでいます。 写真中央は下足場、写真右側はエントランス・ホール。 ![]() ![]() 講堂内部の様子。 ヴォーリズ特有の木造トラス小屋組は見られず、弧を描いた独特な天井となっています。 さらに中央付近には星型の照明。 座席は緩やかな勾配がつき、チャペルで使われるような椅子が採用されています。 左右の壁には総務館廊下で見た縦長アーチ状の窓が並び、そしてその下には暖房器具が設けられています。
![]() ![]() 「礼拝堂」 礼拝堂は建物西側に位置しています。 ソール女史を記念して建立されたため、ソール・チャペルと呼ばれています。 エントランスは中庭に面して設けられ、コリント様式の円柱、上部には薔薇窓が見られます。 ![]() ![]() 礼拝堂内部の様子。 石積み仕上の壁、木造トラスの小屋組、側廊の連続アーチと円柱により構成されています。 窓から射し込む光で内部は黄金色に輝き、静謐な雰囲気。 側廊にできる濃い影も良い。 ![]() (写真左)エントランスで見た円柱とはまた違った装飾。 (写真中央)当時から残るスチール製の窓。 (写真右)講堂と同様、おそらく当時からのものと思われる暖房器具(スチーム・ヒーター?)。 滋賀の豊郷小学校では既に取り外されていましたが、こちらはまだまだ活用され続けていました。 きき過ぎというくらい、ものすごく暖かかったです。 全体を白でまとめられた関西学院に対して、こちらは基壇部をタイル張り、上層部をスタッコ塗りでまとめています。 女学院ということと、関西学院直後の設計ということもあってか、さらに洗練されているような印象でした。 リストへ戻る |
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